2012年9月18日 ICCM3におけるIPENの発言
内分泌かく乱物質(EDCs)
ローラ・マーチン・ムリロ(サステインレーバー)

情報源:IPEN Intervention on Endocrine Disrupting Chemicals, 18 September 2012
given by Laura Martin Murillo, Sustainlabour
http://ipen.org/iccm3/wp-content/uploads/2012/09/Sustainlabour-intervention-on-EDCs.pdf

訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2012年9月30日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/eu/saicm/iccm3/IPEN/
IPEN_intervension_EDCs_Sustainlabour_ICCM3.html

 議長、ありがとうございます。

 私は、世界中の1億7,500万人の労働者を代表するサステインレーバー(Sustainlabour)と国際労働組合連合(International Trade Union Confederation)を代表してフロアーから発言します。私たちは内分泌かく乱化学物質を新規課題として含めることを支持することを表明をしたいと思います。

 過去数十年間は、EDCsの甚大な健康と環境への影響のある部分を理解するために重要でした。労働者はこれらの影響の被害を真っ先に受けます。世界中で、農業労働者、廃棄物回収者、特に電子廃棄物労働者、クリーニング労働者など、非常に多様な分野の女性及び男性の労働者がEDCsに曝露しています。職場でのEDCsへの曝露は労働者の健康を損なうだけでなく、彼等の子どもたちの健康をも犠牲にします。私たちは、妊娠中又は授乳中の女性労働者のような特定の脆弱なグループを保護するための行動が必要です。労働者は、生計を立てるために日常的に使用している有害物質の影響を知る権利があります。

 私たちは、早急に二つの施策を同時にとる必要があります。ひとつは、新たなそして調査が少ないEDCsに関する評価と研究の改善であり、同時に私達は予防及び代替政策を通じて、”直ちに”労働者、そして地域社会と生態系の保護を開始する必要があります。全ての政府は、労働安全衛生部門を通じて、EDCsのための予防的政策を策定し実行する必要があり、保健分野は、患者医療記録に労働者の履歴を含めるよう求める必要があるでしょうし、会社は、労働安全衛生(OHS)労働組合代表と協力してリスクの評価と防止に努めなくてはなりません。発展途上国はこれらの仕事をするために支援を必要とするでしょう。

 UNEPとWHOの提案の枠組の中で、特に発展途上国と移行経済国の労働者に関連する問題を含んで、内分泌かく乱化学物質に関連する問題に関し、SAICMの原則に従って、レポートの作成を協働行動の中に含めることを労働者は要求します。

 全ての利害関係者は、人々をよりよく保護することに関して共に学び行動するために、私たちの能力を活用し、組織を勘定に入れることができます。

議長、ありがとうございました。



化学物質問題市民研究会
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