IPEN 2019年4月3日
OEWG 3 における IPEN の
電子機器中の有害化学物質に関する発言

シルバニ・マガンヤ(AGENDA、タンザニア)

情報源:IPEN, 3 April, 2019
IPEN Intervention on Hazardous Chemicals in Electronics
Given by Silvani Mg'anya, AGENDA, Tanzania
https://ipen.org/sites/default/files/documents/agenda_
ipen_intervention_on_hazardous_chemicals_in_electronics_3_april.pdf


訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2019年4月4日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/eu/saicm/ipen/OEWG_3/
190403_IPEN_Intervention_on_Hazardous_Chemicals_in_Electronics.html


 議長、ありがとうございます。

  ICCM3 により完全に承認された 2011年の電子機器に関するウイーン会議は、電気及び電子機器製品のライフサイクル中の有害物質(HSLEEP とも呼ばれる)をどのように解決するかに関する明確なアプローチを設定しました。同会議は下記の3点を勧告しました。
  1. 上流:有害物質を代替する非有害性/弱有害性物質の使用を支援するグリーン設計で対応
  2. 中流:労働安全衛性及び製造分野で対応
  3. 下流:電子廃棄物に関する終末期の問題として対応
 さらに、電子機器製造の詳細を見ると、女性がしばしば労働力の主体をなしているので、女性と化学物質の安全の問題に深い関連があります。

 技術の進歩とともに、非常に多数の電子機器と装置が世界中で毎日製造され、流通しています。このことは毎日、廃棄物の流れの中に電子機器の廃棄物がいかに大量に流れ込んで行くかを示しています。韓国やベトナ」のような主要製造国の公益 NGOs は、電子機器製造労働者、特に女性の中に深刻な健康影響があることを明らかにしてきました。さらに多くの人々が最終使用者として、特に子どもを含む脆弱な集団が影響を受けています。

 従って、中流及び下流の危険を回避/低減するために、特に上流においてライフサイクル内の電子機器に対応するためにもっと厳格な世界的アプローチと行動の必要性が求められています。最後に、下流側要素に対応するために、拡大生産者責任(EPR)の採択が求められます。

 議長、ありがとうございました。



化学物質問題市民研究会
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