SUBSPORT 2012年5月24日 プレスリリース
会社は、新たなオンラインツールで 有害化学物質の代替情報を共有 情報源:SUBSPORT Press Release 24 May, 2012 Companies share alternatives to hazardous chemicals in new online tool http://www.chemsec.org/images/stories/2012/chemsec/120525_SUBSPORT_press_release.pdf 訳:安間 武/化学物質問題市民研究会 http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/ 掲載日:2012年6月6日 このページへのリンク: http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/eu/SUBSPORT/120524_Press_SUBSPORT.html 【ヘルシンキ 5月24日】欧州の環境・労働団体とコンサルタント会社が、会社が廃止したいと望む問題ある化学物質についての情報を共有して代替を見つけることができる実際的なツールを開発したことを本日発表した。このツール、SUBSPORTは、世界中で使用されている最も有害な化学物質のいくつかについて、より安全な代替を見つけるための努力の結果として会社やその他が得た多くの実際的な成功事例を含んでいる。 有害性の少ない製品を製造し使用するという会社に対する要求が増大し、より厳しい規制が導入され、消費者の知見も高まっている。問題ある物質の廃止を可能とするために、会社はより安全な代替化学物質又は技術の発見という課題に取り組んでいる。情報交換プラットフォームであるSUBSPORT(Substitution Support Portal:代替支援の入り口)は、この様な取り組みを行なっている会社に情報を提供するために用意されている。 ![]() 現在約100の代替事例を含み増強中の事例データベースは、例えば過フッ素化合物、臭化難燃剤、塩化ビニル、パークロロエチレンのような問題ある化学物質がどのように代替されているかを示している。 ![]() 事例は、大きな多国籍企業から小企業、労働組合、病院、大学、公共団体の調達部門まで、広範な利害関係者により供給された。 ![]() ![]() このウェブサイトは有害化学物質を代替することに関心を持つ全ての人々のための出発点となることを目指している。それは、代替物質と技術に関する情報交換のための無料の多国言語のプラットフォームであり、物質評価と代替管理のための指針を提供するツールである。 SUBSPORTは、労働者とその代表者たちが有害な化学物質に対する、より安全な代替を特定し、作業条件を改善するのに役立つとスペインの労働者委員会 CCOO の健康安全部門共同事務局長ペドロ J. リナレスは述べている。 更なる情報 SUBSPORの公式な立ち上げは本日17:00〜18:00にヘルシンキで行なわれ、無料のサイドイベントがヘルシンキ・ケミカル・フォーラムで開催される。本件に関する詳細については、ケムセックのアマンダ・フス(amanda.huss@chemsec.org +46 703 556264)に連絡ください。 SUBSPORは、欧州連合のLIFE+ Programme、ドイツの連邦労働安全衛生研究所(BAuA)、及びオーストラリアの連邦農業森林環境水管理省((Lebensministerium)の資金援助を得ている。 SUBSPORのウェブサイト:www.subsport.eu |