【ホンダコレクションホール】
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栃木県「ツインリンクもてぎ」

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レストア
 コレクションホールの展示車両は基本的に動態保存です。  そのためにはこまめな整備が欠かせません。  整備といっても、モノによっては何十年も前の車両やレーシングマシンもあり、 日常整備以上の根本的なオーバーホール作業、つまり「レストレーション」が 必要な場合があります。
 コレクションホールの裏手には、展示車両をレストアするための建物があり、 往年の2輪レーサーをはじめ、数台の車両が整備されていました。 この建物は自由に近付いて、窓越しにその作業風景を見学する事もできます。
 レストアをしていたのは、知っている人も多いと思われる小林氏でした。 何十年もずっとホンダのモータースポーツに関わっている人ですね。 他にもレストア担当者がいますが、その人たちはコレクションホールが 鈴鹿から茂木に移された際に、車両たちと一緒に移ってきたそうです。 やっぱりホンダが好きなんですね(^^) 鈴鹿の人ごめんなさい(^_^:

 私がコレクションホールを見学していると場内アナウンスがありました。
  「ただいまより、展示車両のテストランを行います。 ホール裏のミニコースへは中央のドアから出ることができます。  どうぞご覧ください。」 こんなアナウンスだったと思います。
 その時、私は 3階にいましたが、一気に 1階まで駆け下りたのでした(^_^:
アストン、らしぃ
ev10c5  ホールの裏にはミニコースがありました。
ミニコースの路面はアスファルト舗装ではなく、ヨーロッパの石畳のように(!?) 小さな煉瓦状のものが敷き詰められています。 中庭に敷き詰められた 芝生がまだツギハギなのも、ここの新しさが感じられました。

 ミニコースに面したレストア室のシャッターが上がり、 メカニックに押されてゆっくりと姿を現しました。  アストンマーチンの古いレーシングカーらしぃんですが、 私にはよくわかりませんでした(^^:

 ドライバーは小林氏。
白いツナギ姿で帽子のつばを後ろに回し、コックピットに収まっています。
そしてメカニックは押しがけ体制に。
「音が大きいですよ。後ろの人は耳ふさいで。」 え!?(^_^:
直後、パパパンンバババババ!! 耳がキーーーン(^_^:
 バラついた爆音を発してエンジンは一気に目覚めました。 少しブリッピングして調子を確かめた後、コースを走り出しました。 はじめはギャラリーも数えるほどでしたが、ホール内にいた人たちも その爆音を聞いて続々と集まってきました。
  家族連れで子供が一緒の人もいましたが、 子供はお母さんの足の影に隠れて怯えていました(笑)  ものすごい爆音でしたから無理もありませんね。
 コースを数周してエンジンカット。  ゆっくり押してレストア室に向かいます。  ギャラリーも一緒にゾロゾロ(^_^:  車両はそのままエレベーターに載って展示室に向かったようでした。
1961年【RC162】テストラン
 1961年世界選手権ロードレース250ccクラス、日本人ライダーによる初勝利をもたらしたマシン。  出場した10戦で全勝、初の世界制覇車。

ev10c6
【RC162】スペック
機構空冷4サイクル並列4気筒
DOHC4バルブギヤ駆動
総排気量249.73 cc
最高出力45 ps / 14,000 rpm
最大トルク2.1 kg-m / 12,000 rpm
最高速度220 km/h
車両重量126.5 kg

 続いて【RC162】のテストランです。 ライダーは小林氏。
マシンにまたがり、スロットルを握った右手に神経を集中しているようです。
少しの会話のあと、メカニックが押しがけ体制に。
「音が大きいですよー」 今度はすぐに耳をふさぎました(^_^:
直後、パパパンンバババババ!!  なぜか強烈なボディブロー!(^_^:
 爆竹のように小さく鋭いパンパンという音ではなくて、 もっと大きな爆発を無理矢理押え込んでいるような 腹にズンズンくる爆音でした。  音量も先のアストンより大きいです。
 スロットルをあおりつつ発進。
 バラついていたエンジンもストレートでは一つに束ねられて快音を発します。 エンジン音(回転数)が高まるにつれ、 特に高回転では「プワァァーン」と一気にパワーが出るようで、 やはりレース用だけあってピーキーなエンジンなんだろうと思います。
高回転での快音、これがホンダミュージック、、、目頭が熱くなってしまいました(T-T)

 正直、この写真を撮るのは辛かったです(^^:  爆音が腹に響くし、耳はジーンと痛いし、 スローシャッターで流し撮りするような余裕はありませんでした。
  おまけにこの日のカメラはマニュアルフォーカスで、 レンズも50mmだけだったんですよ〜(^^:
 まじめな話、次は耳栓を持ってこようと思います。 ホントに(^^:
楽しかったです!
 今日はデルソルで遊んで、コレクションホール見学はオマケのつもりでした。
サーキットとしての「ツインリンクもてぎ」はもちろん楽しいですが、 コレクションホールも予想以上に楽しかったです。  決め手はレストア車両のテストランですね(^^ゞ

個人的に気になった展示は、、、
 ・NSX-R(4輪)がありました。  生産終了式を行ったという最終車両と思われます。
 ・モンキー(2輪)がズラリと並んでいました。  モンキーもマニアがいるようですからね(^^)
 ・モトコンポ(2輪)がありました。  思わず持って帰りそうになりました〜(ぉぃぉぃ
買ってきた物は、、、(^^:
 ・「本多宗一郎 語録」本  近所の本屋さんにはなかったので(^^)
 ・「NSX」ミニカー  ずっと探していたレイブリック仕様があったんです(^^ゞラスイチでした。
 ・「NSXtypeS」ジグソーパズル  300ピース。3万円貯金毎に1ピース、完成したら本物が!
 ・「S800」チーズケーキ  何より箱が欲しかったんですよ(^^: S800を描いたチョコ付き。
 ・「DREAM」腕時計  我慢していたんですが、実物を見たら衝動買いしてしまいました(^^:
 ・「35年ポスター」写真集  ホンダ車を撮り続けて36年、添野清氏の作品集です。限定500部
買い物の収穫も多かったですね。おかげで財布が軽くなってしまいました(^^:

 しかしやっぱりココは体に悪いですね。物欲のツボを強く押されてしまいます(^^:
RC162のテストランなんてものを見せられた日には、ねぇ(^^ゞ
おかげで「DREAM50 欲しい病」が進行してしまいましたよ(笑)
 暇を見てまた来ようと思います。

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