【9年目の車検】

[2001/06/06-13]

9年で走行13万キロ突破。
さすがにボディに疲れが。
カムまわりは綺麗なものでした。
今回のメンテナンスはちょっと大仕事になりました!?

車検費用・コメントなど。  今回は、機関・駆動・制動系、、、それって全部(!?)をメンテナンスしました(^_^:

整備内容部品代工賃コメント



エンジンオイル\2,000  オイルはホンダ純正 MILD 10W-30(\500/L)

 オイル添加剤は[HAMP]製。 モリブデン系でしょう。
オイルエレメント\1,250
オイル添加剤\1,900
点火プラグ\2,080交換 イリジウムプラグ→ノーマルプラグ
エアーエレメント\2,200交換 [HAMP] 湿式→乾式
パワステオイル\2,000\1,000交換 交換時は下廻りが汚れるのでこの機会に実施。
ワイパーブレード(左右)\1,730交換 [HAMP] 運転席・助手席 各1本
小計\13,160\4,500 



パッキン(ヘッド)\960  車検直前、オイルパンまわりからオイル漏れを発見しました。
2ヶ月前にオイル交換したときには漏れはほとんど見られなかったんですが、 オイルパンのパッキン全周から一気にジワッときました。  この年式のパッキン材質は「ゴム」です。
 ついでに VTEC 機構のスプールバルブまわりのオイル滲みも対策。
 さらに、ヘッドカバーを開けたついでに排気側のタペットも調整。
ラバー(ヘッド)\410
フィルター(スプール)\770
フィルター(ソレノイド)\450
パッキン(オイルパン)\1,700
小計\4,290\4,900 


ラジエーター修理\13,000  ラジエーター上部の樹脂部分が劣化して細かいヒビが。  丸ごと交換だと4万円オーバーなので樹脂部分のみ交換修理。
 サーモスタットは、冬季、例年より水温の上昇が遅かったので交換。
 クーラント交換するついでに、ホースとキャップも交換。  ホースはヒータ類他もあるんですが、 まずは一番重要かつ高負荷なラジエーターの出入口のみ交換しました。

 全体的に劣化が進んでいるので、一部だけ交換すると弱い部分が破裂する危険があり、 出来る範囲ですが重要部分を交換修理しました。
サーモスタット\1,700
ホース・アッパー\1,800
ホース・ロアー\2,400
ラジエーターキャップ\1,000
クーラント\2,700
パッキン\115
小計\22,715\3,500 



ディスク・プレッシャー\10,400  バラしたクラッチを見てビックリ!   7万キロ近く使ったはずなんですが、、、ほとんど新品状態でした!(^_^:  もしかして使い方が上手なのかな!?  まだ交換には早かったですが、今交換しておけば20万キロまでもつハズなので、 車検ついでに交換。  外したクラッチはまだまだ使えるので予備にします。
 あとは、クラッチペダルに伝わる感触が「くきゅぎぎぎ」だったので、 フォーク支持部のグリスアップほか、各所点検清掃調整。  結果、グッド・フィーリング!
ディスク・フリクション\7,200
レリーズベアリング\2,700
ミッションオイル\2,200
小計\22,500\21,000 



フロントブレーキ
 キャリパー OH
\3,200  走行距離を考えてオーバーホール。  内容は、ピストンまわりのOリング・ダストシールなど。
 と、それだけのつもりだったんですが分解してビックリ!  右リアのピストンが腐食してキャリパー内もサビサビ状態!  フルードは定期的に交換していたんですけどね、、、。  とりあえずキャリパーは磨いてピストンだけ交換。
 リアブレーキパッドの厚みにはまだ余裕がありましたが、 動作不良を起こしかけたせいか微妙に偏磨耗していたので交換しました。
リアブレーキ
 キャリパー OH
\2,280
リアブレーキピストン\1,950
リアブレーキパッド\6,900
ブレーキフルード\1,800
小計\16,130\14,700 



