WHO Tobacco Free Initiative 2002
フィリップ・モリスと日本たばこ
ベトナムでのタバコ販売促進キャンペーンを中止させられる

情報源:WHO Tobacco Free Initiative Homepage
News September 18, 2002
Philip Morris, Japan Tobacco forced to halt Vietnam promotions
訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2002年9月22日
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http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/tobacco/kaigai/02/news_sep_18_02.html


 ベトナム政府は、たばこ産業の巨人、フィリップ・モリスと日本たばこインターナショナルに対し、同国でのタバコ販売促進キャンペーンを中止するよう命じた。
 同キャンペーンはタバコ製品の広告を禁じたベトナムの法律に違反することが判明したためと英字紙ベトナム・ニュースは伝えている。

 米企業とベトナム企業の合弁会社であるフィリップ・モリス・ベトナムは、マルボロー商標をつけた8万個のライターと数万個のマッチ箱を回収するよう命じられた。
 合弁企業である日本たばこも同様に、マイルドセブンの商標をつけた傘とステッカーの配布を禁じられた。

 ベトナム政府は、この10年間、外国製タバコの輸入を禁じており、1995年からは、同国の異常に高い喫煙率を下げるために、タバコ製品の広告を禁じている。しかし、今まで、タバコ販売促進用のライターと傘は大目に見られていた。

 世界保健機関(WHO)によれば、ベトナムでは少なくとも60%以上の男性と3%以上の女性が喫煙者である。

(訳:安間 武)


化学物質問題市民研究会
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