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2010年6月11日 ZMWG プレスリリース
【スットクホルム、ブリュッセル 2010年6月11日】 国連環境計画（UNEP）主催の下に、世界の政府は本日、スウェーデンのストックホルムで開催された政府間交渉委員会第1回会合（INC1）において、水銀汚染管理のための法的拘束力のある条約に向けての第一段階を終えた。これらの最初の討議は、2011年1月東京における第2回会合（INC2）で開始する条約の本文作成のための強固な基礎を与えるものである。水銀に関する世界条約に向けて踏み出す 情報源：ZMWG PRESS RELEASE 11 June 2010 Global Treaty on Mercury gets under way http://www.zeromercury.org/UNEP_developments/100611_ZMWG_PR_Hg_INC1_final.pdf 訳：安間 武 （化学物質問題市民研究会） http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/ 掲載日：2010年6月16日 このページへのリンク： http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/mercury/INC1_NGO/ZMWG_Press_Release_100611_INC1.html ”132カ国からの参加者は世界の水銀問題に対応することの重要性と国際的なコミットメントを再確認した”と、欧州環境局（EEB）及びゼロ・マーキュリー・ワーキンググループ（ZMWG）のエレーナ・リンベリッド−セッチモは述べた。”我々は、全ての議題を包含するこの最初の討議が、水銀の使用、供給、及び排出を世界的に最小化し、実行可能なら廃絶するために、法的に拘束力のある管理措置に関するもっと実質的な議論への道を開くことを希望する”。 会合において、各国は、水銀供給、余剰水銀の保管、製品及びプロセス中での水銀の使用、小規模金採鉱、貿易、水銀の大気放出、廃棄物及び汚染サイト、遵守、財源、能力構築、技術支援、意識向上などの水銀問題に関する目標を定めた潜在的な条項に関する見解を述べた。各国及び各地域はまた、今後の政府間交渉委員会会合（INC）でどのように議論が展開されるべきかについて意見を述べた。 ”我々は、大きな進展が望まれる余剰水銀の供給、貿易、保管のような領域に焦点を絞った議論に関与することを期待している”と天然資源保護協議会（NRDC）のスーザン・キーンは述べた。 南アフリカのNGO基盤である地球の友南アフリカのリコ・ユリピドウは、”我々が食べる魚がこの毒物で汚染されることを防ぐ水銀汚染管理のための条約を確立する方向に向けてよいスタートを切った”と述べた。 ”我々は、政府間交渉会合で、世界中の女性に大きな曝露リスクを及ぼす水銀含有皮膚美白クリームの製造を禁止すべきとする世界保健機関（WHO）の声明を賞賛する”とマーキュリー・ポリシー・プロジェクト（MPP）及びゼロ・マーキュリー・ワーキング・グループ（ZMWG）のマイケル・ベンダーは述べた。”我々はまた、歯科用アマルガムの使用を段階的に廃止しようとするWHOを支持する”（脚注1）。 （脚注1）：アメリカではFDAが昨日、歯科アマルガム、特に脆弱な人々に対するリスクについて見直素ことを決定した。http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm215061.htm 水銀は食物連鎖を通じてヒトにまで達し、胎児や小さな子どもにリスクを及ぼす危険な神経毒素である。 更なる情報についてはどうぞ、下記に連絡ください。
水銀は、長距離を移動する地球規模の汚染物質である。その有毒な形態であるメチル水銀は上位の大型魚類に蓄積し、それらを食することで我々の体内に取り込まれ、胎内の胎児や小さな子どもに最悪の影響を及ぼす。2009年2月に世界の環境大臣らは世界規模の水銀汚染を管理するための条約について協議を開始することについて合意した。この決議は、UNEP第25回管理理事会に参集した140カ国以上の合意を表すものである。2013年までに水銀条約に関する作業を完結するために、5回の政府間交渉委員会会合の開催が予定されている。 更なる情報は、ゼロ・マーキュリー・ワーキング・グループ（ZMWG）のウェブサイト http://www.zeromercury.org/ をご覧ください。 European Environmental Bureau, (EEB), www.eeb.org, is a federation of over 140 environmental citizens' organisations based in all EU Member States as well as in neighbouring countries. These organisations range from local and national, to European and international. The aim of the EEB is to protect and improve the environment of Europe and to enable the citizens of Europe to play their part in achieving that goal. The Zero-Hg Working Group (ZMWG), www.zeromercury.org, is an international coalition of more than 80 public interest environmental and health non-governmental organizations from over 45 countries from around the world that strives for zero supply, demand, and emissions of mercury from all anthropogenic sources, with the goal of reducing mercury in the global environment to a minimum. |