【日光スピードパーク】

[1999/11/26]

パイロンスラローム中。
ロールしています。
けっこうロールするんですね(^_^:

日光スピードパーク
 大井さんのドライビングスクールに参加するため、 日光スピードパークに行ってきました
 そこは、日光宇都宮道路 今市IC を降りて 5分、 「コース」というよりは木々に囲まれた小さな「広場」といった感じのところでした。  こういった施設は、競技車両が集まることもあって、 まわりに民家が少ないところが選ばれる事が多いです。  ここもその例にもれず、林道(?)を 1 km ほど入ったところにありました。
 走れる事も楽しみでしたが、11月下旬、季節は秋。
木々に囲まれているせいか日差しも柔らかく、紅葉が奇麗でした〜。
 さて、本題に戻りましょうか。
 走れる事が楽しみ、と書きましたが、半分は緊張です(^_^:
オーナーズミーティングなどに参加しているとはいえ、 実は、一周まるごとフリー走行というのは初めてなんです(^_^:::
 このコース、率直に言って「狭い!」です。
エスケープゾーン? 無きに等しいのではないでしょうか(^_^: 少し暴れられるのは、広い部分にパイロンを置いたコーナー一個だけで、 他はワンミスで土手かジャンプか!?というとっても怖いレイアウトです。  皆でコースを歩きながら大井さんの説明を聞きましたが、 「ここは滑る」「ここは飛ぶ」「ここは刺さる」と散々脅されてしまいました(^-T)

もしかして、参加しない方が良かったのかも(^_^:  無事に家に帰れますように、、、(祈)
まずは走ってみましょう
 慣熟走行も終わって2台ずつのフリー走行です。
では、まずさっそくトラクションコントロール・オフ(爆)
最高速は約 100km/h なので、 2速ホールドでブレーキ・アクセル・ステア操作に専念できます。
 最初、フェイントやパワースライドで大きく姿勢を乱して、 それをリカバーしようとしていました。  が、考えると、大きな乱れを直すには大きな修正が必要になり、 大きな修正は小さな修正より難しいんですよね。  なら、修正をするより、修正しないで済むようにコントロールする事を 考えながら走った方が良さそうです。  修正しないというと語弊がありますね。  実際には「コントロール=微修正」ですからね。  その事に気付くまで半日かかりました(^_^:
 その後は、滑らせないように、アンダーやオーバーを出さないように、 丁寧な操作で走る事を心がけました。  といっても、まだまだまだ初心者なので、 勝手にコントロール不能になることもしばしばでしたが(^_^:
 知っての通り、私は NSX が「初めての後輪駆動車」なんです(^_^:  しかもミドシップ、、、そこそこモノに出来るのはいつになるやら。  もしかしたら一生無理かもしれません〜(^_^:
同乗走行
 午前中、大井さんに同乗してもらいました。
始めに助手席で運転チェック。  緊張してしまってヘロヘロでした〜。

 3周でドライバー交代、大井さんのドライブでコースを回ります。
緊張してしまって会話や操作はほとんど覚えていませんが、 そのドライビングはスムーズ&アグレッシブなものでした。
 ただ、鮮烈に覚えている事が一つあって、 ドリフトとグリップの中間(?)の時、不思議な浮遊感があるんです。  接地感があまりなく、少し流しつつも前にも進む感じがあって、 「これがタイヤを使うということなのかな?」とうっすらと思いました。

具体的なアドバイスは、やはり「ライン」の事でした。
 ・左回りの頂点は、パイロンにつくことが出来れば、あとは真っ直ぐ下るだけ。
 ・ステアリングを切り足しても曲がらない時はスピードが高いせいだから、
  そこをコントロール。
 あとは、、、じぃっと見ていると、最大舵角は 180度くらいでした。  アクセル・ブレーキの使い方もレベルが違いすぎます。
 自分のを思い出すと、ステアリングは + 15 度以上、 アクセル・ブレーキはおっかなびっくりです。

 目から鱗がボロボロと落ちた気がしました。

 同乗で、HK さんは「私の走りをやってみてください。」と頼んだそうです。  なるほどその手がありましたか! が、時すでに遅し〜(>_<)  大井さんと自分の走りを客観的に比較できれば、どこが悪いか一目瞭然ですね。  次の機会があったら私も頼んでみようと思います。
 、、、悪いところだらけで参考にならなかったりして〜(^_^:
タイムアタック
 午後からはタイムアタックがありました。
まだ何も解らないのに、、、10年早いと思っていました(^_^:
先の同乗走行で、○井さんが 解説しながら流した参考タイムは 「18"87」 だったみたいです。  その走りはレベルが違いすぎて、やれといわれても土手に刺さるのがオチ。  というわけで、マイペースで走ることにしました。  それしか出来ませんし(^_^)

 私の1回目は 「19"92」 でした。  このタイムは走り出して3周目、初計測の時に出ました。  4周目はなぜか「20"90」くらい、残り数周は「0"20」ずつ詰めて、 最後の周は「20"20」くらいでした。
 アタック後、タイヤの内圧は F : 2.55(2.30) / R : 3.05(2.80) kg/cm2 で、 共に標準値(カッコ内)より 0.25 kg/cm2 上昇していました。  タイムを出したいなら、標準値か -0.2 kg/cm2 落とした方がいいんですが、 今日はタイムは二の次なので、あえてこのまま2回目を走ります。

 その2回目は 「19"68」 でした。 あれ? 縮まっています(^_^:  できるだけ滑らせずにパイロンに沿って小回りしたのが効いたんでしょうか。  今の私にはその違いを判断する事もできません〜。

 ちなみに前回(10/23 私はドタキャン)の時と同じ右回りですが、 スラロームパイロンへの進入が左からなので少し大回り&舵角も大きく、 コンマ数秒分難しいとのことでした。
戦果・・・パイロン2本撃破(爆)
 パイロンですから、少しぐらい当てても安心です!?(^_^:
1本目は、パワースライド&カウンターでとっちらかって真っ正面からポーンと(^_^:  2本目は、スラロームからの揺り返しで曲がろうと思ったら、 揺り返しが早すぎてイン側パイロンをスコーンと(^_^:::  パイロン修正に走り回っていたスタッフの方々、お疲れ様でした m(__)m
 小さな発見がひとつ。  正面からパイロンにぶつかると、 普通車の場合は倒したり車体の下に潜り込んでしまう場合がほとんどなんですが、 NSX の場合はパイロンの下の方を当てるので、スコーンと平行移動して倒れないんですね(^_^:  ただそれだけです。
 傷もほとんどなくて良かったです〜 >軟弱(^_^:
楽しかったです!
 走行前はもちろん、走行中もドキドキでした(^_^:
もし、他の NSX 乗りの方々や、現地で知り合った方々がいなかったら、 緊張感ばかり高まるか、まだイケると調子にのって刺さっていたかもしれません。  (フラついたのは数え切れず)
 なにはともあれ、終わりよければ全てよしということで、無事に帰れてよかったです。  勉強になる事はたくさんあったはずですが、ほとんど吸収できなかったので、 また機会があったらスクールに参加したいですね。  また参加したいと思うのは、技術はもちろんですが、 何より「楽しかった」というのが大きいです(^_^) 自分レベルが低すぎて「壁」が見えない。
 皆さんも機会があったら参加してみて下さい。  大井さんスクール、お勧めですよ(^_^)
 ほとんど偶然ですが NSX も4台集まり、 他車種の方も交えてミニオフ状態になりました(^_^)
その模様は【日光 SP ミニオフ】をご覧ください。



【戻る】 【トップ】 【目次】