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奇跡のような、常盤緑の瞳を見張る、だが、彼は無力な赤子。
明日は歩くか、明後日は歌うかと、誰もが耳をそばだてても、ただ、不思議そうに眼を見張るだけ。


何をそんなに驚くのだろう。
世界の稀有なる美しさか。
視界を覆う鮮やかな赤か。
闇に覆われ、日に閉ざされゆく森の中で、生きるエルフのほがらかさか。


奇跡のような、常盤緑の瞳を見張る、だが、彼は無力な赤子。
明日は歩くか、明後日は歌うかと、誰もが耳をそばだてても、ただ、不思議そうに眼を見張るだけ。