ケムセック(ChemSec)2012年2月16日
REACH 認可リスト拡大 追加8物質の有効期限を設定 情報源:ChemSec News, 16 February 2012 'Sunset dates' set for another eight substances as authorisation list expands http://www.chemsec.org/news/news-2012/874-sunset-dates- set-for-another-eight-substances-as-authorisation-list-expands 訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会) http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/ 掲載日:2012年2月19日 このページへのリンク: http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/eu/reach/ChemSec/News/ chemsec_120216_another_eight_substances.html 欧州委員会は、欧州化学物質庁(ECHA)により提案された REACH Annex XIV 認可リストに8物質を含めることを支持した。 これにより、合計14物質が REACH Annex XIV にリストされることになる。しかしこれは、REACH 制定の過程で議論された可能性ある認可対象として欧州委員会が白書の中で示した 1,400 物質のうちのわずか1%である。このペースで行けば、有害であることが知られているこれら全ての物質が REACH 認可リストに掲載されるまでに数百年かかることになる。 我々は、認可リストへのこの新たな追加を歓迎するが、このリストに掲載されるスピードが非常に問題である。これらの物質は、すでに2010年に、欧州化学物質庁(ECHA)により提案されていた(訳注1)とケムセックの上席化学物質顧問ジャーカー・ライトハートは述べた。 2015年に設定された有効期限(sunset dates)の後は、これらの物質は、特定の用途のための認可が与えられなければ、欧州連合(EU)では禁止される。認可を求める責任は、ひとえにこの物質の製造者、輸入者、又は使用者にある。追加された8物質は下記の通りである。
訳注1 第2次SVHC追加候補物質(2009年9月) SVHC追加候補物質はSVHCとして特定されるとSVHCリスト(認可対象候補物質リストに掲載される。 SVHCとして特定され、さらに認可対象物質として特定されると付属書XIV(Annex XIV) 認可リストに掲載される。 |