WHO ICD-10 1999 / 2.2.4
第2.2.4 項:広く行きわたった不特定の労働関連疾病 情報源:INTERNATIONAL STATISTICAL CLASSIFICATION OF DISEASES AND RELATED HEALTH PROBLEMS (ICD-10) IN OCCUPATIONAL HEALTH World Health Organization Geneva 1999 2.2.4 Diffuse and unspecified work-related conditions http://www.who.int/occupational_health/publications/en/oehicd10.pdf 訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会) http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/ 掲載日:2009年6月3日 このページへのリンク: http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/sick_school/ICD_10/ICD_10-2_2_4.html 訳注:以下はWHO ICD-10 1999 の 本文におけるICD-10の解説の一部であり、ICD-10の中で多種化学物質過敏症(MCS)に触れている 2.2.4 項 を日本語化したものである。 ICD-10の概要は末尾の解説を参照ください。
訳注:「疾病、傷害及び死因分類とは?」 (厚労省/疾病、傷害及び死因分類)より 「疾病及び関連保健問題の国際統計分類:International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems(以下「ICD」と略)」とは、異なる国や地域から、異なる時点で集計された死亡や疾病のデータの体系的な記録、分析、解釈及び比較を行うため、世界保健機関憲章に基づき、世界保健機関(WHO)が作成した分類である。 最新の分類は、ICDの第10回目の修正版として、1990年の第43回世界保健総会において採択されたものであり、ICD−10(1990)と呼ばれている。 現在、我が国では、その後のWHOによるICD−10のままの一部改正の勧告である。ICD−10(2003)に準拠した「疾病、傷害及び死因分類」を作成し、統計法に基づく統計調査に使用されるほか、医学的分類として医療機関における診療録の管理等に活用されている。 訳注:「そもそもICDとは?」 ((財)医療情報システム開発センター/基本分類としてのICD-10)より 疾病、障害及び死因の統計を国際比較するための共通疾病分類としてWHOが勧告している分類がICDです。ICDは明治30年代に人口動態統計の国際死因分類として制定され、その後ほぼ10年毎に修正されています。ICD-10はその10回目の修正版であり、1990年の世界保健総会で1993年からの使用を勧告されました。「疾病及び関連保健問題の国際統計分類第10回修正」(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems,Tenth Revision:ICD-10)という長い名前が、ICD-10の正式名称です。 現在の日本語訳は「疾病、傷害および死因統計分類提要 ICD-10(2003年版)準拠」(以下、提要)全3巻で、WHOが1990年以降2003年までに勧告したICD-10の改正内容(ICD-10(2003年版))を日本へ適用したもので、厚生統計協会から出されています。 もともとICDの出発点は国際死因リストという死因統計用の分類だったため、臨床には向いていないという評価が一般にされています。また様々な保健衛生環境にある国々を一律に捉える分類であるため、日本の現状にそぐわない分類設定も見受けられます。 そこで「標準病名マスター」という別の分類で対応しています。 訳注:関連情報
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