ここまでお読みくださり本当にありがとうございました。
登場人物について説明したい事がありまして・・・ちょうど話のきりもいいので、書かせていただきます。

 この話ではモデルとなる人物が多数存在します。(これからも、あと数人登場します)
詳しくは後書きで書くつもりですが、名前が同じ人物は一応そのつもりで書いていますし、そうでない人物もモデルがあります。アランとディアンヌ、ジャンヌは名前のままです。そして勇と優李はオスカルとアンドレ(^_^;)、 石井家ご一家はアントワネットさまとお子様方とフェルゼン、ガード一同は衛兵隊の面々をイメージし、家部部長はブイエ将軍、ジャルジェ家の現当主はジャルパパといった具合です。

その他勝手に作った人物もいます。
デュラン、勇の両親、アーロン、勇と優李の同級生、ボリスとマリー、板倉そしてクレマンなどです。

さて、ここまでで足りない人物がいるじゃないかと思われた方も多かろうと思います。ええそうです。ジェローデルがいませんね。けいじばんでご存知の方もおられるかと思いますが、彼については2転3転しております。(^_^;)

実を言うと、当初の予定では占い師クレマンがジェローデルでした。クレマンは話の要となる重要な役なのです。 ですからこれはジェロさんしかいないと!

ちなみに占い師クレマン―優雅で上品な物腰、きらびやかな衣装が似合い、瞳は子供のような無邪気さと老練さが同居し(女性は皆、この瞳に参ってしまうらしい。彼の部下A氏などは彼女を取られた苦い経験有り)年齢不詳。趣味はカード占いと危ないもの集め(^_^;)。名目はジャルジェ家お抱えの占い師だが本当は、ジャルジェ家警護の長―という人物です。

白羽の矢を立てたのはいいのですが、管理人は大切な事を失念していました、自分のジェローデル観が普通でないという事を。(^_^;;;;;;;;;)
掲示板で「誰がジェロですか?」と聞かれてやっと思い出しまして・・・・
しかしすでにかなり書き進めた後でした。(彼の登場する場面だけは最後まで大方書かれてました。)読み直してみれば・・・誰もジェロさんとは思うまい。他の人物もご本人とは違うのは分かるのですが、特にクレマンはいけません。

これではイカン!と思い直し、他の人物に役を振る事を思い立ちました。
まず最初に板倉君。役割的には彼が適任かなと思いましたが、彼の役をジェローデルさんに振るのは難しいのです。性格が違いすぎるのです。板倉君はこの性格でない困るのです。だからジェロさんには出来ないぞ、と。

それでは兄役の昂君です。当初、顔・性格ともフェルゼン似の義理の兄の予定で(この性格では優李は完璧な妹扱いになります)つまり妹としてしか見てなくて、それを勇君が誤解するという設定だったのを急きょ変更して書き直しました。これはいい感じだと(^_^;)思ったのですが・・・薄いのです。色気も足りませんし。

昂=(ジェローデル+フェルゼン)÷2という感じです。ですから薄ジェロです。
その上、まだ忘れていたことがありました。彼がこれから登場する事は・・・ほとんどないのです。<(_ _)>
かわりにクレマンは主役並み?の扱いで登場します。実を言うと、この話は彼がいなければ成り立たないのです。

クレマンにジェローデルの面影を感じていただければ良いのですが・・・それは無理でしょう。
ですからクレマンにはご先祖にヴィクトール・ド・ジェローデルという人物がいて、見た目はジェローデルに似ているだけの人物です。ジェロさんの影が薄いのはその所為なのです。<(_ _)>

いよいよ中盤。話はやっと動きます。
そしてこの先、魔法とか呪文とかも出てきますし、戦いの場面もあったりします。(^^ゞ
ただでさえ見苦しい話なので、出来るだけ書かないようにしてあるのですが話の都合上あります。ご笑読ください。<(_ _)>

これから二人にとって辛い事はありますが、最後は題名の通り「どこへも行かないから、ずっと側にいるから。」です。まだまだ先は長いですが、懲りずにお付き合いいただければ幸いです。 (2004年12月20日)