米・国務省 記者発表 2013年11月6日
米国 水銀に関する水俣条約に参加

情報源:U.S. State Department, Media Note, November 6, 2013
United States Joins Minamata Convention on Mercury

http://www.state.gov/r/pa/prs/ps/2013/11/217295.htm
訳:安間 武/化学物質問題市民研究会
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2013年11月9日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/mercury/US/131106_US_Joins_Minamata_Convention.html


 米国を代表して、海洋及び国際環境問題担当国務省補佐官ケリーアン・ジョーンズ博士は11月6日、水銀に関する水俣条約に署名し、米国が同条約の締約国になることを可能にするための米国の受諾書を寄託した。ジョーンズ補佐官は10月10日に日本国、熊本県における全権委員会議(Conference of Plenipotentiaries)で水俣条約に署名する予定であったが、同会議は米国政府機関の一部閉鎖期間中に開催されたので、参加はキャンセルされた。

 水俣条約は、脳と神経系に重大な健康影響をもたらす有毒化学物質である水銀への曝露を削減するための世界の前進を示すものである。米国は、我々が生成し環境に放出する水銀の量を削減するための十分な措置を既にとっており、既存の法律と規制権限の下に条約の義務を実施することができる。水俣条約は、国家を超える問題の特性に対応することにより、国内措置を補完するものである。


訳注:米国の署名・受諾により、水銀条約は、2013年11月6日現在、 署名国数:93 批准国数:1 となった。
http://www.mercuryconvention.org/Countries/tabid/3428/Default.aspx



化学物質問題市民研究会
トップページに戻る