ECHA プレスリリース 2011年2月28日
ECHA 2010年度 評価(Evaluation)に関する報告書発表 情報源:ECHA PR/11/05 Helsinki, 28 February 2011 ECHA Publishes Report on Evaluation in 2010 http://echa.europa.eu/news/pr/201102/pr_11_05_evaluation_report_20110228_en.asp 訳:安間 武 /化学物質問題市民研究会 http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/ 掲載日:2011年3月7日 このページへのリンク: "http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/eu/reach/ECHA/110228_ECHA_Press_Evaluation_2010.html" この評価報告書は、2010年のREACH登録のための書類一式の評価に関するECHAの活動結果について記述するものである。この報告書はまた、登録者への勧告も提供している。 この報告書は、様々なREACHの評価活動と個々の結果に関する詳細と数値を示している。2010年に、ECHAは評価のために273件の書類を検証した。そのうち151件の書類は遵守チェック、123件の書類はテスト提案の検証であった。そのうち遵守チェックについて70件、テスト提案について7件が2010年中に完了した。残りの書類はまだ検証作業中である。 報告書は、2010年における書類について、かなりの割合で品質上の問題があることがわかったと結論付けている。しかし、ほとんどの書類の検証は今後行なわれるので、最初の登録期限までに登録された書類の品質に関し、最終的な結論を下すのは早すぎるとしている。 報告書は、評価された書類でわかった最も一般的な欠陥をリストし、登録者に具体的な勧告をしているが、それらの中で重要なもの次の通りである。
更なる情報 REACHには、3つの異なる評価プロセスがある。すなわち、遵守チェック、テスト提案の検証、物質評価である。遵守チェックでは、ECHAは登録者により提供されたデーターの品質と適切性を検証し、REACHの情報要求を遵守するために更なる情報を求めるかもしれない。テスト提案の検証は、適切で信頼性のあるデータが生成され、不必要な動物テストを回避することを目的としている。ECHAは、テストが必要かどうかを決定し、その後、テスト実施の許可を与えるかもしれない。3番目の評価プロセス、物質評価は、ある物質のある用途が人の健康又は環境に害を及ぼすかもしれないという疑いがある場合に行なわれる。加盟国は物質評価に求められる科学的評価を実施する。 REACH規則の第54条にしたがって、ECHAは、毎年2月末までに評価に関する報告書をは発表する。 Evaluation under REACH Progress Report 2010: http://echa.europa.eu/doc/evaluation_under_reach_progress_report_2010.pdf Evaluation web pages: http://echa.europa.eu/reach/evaluation_en.asp Evaluation under REACH Progress Report 2009: http://echa.europa.eu/doc/progress_report_2009.pdf Examination of testing proposals: http://echa.europa.eu/consultations/test_proposals/test_prop_cons_en.asp Member State Committee: http://echa.europa.eu/about/organisation/committees/memberstate_en.asp |