NGOs連合 2009年10月23日 プレスリリース
世界の政府 水銀に関する世界条約に向けて動く 情報源:NGOs Press Release, 23 October, 2009 World Governments Move Towards Global Treaty on Mercury http://bantoxics.multiply.com/journal/item/21/_World_Governments_Move_Towards_Global_Treaty_on_Mercury_ http://mercurypolicy.org/wp-content/uploads/2009/10/091023ngos_pr_oewg3_mercury.pdf 訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会) http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/ 掲載日:2009年10月26日 このページへのリンク: http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/mercury/Env_NGOs/091023_Env_NGOs_Press.html 【2009年10月23日 バンコク】 本日、世界の政府は、タイのバンコクにおける国連環境計画(UNEP)の会議で水銀汚染を抑制するための法的拘束力のある条約に向けて最初の重要な一歩を踏み出した。彼らの勧告は2010年6月にストックホルムで開催される国際交渉委員会(International Negotiating Committee (INC) に向けての基礎を各国に提供するものである。 ”我々は政府が、NGOの参加を認め、2013年までに条約を採択するという手続き上のルールに合意したことに満足している”と欧州環境事務局(EEB)及びゼロ・マーキュリー・ワーキング・グループのエレナ・リンベリディ・セッチモは述べた。 会議では、水銀に関する供給、貿易、製品、及び小規模金採鉱に関する情報が提供された。各国及び地域は、国際交渉委員会(INC)で議論をどのように展開するかに関する意見を表明し、政府は自国における水銀管理の活動に関して参加者に状況を報告した。 ”我々は、著しい進捗が見込まれる供給、貿易及び余剰水銀の保管のような領域において絞り込んだ討議がなされることを期待する”とゼロ・マーキュリー・ワーキング・グループ及びアメリカを拠点とするマーキュリー・ポリシー・プロジェクト(MPP)の代表マイケル・ベンダーは述べた。”技術的及び財政的支援の取り決めに関する討議、及び遵守に向けたメカニズムが早期に議論されるべきである”。 フィリピンのNGO、バン・トクシックスのリチャード・グティエレスは、”我々は世界のコミュニティーが水銀汚染を抑制する条約を確立し、我々が摂取する魚から水銀を効果的に守ることに向かっているということに楽観的である”。 水銀は人を頂点とする食物連鎖に入り込む有害な神経毒素である。それは長距離を移動して世界中を汚染する。最も有毒なメチル水銀は大きな捕食魚に蓄積し、魚を食することで我々の体内に取り込まれ、胎内の赤ちゃんや小さな子どもたちに最悪の影響を及ぼす。 ゼロ・マーキュリー・ワーキング・グループ www.zeromercury.org は、2005年に欧州環境事務局(EEB)、マーキュリー・ポリシー・プロジェクト(MPP)及びバン・マーキュリー・ワーキング・グループによって設立された75カ国以上の非営利・非政府組織の国際的な連合である。同グループの目的は、EUレベル及び全世界において我々が管理できる全ての発生源から水銀のゼロ排出、ゼロ需要、ゼロ供給を達成することである。 更なる情報についての連絡先: Michael Bender, +1 802 917 4579 +1 802 223 9000 Richard Gutierrez Ban Toxics! Zero Mercury Working Group 26 Matalino St., Suite 329 Eagle Court Diliman, Quezon City 1101 PHILIPPINES Tele Fax: +63 2 929 1635 www.bantoxics.org 訳注:要点
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