私の活動の方は、ST.マルコはお休みになるのですが、その代わりにまた新たな仕事が増えました。
ST.マルコの生徒達はお金持ちの家が多く、自分達で会員制のスポーツクラブに入り、スポーツをしている子供達もいます。そして、その保護者達(ST.マルコ以外の学校にいっている人達もいます)が集まり、団体を作っているのですが、その団体で水泳を習いたいという声が上がったらしいのです。
シスターを通してその話を聞いた私は、保護者の方たちと会って話しをしました。すると、週に2回か3回、私の空いている時間を使って水泳を教えて欲しい(15人ぐらい)ということになり、私も喜んでお手伝いさせていただくことになりました。
まだ、日程などは具体的には決まっていないのですが、恐らく週2,3回程度で2時間ほど指導をするようになると思います。
その他のスイミングクラブも日程が変更になりました。カッシャーファ クラブは練習が主に海になり、午前中(9〜11時)が練習時間になりそうです。
そして、もう一つのアンフーシークラブは練習がスクールとチームに別れ夕方5時〜10時ごろまでが練習時間になりました(日によって時間は違います)。
ですので、忙しい日には、朝は海の練習にいき、午後はスポーツクラブでの練習を見て、その後夜はまた違うプールに行く。なんてことにもなりそうで、ちょっと慌ただしくなりそうです。
夏休みで残念なのは、ST.マルコの子供達に逢えないことです。
みんな可愛い生徒たちばかりなので、夏休みが終わってみんなの顔を見るのが楽しみです。
あかちゃんはみんな小さくてかわいく、もう誰でもよくて「ひまわり」は僕が目を閉じて最初に捕まえたあかちゃんです。すごくかわいくて、日本間で連れて帰るつもりで、大事に大事に育てようと思いました。
次の日、任地に帰ったのですが、その翌日にかごを買いに行くつもりでいたので、その日はまだ「ひまわり」はダンボールの中にいました。それでも、空気穴を増やしたり、巣を作ったり、いろいろ工夫して、快適になったんじゃないかと思います。
僕はその日、授業があったので「ひまわり」を机の上においてユースセンターに行きました。そして夜、帰宅したら、なぜか「ひまわり」が箱の中にいないのです。もう驚きました。よく見るとダンボールに穴があいているのです。ダンボールは固くて、とても数時間で開くようなものじゃないんです。何で、よりによって、授業に行っている間に?でも、すぐに「ささっ」という音が聞こえて、まだきっと部屋の中にいると思ったので、捕まえてやると思いました。
それで、まず、手始めに部屋の中にあるスーツケースを動かしたら、ちょうどその真下に「ひまわり」がいたんです。「ひまわり」をスーツケースのコロでひいてしまったのです。
もう、何って言ったらいいか。悲しくて、悲しくて、自分が情けなくて、情けなくてどうしようもないです。許してほしい。許してほしいです。
酒がおおっぴらに飲めないなら一体お酒屋さんはどのように営業していると思いますか?
やっぱり、お酒屋さんもひっそりと営業してるんですよ。エジプトの首都カイロは外国人(異教徒)も多く存在しているため、お酒屋さんも外見から「お酒屋さん」と分かるのですが、私の住んでいるアレキのそれなんて外見からはとても見分けがつきません。
そのお酒屋さんは一見エジプトのどこにでもある雑貨屋さん風なのですが、店内に入るとビールケースが山積みされています。また、そのお酒屋さんはビール以外のお酒も置いてあるのですが、それは陳列台の上の方に洗剤とか他の商品の中に混ぜてとてもさりげなく(でも、すごく不自然なのですが…)置いてあります。
そんなにまでしてお酒売らなくても…って感じですが、私にとっては貴重な存在なのです(早くもお得意さん)。
他国の隊員もいろんな同棲相手がいると聞いてます。珍しいものではカメレオンなんてのも聞きました。
私のはハムスターです(オスかメスかは分かりません)。奴は専門家の方からいただいたのですが、翌日にはさっそく逃亡を図り、一時は「もうのたれ死んでるだろうな」と死を覚悟しましたが、台所にて無事発見、何とか捕獲に成功しました。
初めは「小さくて可愛い」と思っていたのですが、奴は幾度となく逃亡し、さらに凶暴化しているようで、最近は少し恐かったりもします。
でも、一人じゃない、特に自分が面倒を見れる対象がいるということは私の生活の中での張り合いになります。
願わくは、これ以上凶暴にならないことと、おとなしく籠の中にいてくれることです(名前は「小僧」)。
前回、予算に関しての書類が出来次第引っ越せると書きましたが、無事書類が届き、引越しを行いました。
これで、やっと、本当に一段落つけると思っていたのですが、本当の問題はその後すぐ襲いかかってきたのでした。
少し込み入った話になるのですが、私が住むことになっているマフルーシャは以前書いたように、日本人の千葉さんという方を介して話を進めてもらっていました。このマフルーシャのオーナーは、1・千葉さんのご主人の 2・友達の裁判官(アレキ在住)の 3・奥さんの 4・お母さん(カイロ在住)です(ここまで大丈夫ですか?)
オーナーはカイロに住んでいてアレキから離れているため、契約に関してはオーナーは裁判官の人に任せていたのです。
そして、仮契約の日には調整員、千葉さんご夫妻、裁判官を交え話をして無事引越し終了となったのです。
私は、やっと安心し、夜ワイングラスを傾けながら祝杯をあげていたのですが、その時さっそく電話がかかってきました。
その電話は千葉さんからで「こういうことは早く話した方がええと思て」という前置きから話を始めました。 その話の内容をかいつまんで話すと、裁判官がオーナーに仮契約(口頭)を済ませたと言ったところオーナーがそんな値段では貸せない。だから今すぐ出ていってくれといったらしいのです。
どうも裁判官とオーナーの意思疎通が欠けていたのと、契約までに時間がかかりすぎていた(その間にこのフラットは改装していたのです)のと、アレキは観光シーズン(アレキは夏になると部屋の需要が急激に増える)に入ったのが原因らしく、千葉さんも「そんな話がころころ変わる奴は信用できへんからしゃあない。新しいとこ探そう」とおっしゃり、引越し初日にして早くも転居先を探さないといけなくなりました。
次の日に何件かフラットを探したのですが、値段も高く折り合いがつきませんでした。その間に調整員などJICA関係者の方のご尽力のおかげで予算も若干上積みされ、何とか元の鞘に収まったのです。
一時はどうなることかと思いましたが、何とか引越しをもう一回しなくてすみました。
日本では「言質」といって口約束でも何人かが聞いていれば法的拘束力もきちんと発生するのですが、ここはエジプト。言質の概念などありません。
最後の最後までハラハラさせられましたが、とりあえず引越し完了です。
みなさーん。電話もついたので、たくさん電話掛けてきてくださいね。
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