エクセル実践塾 > 特集「条件式の考え方」

表内の各行を3色で順に塗りつぶす

 

MOD関数を使って3で除算した余りが、条件付き書式での判定条件となります

ROW関数で取得した行番号を、MOD関数を使って3で除算すれば、その余りで各行を3色に分けられます。

あらかじめ塗りつぶしを行っておけば、他の2色を判定するための条件付き書式2つだけで済みます。

 

 

 

 

@表全体を1つ目の色であらかじめ塗りつぶしておきます

条件付き書式は、通常の書式設定よりも優先して適用されます。

あらかじめ1つ目の色で塗りつぶしておけば、条件付き書式は2つで済みます。

A表全体を選択した状態で、「ホーム」タブの「条件付き書式」→「ルールの管理」を選びます

 

B「新規ルール」ボタンをクリックします

C「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選び、数式欄に「=MOD(ROW(),3)」と入力します

ROW関数で取得した行番号を、3で除算して、その余りを求める数式です。条件式では、0でない数値はTRUEと判定されるので、3で除算した余りが1か2のときに、設定した書式が適用されることになります。

適当な「書式」を設定して、「OK」ボタンをクリックします。

 

D「適用」ボタンをクリックします

ECで設定した数式の結果が1もしくは2となる行が、条件付き書式で塗りつぶされます

つまり、3の倍数でない行番号が塗りつぶされることになります。

F「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選び、数式欄に「=MOD(ROW(),3)>1」と入力します

ROW関数で取得した行番号を、3で除算した余りを求め、それが1より大きいか否かを判定する条件式(論理式)です。

適当な「書式」を設定して、「OK」ボタンをクリックします。

G「適用」ボタンをクリックします

上方に表示されている条件付き書式ほど、優先して適用されます。

H表が3色で塗り分けられます

「OK」ボタンをクリックして、ダイアログボックスを閉じます。

 

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