世界保健機関(WHO)
世界ノー・タバコ・デー2009 小冊子 紹介 情報源 World No Tobacco Day 2009 brochure Introduction [pdf 925kb] http://www.who.int/tobacco/resources/publications/wntd/2009/materials/brochure/en/index.html 訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会) 掲載日:2009年6月4日 このページへのリンク: http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/eu/WHO/World_No_Tobacco_Day_2009.html はじめに
世界保健機関タバコ規制に関する枠組み条約の第11条は、タバコのパッケージに ”タバコの使用の有害影響を述べる健康警告を記載する” ことを求めることを160か国以上に義務付けている。さらに、2008年この国際条約の締約国会議によって採択された第11条へのガイドラインは、警告はパッケージの表と裏の両方に表示され、大きく明瞭であり、タバコにより引き起こされる特定の病気を記述すべきことを規定している。さらに、各国の WHO タバコ規制に関する枠組み条約の実施を支援するWHO MPOWER(訳注1)技術協力パッケージは、たばこ使用の危険性に関する人々の意識を高めるためのタバコ健康警告警告の重要性を強調している。 タバコは合法的な消費者製品の中で異常であり、前向きな感覚ではない。製造者によって意図されたようにそのまま使用すると人を殺す。全ての喫煙者の半分はタバコ関連の疾病で死に、それらの半分は早死にするであろう。 まだほとんどの国ではタバコ製品のパッケージは、消費者にそのリスクを警告するための情報をほとんど又は全く提供していない。この現実は公衆の間に、さらには健康に関する専門家の間にすら、タバコ使用による健康リスクの認識が欠如していることを示している。 画像を含むタバコのパッケージ健康警告は、健康リスクをを伝えるために特に強力であり、コスト効果のある手段である。それは下記の理由による。
各国はますますタバコ・パッケージ上の絵による警告を求めるようになってきた。2009年5月31日現在、ほぼ7億人の人口をカバーする23か国・地域がパッケージ上に大きな絵による健康警告を求めている。その他の諸国、ジブチ、モーリシャス、ラトビア、及びスイスは2009年後半及び2010年に絵による警告を実施する法を採択した。
訳注1:WHO MPOWER たばこ対策について/厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室
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