保安確認検査料\9,700  特にありません。
町工場や一日車検だとこの費用は安いんでしょうね。

下まわり塗装は特に必要ないのでやっていません。
スチーム洗浄
24ヶ月点検\17,600
車検予約値引- \6,000
検査代行手数料\9,800
小計\0\31,100 
\78,795\79,700+消費税 \3,940 + \3,985
 


項目費用コメント
重量税\37,800車両重量 : 1,180 kg
自賠責保険\27,60024ヶ月分
印紙代\1,400  これら諸費用は「お約束」ですから値引きはありません。
場所によって印紙代が多少違ってくる程度です。
小計¥66,800
総費用\233,000端数合せ値引 -\209
 



雑感
 すみませんが、最初にお断りしておきます。  車検費用の工賃は参考にしないで下さい。  単刀直入に書くと、かなり安いと思います。  私がこのお店と付き合うようになってから 10 年以上になります。  その点を考慮していただきますようお願いします。  安くしたいなら、付き合いもありますが、 ○○のついでに△△もメンテナンスしよう!とやるとけっこう節約になります。  それでは以下、雑感とコメントの補足です。

 お、終ったぁ〜(^_^: 今回はちょっと大変に感じました。
毎度の事ながら部品交換費用がバカにならないというのもありますが、 いったいあと何年付き合えるのかなぁという精神面ですね。  メンテナンスを手抜きしているつもりはありませんが、 それなりに疲れた車と付き合うには、気力の充実は不可欠なのです。  最新の車(ジャンルを問わず)を試乗したりすると、やはりデルソルは10年前の車なんだなぁと実感します。

 ちょうど、インテグラ type R プロトタイプが発表されました。  正直、惹かれました。  でも、NSX のローンが終っていたとしても、デルソルの車検を受けて乗り続けたでしょう。  乗り続ける理由はちょっとあるし、乗り換える理由はないんです。  このちょっとの差は大きいですよ〜(笑)

 今回のメンテナンスで、エンジン周りは見違えるように好調になりました。  もっとも、代車のカローラに1週間も乗っていたせいでそう感じるのかもしれませんが(^^:  メカニックは不思議なくらい(妙に?)よくフケるエンジンと言ってくれました。
 タペット調整はそれほど効果が出ないかも、と言われたんですが、 やっぱりやって良かったと思います。  実は異音もないので 13 万キロ未調整でした。  オイル管理が良かったみたいです。
 エアーエレメントは、純正の湿式からHAMPの乾式(だと思う)に交換して吸気も良くなった、と思われます!?(^_^:  ちなみに NSX の場合も、ノーマルは湿式ですが NSX-R は乾式だそうです(未確認)

