【初めて見た日】

[1998/04/05]

裸電球がイイ感じです(^^ゞ
nsx70d
納屋で休むNSX
「ガレージ」ではありません。

「一年経過」
4月5日。
この日は、今一緒に暮らしているNSXと初めて出会い、 そして購入を決めた日です。
お店の人と一緒にオークション会場に足を運んだり(本当はダメ(^^:)、 モニターを見ながら遠く離れたNSXに想いを寄せていた時の事が思い出されます。 何台のNSXをモニターを通して見つめた事でしょう。
 でも、4月5日、この日の見たNSXは、「きっと私の元に来る」という 自分でも不思議に思うほどの確信があったのでした。

 思い起こせば2年前、、、と話し始めると披露宴でスピーチの長いおじさんのようなので止めます(^^:

 どこかへ行こうと思ったんですが、少し前に気胸を患い、 数日前から仕事を始めたばかり。  しかも今日は残業、当然、遠出は無理です。  何かする気もなく、夕食をとってベッドに体を投げ出してボーっとしていました。
チッ、チッ、チッ、、、、、時計の音が聞こえます。
今、何時だろう、、、、、時計を見ると 22:07 。
視線をずらした先には、アイルトン・セナのパネル。
、、、、、走りたい。 唐突にそう思いました。
明日の仕事が、体が、でももうそんな事は頭にありませんでした(^_^:
 手早く着替えると、裸電球に灯を入れ、納屋の戸を開け、
NSXのドライバーズシートに身を沈めてキーをひねります。
ボボン、ドルルルルル、、、、、静かにアイドリングするNSX。
やっぱりアイドリングの振動は少し大きめです。
澄んだ快音と共に 8,000 rpm まで一気にのぼりつめるエンジン。
何度アクセルを踏んでも飽きる事がありません。
徐々に熱くなってくる頬を両手で叩いて気を静めます。
「今のお前は普通の体じゃないんだから、程々にしておけよ」
油圧・水温OK。 アイドリング安定。
よし、行こうか。

1,000rpm、クラッチミート。
3,500rpm、シフトアップ。
ゆっくりと車速が上がっていきます。
いつものように、一番近いインターから高速にのって、最初のパーキングで小休止。
再び発進。  すぐに高速をおりて、国道を流して家路へ。
時間がない時に走る、一周 50kmのお散歩コース。
今日はこれがせいっぱい。

おやすみ、NSX。
またね。


1997/04/16は、、、納車記念日です。



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