知っておきたい
◆ 日本の学校への入学・編入基礎知識 ◆
◆入学と編入学
4月(年度の始め)から新1年生になる場合を入学、それ以外の時期を編入学(編入)と呼びます。
日本に学籍があって国内の学校間を移動する場合は転入学(転入)となります。
◆帰国生が受ける選考の主なタイプ
帰国入試 | 外国語での作文や面接、海外の学校の成績を評価するなど、 帰国生の事情に合わせた特別な入試制度。 |
配慮あり | 一般入試に準ずる学力試験を課すが、語学力や海外の成績等を考慮、 理・社を免除するなど合格基準に配慮がある。 |
英語重視型 | 一般入試の一部として、英検等の資格を評価したり、英語筆記試験などを課す 帰国生だけでなく国内一般生徒も対象で、近年増えている。 |
編入試験 | 学校により時期や回数、試験内容はさまざま。帰国入試のある学校でも
編入試験は一般生と同じという場合もあり、早めの問い合わせが必要。 |
◆必要な準備
・募集要項を取り寄せ、願書を作成する。在籍証明書や成績証明書などは、早めに作成を依頼する。
保護者の勤務先からの海外勤務証明書や健康診断書などが必要なこともある。
・帰国生としての条件(滞在年数、帰国してからの期間など)を満たしているかを確認する。
特に公立高校は、海外の学校で9年生の課程を修了していることが原則として必要。
言葉がわからないなどの理由で海外の学校で学年を下げている場合は要注意。
◆日本の中3にあたる学年の間に、9年生を修了せずに帰国する場合 ・帰国して国内の中学校に編入する ・現地の日本人学校に編入する などの方法で中学卒業資格を得る必要があります。 いずれの場合も編入先の学校に早めに連絡し、十分に理解を得ておくことが大切です。 |
・帰国後住民登録をすると義務教育期間中は校区の公立校に学籍が発生する(就学義務)
「海外から直接の編入」を帰国生の条件とする学校もあるので、早めに学校に問い合わせておく。
・公立校の「帰国生在籍数」には、外国籍の児童・生徒が含まれることが多い。
◆ 書類の英語表記例(国や学校により表記はさまざまです。)
在籍証明書 | Certificate of Enrollment、 Certificate of Existence |
成績証明書 | Official Transcript、 Certified Copy of Academic Record |
通知票 | School Record、 Progress Report、 Report Card |
卒業(見込)証明書 | Certificate of Graduation (Expected) |
推薦状 | Official Recommendation Letter |
・現地でのスポーツや音楽、ボランティアなどの活動記録や賞状、指導の先生からの推薦状があればまとめておきましょう。
・書類はできるだけ早めに作成を依頼しましょう。複数の学校を受験する場合は特に多めにもらっておきましょう。
かけはしにお寄せいただいた、国公立校帰国生保護者のお声の一部をご紹介します。
私立の学校を含む、さらにたくさんのお声は、『帰国生への学校案内≪関西≫』に各学校別に掲載しております。
・学習だけでなく基本的な行動、動作のしつけもしっかりしていてよい。(国立小)
・大学附属ということもあり、担任、副教員、実習生がクラスにいてくれて目が行き届いている。(国立小)
・海外インター校と日本の公立校の良いところを併せ持った学校だと思う。(国立中)
・帰国生のためのクラスでプリント類にも漢字に読み仮名をふってあったり手厚くフォローしてくださる。
帰国生がクラスメイトなのでお互い理解しやすい環境です。(国立中)
・近所のお友だちと一緒に歩いて登校し、放課後は暗くなるまで思いきり外で遊べることを楽しんでいます。(公立小)
・転勤族が多い地域でスムーズになじめた。帰国生ではなく転入生として接してくれた。先生がリコーダーの特訓をしてくださってよかった。(公立小)
・地元で評判が高く帰国生の多い中学に編入したが、全体的に学力が高くて内申点が取れなかった。(公立中)
・未学習のテストには対応できないと考え、1学期の期末テストが終わってから編入した。
夏休みの間に部活に入れたし、2学期までに少しは慣れてよかったと思う。(公立中)
・英語教育に力を入れているので、将来語学と海外での経験を活かしてほしいと思います。(公立高)
・勉強だけでなく部活にも熱心で体力がついてきたように思う。自由な校風で毎日楽しそうにしている。(公立高)
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