 できれば今年こそは、デルソルでのサーキット走行もしてみたいですね。  正直、まだまだ劣化部分が多いハズなので、ちょっと心配でもありますが(^_^:  ブレーキパッドもノーマルだと危ないでしょうね。  少なくとも、もてぎフルコースは絶っっっ対に無理でしょう(^^:  ジムカーナか、ミニサーキットを数周くらい、一度は走りたいものです。
 サーキットはさておき、エンジンマウントや足回りのブッシュ類もそろそろ交換したい、、、  なんとなく、初期化無限地獄にハマっているような気が!?(^_^:  >自覚がないのが困り者(^^:
それでもまだまだ乗り続けようと思います(^_^)  もちろん、お気楽にね。
気になったこと
内容は上記コメント欄とほぼ同じです。
 さて今回は、クラッチ・ブレーキ・冷却系をメンテナンス、 オイル漏れを修理、と書くと、なんか車全体がヤレているみたいですね。  えーと、その通りかもしれません(爆(^_^:
【オイル漏れ】
スプールバルブ周辺  オイルパンまわりからオイル漏れはビックリしました(^_^:  2ヶ月前にオイル交換したときには漏れはほとんど見られなかったんですが、 オイルパンのパッキン全周から(地面にシミがつくほどではありませんが)一気にジワッときたんですよ〜。  この年式のパッキン材質は「ゴム」です。  ついでにスプールバルブまわりのオイル滲みも対策しました。
 パワステオイルに交換時期はないらしいんですが、やはり劣化しているはずなので交換しました。  オイルの状態は「真っ黒」でした。  交換してもステアフィールが変化するわけではありませんが、 油圧式なのでポンプの磨耗は防げると思います。  交換の際には、上から吸うか、ドレンを開けてカップに継ぎ足しながら入れ換えて綺麗にするしか方法がなく、 当然、下廻りが汚れます。  車検時ならスチーム洗浄で綺麗にしますから、この機会に交換というわけです。
【冷却系の劣化】
ラジエーター周辺  全体的に劣化が進んでいるので、一部だけ交換すると弱い部分が破裂する危険があり、 出来る範囲ですが重要部分を交換修理しました。  チューニングしていくと、ラジエーターキャップをより高圧な 1.3 kg/cm2 に交換する場合もありますが、 今の状態でそんな事をしたら間違いなくどこかがパンクすると思われます(^_^:
 ラジエーター上部の樹脂部分が劣化して細かいヒビが。  丸ごと交換だと4万円オーバーなので樹脂部分のみ交換修理。  サーモスタットは、冬季、例年より水温の上昇が遅かったので交換。
 クーラント交換するついでに、ホースとキャップも交換。  ホースはヒータ類他もあるんですが、 まずは一番重要かつ高負荷なラジエーターの出入口のみ交換しました。
【クラッチディスクは良好。 操作系が今ひとつ。】
クラッチディスク  前回交換してから 7 万キロ弱乗りました。  が、バラしたクラッチを見てビックリ!  ほとんど新品状態でした!(^_^:  もしかして使い方が上手かも!?  そのままでもあと10万キロ乗れそうなほど、まだまだ交換には早かったですが、 せっかくミッションを降ろしたし、今交換しておけば20万キロまで余裕でもつハズなので、 車検ついでに交換しました。  外したクラッチはまだまだ使えるので予備にします。
 あとは、クラッチペダルに伝わる感触が「くきゅぎぎぎ」だったので、 フォーク支持部のグリスアップほか、各所点検清掃調整。  結果、グッド・フィーリング!
【ブレーキはもう少しで、、、。】
腐食した右リアブレーキのピストン  走行距離を考えてキャリパーをオーバーホール。  内容は、ピストンまわりのOリング・ダストシールなどなど。  それだけのつもりが分解してビックリ!  右リアのピストンが腐食してキャリパー内もサビサビ状態!  フルードは定期的に交換していたんですけどね、、、。  とりあえずキャリパーは磨いてピストンだけ交換しました。
 リアブレーキパッドの厚みにはまだ余裕がありましたが、 動作不良を起こしかけたせいか微妙に偏磨耗していたので交換しました。
HAMP
 コメント欄に「HAMP」と書いてある部品があります。  これは、一言で言えばホンダ認定(?)廉価版部品です。  主に消耗品をラインナップしていますが、新品パーツ以外にもデスビやオルタネーターなどの リビルド品も取り扱っています(デルソル用デスビはありませんでした)  メンテナンスに気を遣っていて、 純正同等品で低価格(純正比 -10%前後)の部品はないかと考えている人は、 ディーラーでカタログを見てみるのもいいでしょう。
SPOON
 カタログといえば、「SPOON」のカタログが置いてありました。  聞けば、ディーラーで取り寄せはもちろん取り付けもできるそうで、 なんと認定店&認定メカニックでした(^_^:  知らなかったです〜。
 カタログを見たら、排気量アップキットにはホンダのサービスマニュアルそっくりの 作業仕様書が添付されていました。  ディーラーで排気量アップ!?  いい時代になりましたねぇ(~-~)
 ちなみに B16A コンプリートエンジン(190 ps / 8,700 rpm 仕様)は 28 万円(安いっ!)  換装工賃も 5 〜 10 万円でしょう。  ヘタにオーバーホールするよりはるかにお得に感じるのは私だけでしょうか。  万一の事があったら考えようと思います!?

NSX と デルソル、10年車2台体制は、正直言って楽ではないです、はい(^_^:
でも、まだまだ行きます(^-^)はい!、、、あ、支払いを忘れていたにゃ〜(^-T)
C カードのキャッシュバック申請もしなくちゃ。



【戻る】 【トップ】 【目次】