はいさむ氏よりの第一の書簡

「Kららさんがゆく」プロローグ

ども〜、お久しぶりのはいさむでございます。

ここんところ、公私共に忙しくて、お約束の「Kらら隊員観察日記」を書く時間が取れませんでした。申し訳ありません。

と言う事で、取り急ぎですが書いてみたいと思います。とりあえずは、私が赴任してから半年間で見たKらら氏の姿というモノを書いてみたいと思います。

最初の出会いは二本松の訓練所での事。
任国事情ということで、我々の前で色々と話してくれた。第一印象としては、「思ったよりチッコイ人だな〜」って事。そんなもんでしかなかったりした。

それから約2ヵ月後、エジプトに赴任。
暫く滞在するホテルに彼は待っていた。「いや〜、待ってたよ〜。エジプトはどう?」と、優しく出迎えてくれた。

それから、我々新隊員を連れてちょっとだけカイロの街中を案内してくれた。
このとき思ったのが、「この人、いい人じゃん。この人が私とこれから1年一緒に仕事するのか〜。ちょっと安心」って思いました。

その後、1月後に現地訓練を経て正式赴任。

私も早速職場に・・・ 定時に行ったのだが、彼の姿は見えず・・・定時から、約1時間後彼は姿を表した・・・ それも、遅刻しているにも関わらず、堂々とした姿で!
このとき思った・・・
「案外いい加減な人?」
しかし、これから暫くして、この遅刻の意味がわかった。彼は正にエジプト人化していたということが・・・ そう、時間に対して結構ルーズになっていたのである。 とはいえ、それは対エジプト人だけであったのは良かったが。

そして、彼と一緒に仕事をする・・・ 同僚とのアラビア語のやり取りに、私は着いていけない・・・ それを見かねてか、Kらら隊員は私にこう言った。「最初のウチは大変だよね。その気持ちわかるよ。僕も慣れるのに8ヶ月掛かったもん。」と優しい言葉・・・ その言葉に救われたのは言うまでも無く・・・
彼は、とても面倒見の良い人で、私がアラビア語を理解できずに苦しんでいる時などは、助けてくれたりしてくれる。
今現在、こうしてエジプトで元気に活動できているのもKらら隊員あってのものだと思っている。
はむどれっら〜。

てことで、Kらら隊員とは上記のような非常に良い人です。また、エジプト人化しているという面では、彼より染まっている人は何処にもいないでしょう。これから、彼の面白いエピソードを紹介しますので、こうご期待!!

とりあえず、初回のオマケとして、腕時計の話でも。
ある日の事、職場に時計売りが来ました。その時計売りから、Kらら隊員は15LE(日本円で約450円)で腕時計を買いました。しかしその腕時計、どうも調子が悪くすぐに時間が遅れます。で、Kらら隊員が思ったのは・・・
「電池がダメなんだろう。買ってこよう」
ってことで、買いにいきました。(ちなみに、作業はKらら隊員自身でやってました!!)で、新品に交換したのですが、これが全くダメ。つまり、不良品をつかまされたようです・・・
ちょっと、残念がってましたが、数日後前回と同じ時計売りが、また職場にやってきました。
そこで、Kらら隊員とエジプト人の同僚はさりげな〜く、
「おい、今日は何を持ってきたんだ?見せろ」
といって、商品の時計を見てました。そうこうしていると、時計売りが他のヤツと話を始めて、こちらから視線を外していました。
そのときです!
Kらら隊員とエジプト人の同僚は不良品と調子の良いヤツをななんとすりかえてしまったのです!!
そして、何気な〜く時計売りに戻したそうです・・・ああ、Kらら隊員を物語るのには良い話ですね〜
こういったエピソードがいっぱいある人です。
これから、ちょっとずつ書いていきますので、ご期待を?

ちなみに、最近のKらら氏はハビービーが出来て幸せモードです。

完全に女におぼれつつ有るような・・・顔が緩みっぱなしですよ〜♪

ほいでは、また

(2000年10月)

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