ブルックナーの作品目録

ブルックナーの影絵

　レオポルド・ノヴァークが中心になって、国際ブルックナー協会により1951年から出版が開始された第2次批判全集というのは、ブルックナーの全作品を、異稿も含めて校訂・編集して世に送り出そうという壮大なプロジェクトなのです。その全容は次の表に示す通りです。

巻数	曲目・ジャンル
I	交響曲第１番（I/1：リンツ稿、I/2：ウィーン稿）
II	交響曲第２番（II/1：第１稿、II/2：第２稿）
III	交響曲第３番（III/1：第１稿、III/2：第２稿、III/3：第３稿、zuIII/1：第１稿新アダージョ）
IV	交響曲第４番（IV/1：第１稿、IV/2：第２稿、IV/3：第３稿、zuIV/2：第２稿フィナーレ）
V	交響曲第５番
VI	交響曲第６番
VII	交響曲第７番
VIII	交響曲第８番（VIII/1：第１稿、VIII/2：第２稿）
IX	交響曲第９番（zuIX：未完フィナーレの自筆稿断片による復元）
X	交響曲ヘ短調
XI	交響曲第０番
XII	XII/1：ロンド（弦楽四重奏)､XII/2：二手Pf作品、XII/3：四手Pf作品、XII/4：行進曲（管弦楽）
XIII	XIII/1：弦楽四重奏曲、XIII/2：弦楽五重奏曲、インテルメッツォ
XIV	レクイエム
XV	ミサ・ソレムニス
XVI	ミサ曲第１番
XVII	ミサ曲第２番（XVII/1：第１稿、XVII/2：第２稿）
XVIII	ミサ曲第３番
XIX	テ・デウム
XX	XX/1：マニフィカート、XX/2～XX/6：詩篇22､114､146、112､150
XXI	小規模教会音楽作品
XXII	XXII/1：カンタータと合唱作品I(1845～1857）、XXII/2：カンタータと合唱作品II(1862～1893) XXII/3～XXII/6：空白　、XXII/7：ゲルマン人の行進、XXII/8：ヘルゴランド
XXIII	合唱曲と歌曲
XXIV	手紙と書物
XXV	キツラー練習帳

（21/10/6追記）
最近の新しい全集の情報は、こちらにあります。
（21/10/12追記）
さらに、同時期に同じような全集がスタートしています。