ニュージャージー州環境保護局
ニュースリリース2007年2月13日
飲料水中のPFOAに関する調査結果の発表

情報源:News Release February 13, 2007
State of New Jersey, Department of Environmental Protection
Releases Results of Drinking-Water Study
http://www.state.nj.us/dep/newsrel/2007/07_0008.htm

概要紹介:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2007年2月25日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/kaigai/kaigai_07/07_02/070213_New_Jersey_PFOA.html


 【トレントン】- ニュージャージー州環境保護局長官リサ P. ジャクソンは、パーフルオロオクタン酸(PFOA)として知られる広範に使用されている産業化学物質が同州全域の飲料水系中で検出されることについて評価する調査結果を、本日発表した。

 ”この調査は、ニュージャージー州中の井戸で非常に低レベルのPFOAを検出したが、そのレベルはアメリカの他の地域で検出されるレベルとほぼ同じである”とジャクソ長官は述べた。”我々はすでにPFOAとそれが人の健康に何を意味するのかを評価する初期段階のプロセスにいる。しかし、後ではなく、今、水道会社を関与させることが重要である。”

 州環境保護局(DEP)は、23の飲料水系をテストし、テストしたうちの78%の飲料水系において非常に低レベルでPFOAを検出した。報告書(pdf)はまた、環境団体や水道会社を含む外部から提出された飲料水系調査結果を含んでいる。

 州環境保護局(DEP)はまた、PFOAのための暫定的飲料水指針値(preliminary drinking-water guidance value)を設定するための第一段階の措置を取っている。既存の動物テスト及び生涯暴露(70年)からもたらされる見積もりに基づき、DEPは0.04ppbの指針レベルを特定した。アメリカの平均的血中レベルは約5ppbである。

 この新たな指針レベルはこの汚染のための飲料水基準を設定するための現状のプロセスの第一段階である。PFOAに関する科学は急速に進んでいるので、DEPは入手可能な全てのソースからサンプリングを実施しデータを評価することを続ける。州環境保護局(DEP)は、この新たな情報に基づいて飲料水の消費パタンーンを変更することを推奨しない。

 PFOAは、焦げ付き防止調理器具や全天候型衣類のような消費者製品の製造を含んで、多くの産業用途で使用されている特別の特性を持ったフッ素ポリマー物質を作るために使用される。

 EP'sの指針レベルを設定した調査報告を見るためには下記ウェブページを参照ください。
 http://www.nj.gov/dep/watersupply/pfoa.htm



化学物質問題市民研究会
トップページに戻る