地球空洞理論の補助解説  



中心点における重力、圧力、について勘違いしやすいところがあるので、補助解説しておきます。
まず便宜的に地球(惑星)を半分にわけて考えてみると理解しやすいと思う。


左半分のAと右半分のB、そしてど真ん中を中心点とする

この状態で中心点にはものすごい圧力がかかっている。その正体をざっくりと簡単に説明すると

右半分であるBの生み出す重力がAを引っ張り、ひきつけることによる中心点にかかる圧力。
気を付けてほしいのは、中心点に重力があるわけではないこと。半面のBの質量が重力を生み出してAを引っ張り、そしてAが中心点に圧力をかけているというメカニズムである。中心点にあるのは単なる圧力ということになる。

その反対で考えても同様。中心点にはすさまじい圧力はかかるが、その中心点そのものが重力を発揮しているわけではない。重力ではなくて重圧だ、そりゃ。

ここが非常に重要な考え方である。
物理学でこういう実験をしてみると、事実として中心点に一番圧力がかかっていることが分かるらしいが、そのイメージでついうっかり、
中心点こそが一番重力が強いのだろうと錯覚するのだ。それは重力でなくて、周りの重力によって生じる結果としての圧力だ。意味が全然違う。

ここをしっかり認識していないと、大きな勘違いをする。

たとえば下の図を見ても、理解が出来なくなるのだ。
    ↓   ↓

(重力が一番強いのは地表だという説明図)




いかがですか? 私なりの理解で説明してみたけれど。

実は私が作成したこの図を見て、ある一流の国立大学生が、
「はぁ? 意味がわからん!一番重力が強いのは中心に決まっとる!!!」
といって、愚かにもかみついてきたのだ。

この勘違いは上に述べた通りなのだが、このアホな大学生とは激論となり、このことを理解させるのにはかなりの時間を要した。この学生さん、ある意味、学問を追求しすぎたせいで、その知識が先入観となって勘違いしやすかったのだろうと思われる。

GmM/r^2
  ? このような素人にはよくわからん数式を持ち出してきて
「地球の中心によるにつれて重力はでかくなる」
などと力説していたのだが、そのうち自分の間違いに気付いたらしく、
すごすごと鞘を納めて討論から撤退していったのであった。
自分が真ん中に近寄って行ったら、こんどは自分の背後に来る質量に引っ張られるんだから、差し引きで重力は減っていくに決まってるだろう。こんなことにも気づかないとは・・・
従来知識や権威、常識をうのみにしてるから、いったん迷路にはまると頭の中が思い込みの錯覚だらけで抜け出しにくくなるわけだ。これは、あらゆる世界に通じることだ。





愚か者めが・・・




恥ずかしながら、これは私の愚息の話でありました。
中途半端に学問をした程度では、却ってそれが弊害になって、素朴な真実が見えなくなるようです。知識と引き換えに脳みそが劣化したのじゃなかろうか?と心配になりました。
読者様にはお目汚し失礼しました。

まぁ、
知識の詰め込みでは生きた知恵にはならんということを証明してくれる貴重な人材なので、感謝します。それでいて、お釈迦様の手のひらで暴れる悟空のように生意気なのが面白いです。
赤い彗星シャアの名言が浮かびますね。


認めたくないものだな。自分自身の若さゆえの過ちというものを。


ま、こんなふうに優秀な人じゃありませんがね。。

それでもまだ自分の間違いに気付ける能力が残っていただけは、立派だったのかもしれません。「非学者、論に負けず」という言葉もあるので、それよりはまだマシだったでしょう。
息子よありがとうね♪


※「非学者、論に負けず」  分からずやが、いくら筋の通った話をしても受け付けず、自分勝手な主張をして屈しない、という意味。 
        


        
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