2013年1月19日 INC5閉会(クロージングセッション)
安間武の発言 「条約名」 (pdf版) オリジナル:January 19, 2013 Naming intervention Takeshi Yasuma, Citizens Against Chemicals Pollution - Japan http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/mercury/INC5_NGO_Intervention/ IPEN/Naming_intervention_19_Jan_en.pdf 訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会) http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/ 掲載日:2012年1月19日 このページへのリンク: http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/mercury/INC5_NGO_Intervention/ IPEN/Naming_Intervention_19_Jan_jp.html
私は、日本の化学物質問題市民研究会(CACP)の安間武です。 IPENと化学物質問題市民研究会を代表して発言いたします。 IPENと化学物質問題市民研究会は、提案されている条約名が交渉の結果にどのように関連するのかについての考えを、皆さんと共有したいと思います。 この条約の名前は、世界中の公益団体と地域の人々にとって非常に重要なことがらです。 今週、私たちは、代表の皆様方の多くとこの条約名についてお話をしましました。個人的には皆様の多くが、提案されている条約の名前について、満足していないと語りました。 私たちの見解は、新たな条約は将来の水俣の悲劇を防ぐのに十分ではなさそうだということです。それは条約にこの名前をつけるのは不適切であるということを意味します。 IPENと化学物質問題市民研究会は、水俣の被害者団体や世界中の多くの団体により表明されている反対について、この委員会はもっと敏感になっていただきたいと思います。私たちは皆様方が彼等の声に耳を傾け、議論と抵抗を回避でき、真に水俣の被害者を敬う条約名を選ぶことを求めます。 条約の名前は議論の種であってはなりません。私たちはこの委員会が単純に”水銀条約”と名づけるよう求めます。この名前は明確であり、政治的な議論がありません。 最後に、私たちはここにいる全ての代表者の皆様に、数千人という水俣の悲劇の被害者のために短い時間の黙祷をお願いいたしたいと思います。 黙祷 紳士淑女の皆さん、どうもありがとうございました。どうぞ敬意の失われた条約は全く悲惨であるということを思い出してください。 ありがとうございました。 |