アッパーエジプト旅行記準備編

嗚呼、憧れのルクソール航路


 犠牲祭(‘99は3月26日〜30日)を利用してルクソールアスワンアブシンベルアッパーエジプトに行って来ました。
 アッパーはあの忌まわしいテロ以降外務省から「観光旅行延期勧告(レベル2)」が発出されていたため私たちJOCV(青年海外協力隊)のメンバーは旅行に行くことが出来なかったのですが、今回ようやくそれが「注意喚起(レベル1)」に下がったため空路を使うという限定で行くことが出来るようになったのです。
 犠牲祭というのは日本でいうとお正月のような大きなお休みです。当然人々の移動もいつもと比べて格段に多いので私と玄ちゃんもトーマスクックであらかじめ宿を予約することにしました。トーマスクックに行ったのは犠牲祭も差し迫った3月中旬だったのですが、何とか3つ星ホテル(Aラベスクホテル)を押さえることが出来ました。私たちはレジデント(居住者)ということで一般の旅行客よりは宿代も少し安く(それでもアイード中なので通常よりは少し高いのですが…)、今回は3泊で2人で約300ギネー(1人一泊約50ギネー(約2000円))そして、ルクソールからアスワンアブシンベルへの飛行機も出発前日に取れ(飛行機も同じくレジデントはそうじゃない人の約半額)準備は万端になりました。
 今回の旅の目標は遺跡観光です。皆様もご存知の通りエジプトは歴史のある国で遺跡がたくさんありますが、その中でもアッパーエジプト(エジプト南部、ナイル上流)はアブシンベル遺跡王家の谷など数多くの有名な遺跡があります。3日間で出来るだけ多くの遺跡を廻るつもりです。詳しい計画は現地に行く途中でゆっくり考えようということにしました。
 と、いうことで3月27日、私とあとげんは一路ルクソールへ向かったのでした。

 (上)へ続く…


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