フィリピンスター 2007年5月23日記事 紹介
JPEPA は有害物質の持ち込みを許さないであろう

情報源:Philstar.Com, Wednesday, May 23, 2007
RP-Japan pact won't allow toxic dumping
By Paolo Romero
http://www.abs-cbnnews.com/storypage.aspx?StoryId=78074
訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2007年5月23日
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http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/basel/JPEA/070523_JPEPA_Philstar.html


【東京 via PLDT】 日本は、フィリピン上院が議論ある日比経済連携協定(JPEPA)を批准するよう説得するために、日本はフィリピンに有毒及び有害廃棄物を持ち込まないという保証を公式に与えるであろう。

 ドミンゴ・シアソン駐日フィリピン大使は、安倍首相とは本日、議員及びビジネス界のメンバーとはその後に会談する予定のアロヨ大統領の4日間の訪日を前に声明を発表した。

 ”JPEPAには環境に関する議論がある。それは重要なことがらから人をそらすものである。日本は、悪いもの(bad)とみなされる物質を輸出しないというサイド・レターを出してもよいという合意がある”とシアソン大使は記者らに述べた。しかし彼は、保証の手紙は上院がそれを要請した場合にのみ出されるであろうと述べた。

 環境団体や大義重視(cause-oriented)のグループは、JPEPAはフィリピンを日本からの有毒及び有害廃棄物のゴミ捨て場にする条項を含んでいると言っている。JPEPAはもともと両国間の物とサービスの取引に役立たせるよう意図されていた。

 日本政府高官らは、協定にはそのような条項は存在することを認めたが、有害物質のフィリピンへの輸出は両国政府の承認なしには許されないと強調した。上院議員らは疑義ある条項が削除される場合にのみ批准すると主張した。

 JPEPAを守る立場でシアソン大使は、日本は同様な協定をマレーシア及びタイと結んでいると指摘した。”我々は遅れてはならない”と同大使は述べた。

 アロヨ大統領は以前に上院”にJPEPAを”早く批准”して欲しいという希望を述べた。

 彼女は、日本はフィリピンの環境を危うくするつもりはないという日本の首相からの以前の保証により、上院が同協定を批准することに確信を持つことを希望すると述べた。
 アロヨ大統領は昨年11月17日に上院の批准を求めて上院に同協定を送付した。
 ”最終日においても、それはまだ上院で未決であった。我々は提案することができるだけである”と彼女は述べた。

 彼女は、日本は”農産物市場をフィリピンに開放する”のだからJPEPAの最終的な施行により恩恵を受けると述べた。

 ”JPEPAは単に市場へのアクセスだけではない。それは人的資源開発、財政的サービス、情報技術(IT)、エネルギーと環境、科学と技術、交通とインフラなどを含んでいる”と彼女は述べた。

 彼女はさらに同協定の下では日本は、健康介護サービス市場を開放してもっと多くのフィリピン人看護士や介護士受け入れるであろうと付け加えた。

 アロヨ大統領と小泉首相は2006年9月9日に、フィンランドのヘルシンキで開催された第6回アジア−ヨーロッパ会議に出席したついでにJPEPAに署名した。

 通商長官ピーター・ファビラは、フィリピンに投資することを約束している日本の企業は上院がJPEPAを批准するのをまだ持っているので、アロヨ大統領は日本企業との投資協定に調印する予定はないと述べた。

 ”我々が話をした人々の多くは、この協定で利益をを得ることを確実にすることを望むので、この包括的な経済連携協定の批准を待ちわびている”とファビルは月曜日(21日)に述べた。

 ファビル長官はJPEPAが上院で批准され次第、200人以上のビジネスマンがtフィリピンに投資のためにやってくるであろうと述べた。

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