EPA、殺虫剤ダイアジノンの屋内用と芝生及び園芸用の
期限付き使用中止を発表
情報源:米環境保護局(EPA)プレスリリース 12/05/00 本日EPAは、アメリカで最も広く使用されている殺虫剤の一つであるダイアジノンについて、屋内用は2001年3月まで、芝生及び園芸用は2003年12月までの期限付きで、使用を禁止とすると発表した。 「クリントン−ゴア政権は、人間の健康と環境、特に子ども達に危険を及ぼす可能性のある農薬類を排除するよう積極的に取り組んできた。本日発表した措置は、全てのアメリカ人が有害な農薬に曝されることがないようにするための主要な施策の一つである」とEPA長官キャロル・ブラウナーは述べた。 さらにブラウナー長官は「この措置は、家庭内やその周辺からほとんどの有機燐酸エステル系殺虫剤をなくものであり、これにより消費者はより安全な害虫防除の方法を採用するようになるであろう」と述べた。
ダイアジノンは家庭の芝生用殺虫剤として最も広く使用されており、また家庭や園芸用として使用されている殺虫剤の成分である。昆虫類や地虫類の駆除に使用されている。
EPAのこの措置は、政府が厳しい農薬規制を新しく設けたことを受けて、クリントン大統領が1996年に署名した食品衛生保護条例(Food Quality Protection Act)に基づくものである。 合意書では、この殺虫剤の中止スケジュールを下記の様に定めた。
有機燐酸エステルは神経系に影響を与える。ダイアジノンによる影響は量にもよるが、過度に曝露すると、吐き気、頭痛、おう吐、下痢、衰弱、等の症状が現れる。 ラベルに表示されている指示と注意に従えば、ダイアジノンを購入し、使用することは出来る。消費者は必ずラベルを読み、その指示と注意に従うことが必要である。もし消費者がダイアジノンの使用を中止する場合には、州または地方の廃棄物処理担当課または各地の廃棄物収集センターに連絡して、適切な廃棄処理をすることが必要である。 本件についての詳細はウェブサイトhttp://www.epa.gov/pesticides/で入手可能である。 (訳:安間 武)
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