・自然薯収穫
昨年(平成24年)の自然薯は大失敗に終りましたので、今年は何とかしなくてはと思い昨年の暮れに1本種の予約を
しておきました。
しかしこの冬に収穫するものは、昨年の春に自分で芽出しした種芋なので不安があります。
・平成25年2月12日
だいぶ遅くなりましたが、この冬初めての自然薯を一本収穫しました。
この芋は昨年収穫した芋の頭の部分を種芋としたものです。
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長さは約80センチです |
太さは先端付近で約5センチあります |
長さはだいぶ短いですが、太さはまあまあです。
表面の様子からは一番心配していた山芋ウィルスには感染していないようです。
ウィルスに感染すると、異常に発育が悪かったり表面にオデキのようなぶつぶつができます。
・平成25年2月26日
日中の気温が10℃に届かない日が続いていますが、今日は2本の自然薯を収穫しました。
この芋も2本とも芋の頭の部分を種芋としたものです。
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ありゃ!途中で枝分かれしています |
4本足の奇形です |
今まででこんな奇形の芋ができたのは初めてです。
まあ食べれるとは思いますが。
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これは良いものが出来ました |
長さは約1.1メートル 太さは約4センチ |
2本目は長さ、太さと表面の状態は非常にいいものができました。
・平成25年3月9日
ここ数日暖かい日が続いていて今日の気温は22℃位ありました。
残りの自然薯(7本)を全て掘り出しました、そしてパイプ周辺の土の天日干し行って今年の準備を行いました。
発注しておいた今年の種芋がもうじき到着する予定です。
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手前2本は切出した種芋から成長したものです |
残りは全て残した頭部から成長したものです |
全体的に見て出来はかなり悪いです |
明らかに成長不良と思われるものが4本もありました、ただ表面のブツブツはありませんが山芋ウィルスに感染して成長不良に
なった可能性もあります。
切出した芋を種芋にしたものでも細いものがありますので、頭部を種芋にしたものとの差異はよく解りません。
また昨年は1本種でも成長不良がありましたので、種芋の種類による出来不出来の判断は非常に難しいです。
今年植付ける種芋は全て一本種ですがウィルスが心配です。山芋ウィルスはアブラムシが媒介して感染するそうなので
今年は特に注意するつもりです。
・平成25年3月26日
昨年の暮れに予約しておいた種芋が到着しました。
品種は宝薯22号というウィルスフリー由来の一本種です。
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宅配便で届きました |
中身は一本種10本と専用肥料、白黒マルチ |
・平成25年4月8日
種芋の到着から既に13日過ぎてしまいましたが、やっと定植しました。
パイプの埋設は4月5日に行ったばかりです。
種芋は注文者の地域の定植時期に合わせて、発送されてきますので到着したら一週間以内に定植するよう注意書きが入っています。
その地方の桜の開花日から10日後位が最適だそうです。
あまり遅くなると種芋が乾燥してくるのと、気温が上がると定植する畑の土中にいる線中類や腐敗菌の活動が活発になり、生育に
影響するそうです。
今年の東京の開花日は確か3月16日と発表されましたので、種芋が到着したら直ぐに定植しなければならなかった事になります。
ちょっと遅くなってしまいましたが、かなり寒い日も続きましたので大丈夫だと思います。
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おが屑に包まれた種芋 |
新しい芽が出来ています |
10本のうち9本に芽が出ていました |
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種芋の上には5センチ位土を被せます |
全部定植しました |
最後に専用肥料を施して終了です、後は一ヶ月後に蔓が1メートル程度になったら、白黒マルチを掛けてネットを張れば
全ての作業は終了です。
・平成25年12月31日
今日は大晦日です、このところ穏やかな日が続いています。
今晩の年越し蕎麦にかけて食べようと、春に植えた自然薯を2本だけ掘ってみました。
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一本は約1mありますが非常に細いです |
もう一本(手前)は生育不良でした |
生育不良には心当たりがあります、7月頃に蔓が根元付近で虫に食いちぎられてしまい再び蔓が出てきたものです。
もう一方は通常の半分位の太さしかありませんでしたが、すりおろして麺つゆでうすめて蕎麦にかけて食べられました。
味は普通の自然薯で美味しくいただけました。
頭の方は50pほど残して切り口にはトップジンを塗って来年の種芋用に保存しました。
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