この頭は変形が大きくて、状況的にはまだまだなんですが、施術前と比較して、右後頭部の角がとれて丸くなっており、左顔面側のおでこの左寄り&飛び出しがかなり修正されて丸みがついてきております。
両耳を基準としてみると、後頭部は本来中心にあるべき縫合部がまだ右にずれていて、前面中心の鼻筋ラインがまだ左寄りです。

しかしこれを

@右側後頭部丸めローリングごろごろ内側寄せを行っていき、
A左斜め前部、斜めぎりスライスカット側頭骨・頭頂骨矯正ゆるめ
B頬骨中心に顔の右寄せ矯正ゆるめ
C頭頂骨等の全体確認(必要あれば矯正ゆるめ)

※矯正ゆるめと表現していますが、じわ〜と圧をかけていくと矯正されてゆるむ。
※基本的に赤ちゃんの頭骨を何でもかんでも(?)圧をかけると柔らかくなり、ゆるむ性質がある。
※赤ちゃん頭の性質はイメージ的には繊維質もどきであり、飛び出たりしたした固い部分は、それがよじれて詰まったような感じになっている。だから押しほぐすとゆるみ、そこで整形してさらに押しほぐして、じっくり馴染ませると安定するのである。


これらを順繰りに何度も何度も何周も何周も繰り返していくことで、さらにさらにと自然形に近づいていくという寸法です。
もっと厳しい強圧の矯正を行えば、変化はもっと大きく出ていましたが、それはやはりトラウマ等の問題もありますから、ゆっくり行くのが良いです。この時の調整は基本的に赤ちゃんが寝たまま出来るレベルの弱い矯正ゆるめを行いました。それでも途中からは起きて泣くことになりましたが。

しかし頭の変形はまだまだすごく大きいので、この後、しっかり丸めて自然形に持ち込むには、上記のような体勢取りと、下敷きとの接触面の想像力を身につけることが親にとっては必須の道です。


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赤ちゃん寝ぐせ変形頭の整形方法
  
 体勢が重要です!

実際の現場での施術写真を貼っておきますので参考にしてください!

変形なおしをするうえで大切なことは、どういう方向にどんな要領で施術を加えていくのかということをよく理解しておくことです。
が!!!
それに準ずるくらいに大事なことがあります。施術時の体勢取りです。
実際の場面でお母様が家庭での施術を行おうとすると、なかなか意図するような効果が出せずに上手くいかないケースが続出するのです。その理由のほとんどは、施術するときの体勢取りが難しいということです。腕力を使ってなんとかしようと頑張ってしまうんですが、それは中々、上手くいきません。良いなおしにつながりません。
実は腕力とは別の、上手い体勢によるメカニズムから生じる力を使わないと、男性であってもかなり困難なのです。
ですので、たとえ遠回りになるように思えても、焦らず、自分のメカニズムから発揮される力を使えるように練習していかないといけないのです。
そこで少しでも参考になればと思い、実際の施術時に撮影してもらった写真をこのページに貼り付けました。どうか参考にしてやってみてください。

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開原整体HP