MCS インターナショナルの紹介
情報源:MCS-International.Org http://www.mcs-international.org/ 訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会) http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/ 掲載日:2009年8月22日 このページへのリンク: http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/sick_school/cs_kaigai/ngo/MCS-International.html イタリア人のグループが、科学的調査と市民の権利という観点から化学物質過敏症の社会的認知を改善する目的で立ち上げたウェブサイト MCS in Europe (http://mcseurope.blogspot.com/)は、ヨーロッパ及びアメリカを中心とした様々な化学物質過敏症に関わる情報を提供しています。 ここでは、MCS in Europe が紹介している化学物質過敏症関連のウェブサイトのひとつ、MCS インターナショナルのウェブサイトから、 「MICAGO 宣言」 と 「MCS インターナショナルについて」 を紹介します。 また MCS in Europe が紹介した 「日本、化学物質過敏症を認める 2009年6月」 の記事を末尾に紹介します。 MICAGO 宣言 2008年1月改訂 情報源:The MICAGO Declaration Revised January 2008 http://www.mcs-international.org/micago_declaration.html 訳注:MICAGO: MCS International Coalition of Allied Groups and Organisations (MCS 国際連帯団体組織連合) 関係者各位 私は、健康のための権利を選ぶ基本的な自由を主張します。 企業の貪欲という名の下に有害物質に汚染されることのない権利を主張します。 健康が政府の行為又は無関心によって損なわれることのない権利を主張します。 そして、法の精神の下に私ができる全てのことを行うための これらの重要な権利を守るための 私の責任がしばしば見過ごされるという事実を 私は十分に承知しています。 私は、空気、食物、水、そして環境が有害化学物質によって汚染されることがなくなることを求めます。 知られている毒素の相乗効果によって体に負担をかけることがなくなることを求めます。 避けることのできない有害化学物質によって体が日々蝕まれることがなくなることを求めます。 そして、私たち全てがその下に住んでいる 現在のこの有害物質の世界ホロコーストをもたらすのに 私自身が手を貸した共犯と過去の関与に対し 全ての誠意をもって向き合います。 私は、全ての有害合成化学物質が安全で自然の代替により置き換えることができることを信じます。 安全で、汚染のない世界が可能であり、もし私たちが本当にそうしようとすれば、 私たちはそれを達成することができることを信じます。 共通の主張における多くの人々の結束が真の変化の奇跡をもたらすことができることを信じます。 そして、多くの人々の膨大な犠牲をもって わずかな人々の飽くことなき貪欲を終わらせるために 今、私の声が国際的な正義の歌声の中に加わることを望みます。 もし、あなたが、又はあなたの団体が、上記の宣言に共鳴していただけるなら、私たちは手を大きく広げて MICAGO イニシアティブと呼ばれる共通の主張の結束に参加するようお招きします。参加するのに費用はかからず、あなたに何も妥協を求めず、あなたにどのような責任も課しません。私たちに参加することによって、あなたは、私たちの体、私たちの社会及び自然環境、そしてこの素晴らしい青い地球を私たちと共有する多くの野生生物を、つまらない、企業の貪欲の名の下に、有害化学物質で痛めつけることに反対する簡単な、しかし非常に活力のある国際的な共同声明に加わることができます。 ゴードン D マックヘンドリー(Gordon D McHendry) 創設者、&キャンペーン・コーディネータ MCS インターナショナル(MCS-International.Org) 今すぐ参加して、あなたの声をもっと価値あるものにしてください。 MICAGO: MCS International Coalition of Allied Goups and Organisations MICAGO(MCS 国際同盟団体組織連合)
MCS in Europe 2009年6月15日 ブログ記事
2009年6月 日本 化学物質過敏症を認める 情報源:MCS in Europe Monday, 15 June 2009 Japan recognizes Chemical Sensitivity Syndrome June 2009 http://mcseurope.blogspot.com/2009/06/japan-recognizes-chemical-sensitivity.html 日本では、化学物質過敏症(CS)の一種で、室内汚染(ホルムアルデヒドやトルエン)が原因で発症するシックハウス症候群はすでに健康保険が適用されているが、厚生労働省は、症状に関して”統一した医学的見解が欠如している”として、CSの健康保険適用を長い間拒否している。 実際に、CSは農薬やタバコの煙のように屋内及び屋外に存在する広範な化学物質によって発症する。 東京にある団体 Sick House Syndrome Liaison Committee は、厚生労働省に対して CS を医学的症状として認めるよう働きかけてきたが、医療情報システム開発センター(MEDIS-DC)は10月1日にCSをリストに加えることを計画しているとと6月1日に発表した。 日本では70万人がそのような症状を持つと推定されるが、現在は治療費を支払っている。時には臨床医は治療費が患者に支払われよう代わりの診断を下す(Sometimes the clinitians give alternative diagnosis to get the treatment payed to their patients.)。 Source in italian: (出典:イタリアのウェブサイト) Association for the Chronic or/and Environmental Injury Illness http://www.infoamica.it/engart.asp?a=10&sa=0&art=386 Click here for the original Japanese story, (Mainichi Japan) June 12, 2009: (リンク切れ) http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2009/06/12/20090612ddm001040003000c.html Source in english: (リンク切れ) http://mdn.mainichi.jp/mdnnews/news/20090612p2a00m0na017000c.html 訳注:毎日jp の英語版の記事が出典のようであるが現在はリンク切れ。 |