5月にもなるとコナラの木は音をたてて
樹皮のすき間から樹液を活きよいよく吹き出します。
静かな夜、樹液が吹き出てる木のそばで耳を立てて
その音を聴いてみましょう。とっても神秘的ですよ。

上の写真 樹液採集全体
地面から1メ−トルぐらいの所から吹き出る樹液

左の写真
矢印の部分から吹き出てくる樹液を吸い採ってます


樹液の臭いって甘酸っぱいような、言葉ではなんともいい表せない臭いですよね。
学生時代から興味を持っていたらたぶん実験室で調べたでしょう。(;^_^A
臭いからわかるようにアルコ−ル(エタノ−ル)・酢(酢酸)・酪酸・アセトイン・・などなどが含まれています。
バナナトラップを想像してもらうとよくわかりますよね。バナナを焼酎・酢などに浸してストッキングなどで
ぶら下げておくと翌朝カブトがいっぱい採れているなんてのも樹液をまねた方法です。
発酵させ臭いを出して糖分まである。最初に考えて実行した人はたいしたもんです。
でもやっぱり天然の樹液には負けますが・・・(;^_^A
写真下 吹き出た樹液をスピッツに溜めた様子
(計測方法は昆虫ゼリ−の甘さを参照)
コナラの樹液 糖度計・・・・・10.5%
吹き出る樹液をなめてみるとほのかに甘く感じられる