水銀条約政府間交渉委員会第4回会合(INC4)での
IPENと化学物質問題市民研究会の水俣キャンペーン

報告:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2012年6月30日
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http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/mercury/IPEN/INC4/IPEN_INC4_Minamata_Campaign.html

 ウルグアイのプンタデルエステで6月27日から7月2日まで開催されている水銀条約政府間交渉委員会第4回会合(INC4)の初日に本会議場に隣接するロビーで、国際POPs廃絶ネットワーク(IPEN)と当研究会は共同で、”水俣を敬うキャンペーン”の一環として、水俣ポストカード水俣連帯リボンを会議参加者に配布しました。
 ポストカードの表は、INC2(2011年1月千葉)で水俣被害者の坂本しのぶさんが、フェルナンド・ルグリスINC議長と握手している写真と、INC4に向けての坂本しのぶさんのメーセージを英文で記載しました。
 また坂本さんの代理として、当研究会の安間がポストカードとリボンをルグリスINC議長に手渡しました。(写真

水俣ポストカード
(日本語訳)
水俣を敬う
 加害責任の検証、全ての被害者への補償、水俣湾などの水銀ヘドロ埋め立て問題、水俣病の全容解明など、水俣病はまだ解決していません。
 このような悲劇を二度と起こさない、被害者を苦しめることのない、強い水銀条約にしてください。

坂本しのぶ
水俣病互助会
水俣病被害者互助会
(日本語訳)
水俣:
世界を悲しませた汚染サイトと被害者
 現在のINC4条約案は、汚染サイトへの義務を含んでいない。
 もし、水銀条約が、水俣で起きたような汚染サイトの惨事を防ぐための義務を求めないなら、そのような条約を”水俣条約”と呼ぶことができるであろうか?
 INC4の結果次第で、水俣被害者と将来の世代を敬うことにもなるし、名誉を汚すことにもなる。

IPEN水俣を敬うキャンペン
www.ipen.org/minamata

水俣連帯リボン
ブルーは水俣の青い海、オレンジは水銀汚染の警告を表している。 INC2(2011年1月千葉)、INC3(2011年10月ナイロビ)に続いて今回のINC4でも多くの参加者に配布し、胸に着用していただいた。

写真(By Jindrich Petrlik(Arnika Association)

当研究会の安間武(左)とフェルナンド・ルグリスINC議長(右)

ギルバートGilbert Kuepouo, CREPD, Cameroon


化学物質問題市民研究会
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