ECHA プレスリリース 2013年6月3日
REACH の下に2,923種以上の化学物質が 産業により登録 情報源:ECHA/PR/13/21 Helsinki, 3 June 2013 2,923 more chemicals registered by industry under REACH http://echa.europa.eu/view-article/-/journal_content/title/ 2-923-more-chemicals-registered-by-industry-under-reach 訳:安間 武 /化学物質問題市民研究会 http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/ 掲載日:2013年6月12日 このページへのリンク: http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/eu/reach/ECHA/ 130603_ECHA_second_REACH_deadline_31_May_2013.html REACH の第2回目の締切期限である2013年5月31日までに、3,215社が、9,084の登録書類一式を欧州化学物質庁(ECHA)に提出した。最終的に受け付けられた登録数と物質数は、すべての登録書類が処理される9月初旬に判明するであろう。 【ヘルシンキ 2013年6月3日】2013年5月31日までに、3,215社は、年間に100トンから1,000トンを製造又は輸入する化学物質のために、9,084の登録書類一式を欧州化学物質庁((ECHA)に提出した。全体の登録の20%は、零細、小、又は中規模の会社により提出されたものであり、80%が大企業によるものである。23%は、EU域外( non-European)の会社のための”唯一の代理人(only representatives)”によってなされたものである。 登録は、EU加盟26か国、及び欧州経済領域(EEA)加盟3か国からなされ、最も数が多かったのは、ドイツ(31%)、イギリス(12%)、及びイタリア、フランス、オランダ(各8%)であった。
ほとんどの物質は、登録作業を共同で行っているグループ会社により登録された(82%)。共同提出は、幹事1社と平均2.9社のメンバーからなっている。 ECHAの長官ギールト・ダンセットは、次のように述べた。”この2回目のREACH締め切りは、欧州における化学物質の安全な使用に向けてのひとつのマイルストーンである。全体として、登録作業は順調に行われている。多数の登録幹事会社が最終日に登録し、いくつかのメンバー会社に不必要な不安をもたらしたが、産業界は2013年登録締切に向けて積極的に対応した。私は、厳しい作業の中で首尾よく登録できたすべての登録者に祝いの言葉を述べる。私はまた、REACHを遵守するということは、登録という作業で終わるわけではないことを各社に思い起こしてほしい。それは出発点である”。 受け付けられた正確な登録数と物質数は、すべての登録書類が処理される9月初旬に判明するであろう。多くの未処理事項としてECHAは、各社が登録費用を支払うのを待っている。ECHAは、2013年登録の大部分の企業秘密でない情報を本年末までに公開するであろう。 REACHが2008年に開始して以来、総計6,598 物質が登録された。年間1トン以上EUで製造又は輸入され物質のための最終のREACH登録締め切りは、201年5月31日である。 |