ECHA プレスリリース 2015年6月9日
OECD ナノ物質に関する新たなデータを発表 登録者はこの情報を考慮することを求められる 情報源:ECHA Press Releasae, 09 June 2015 ECHA/PR/15/08 OECD releases new data on nanomaterials - registrants asked to consider the information http://echa.europa.eu/view-article/-/journal_content/title/ oecd-releases-new-data-on-nanomaterials-registrants-asked-to-consider-the-information 訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会) http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/ 掲載日:2015年6月10日 このページへのリンク: http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nano/ECHA/ 150609_ECHA_OECD_new_data_on_nanomaterials.html OECD 工業ナノ材料作業部会は 11 種のナノ材料に関する新たなデータの発表を開始した。REACH への登録者はこの情報を考慮し、必要に応じて書類一式を更新することに留意すべきである。 【ヘルシンキ 2015年6月9日】OECD は、下記 11 種のナノ材料に関する有害情報の配布を IUCLID フォーマットで開始した。
”我々は、もっと多くのナノ特定データが公的に利用できるようになることを歓迎する。そのようなデータは後に、現在行われている研究プロジェクトや国際的作業の中だけでなく、市場に出ている既存のナノ物質に関する安全情報のより良い透明性に寄与するものとして、求められる”と、ECHA 長官官ギールト・ダンセットは述べた。 ECHA は、これらの物質の登録者が新たなデータを注意深く評価するよう強く勧める。適切ならば、登録者はこの情報を考慮し、彼らの物質の安全な使用を確実にするために、彼らの登録を更新すべきである。 ECHA は精力的に OECD の作業に関与しており、工業ナノ材料のテストと評価に関する運営グループの議長を務めている。新たに発表されたデータは、この運営グループの下に各国代表と産業代表によって開発され生成されている。このテストプログラムは、工業ナノ材料に関する人の健康と環境への影響に関連する特定のテストを実施するために、2007年に立ち上げられた。その目的は、ナノ材料に対する既存のテストガイドラインの適用可能性を評価し、工業ナノ材料の固有の特性に関する有用な情報を提供することにある。 更なる情報 ・The results on the OECD's website ・OECD press statement ・ECHA's web page on nanomaterials 訳注:関連情報 ・Chemical Watch News, 11 June 2015 OECD publishes 'unprecedented’ volume of nanomaterials data. Echa urges REACH registrants to update dossiers if necessary |