| 大スペクタクル!!!!!
 いやあ、面白かったです。ホントに。ひたすらワクワクしながら観ました。火は燃えるわ、手を広げると何かが出てくるわ、
 神器は光るわ、エクスカリバー(カウリ剣)も光るわ、
 果てにはペガサス(の名残り)まで昇ってくるわ…!
 神話の時代に、カジンとセオが女の子同士
 取っ組み合いのケンカをえーいえーいやっているあたりからかなり萌え…もとい
 盛り上がっていたのですが、
 その後のまあ、タムドク(真飛聖)の運命のタイヘンなことったら!!
 観るたびにハクハクしながら観てたので、ホントはもっと何度でも観たかったのですが
 梅田通いが始まってしまったため(^ ^;;もう行けそうにありません。
 諦めて、ここに感想を残すことで
 自分の中でもう一盛り上がりしてみたいと思います☆
 ネタバレばっかりですが、よろしければお付き合いください。
 さてさてえーと、キャストごとに感想を言っていくのがきっといいね。 ■ファヌン/タムドク(真飛聖) 先日会った韓国人の友人によると、ファヌンは韓国のひとならば誰でも知ってる神話に出てくる、
 朝鮮を作った王様、なのだそうな。
 神話では、「クマとトラが争っていて」仲裁?したっぽいのだけれど、
 まあ実際は人間なんだろうね、と。
 あ、ちなみに「チュシン」は漢字で書くと「主神」と書くのだそうですよ。なるほど。 それはともあれ、ファヌン様は自分の子よりも世界を守るために戦ったけれど、
 それに比べるとタムドクくんは
 考えることがちっちゃい…と思ったのは、私だけじゃあるまい(爆)。
 エクスカリバーを刺しても死ななかった(
      夏美組長が「それだけではチュシンの王とは言えない!」と言ってたけど、
 いや、「チュシンの王」であることを示すために剣刺したんじゃん! ま、いいか。
 ていうか、父王様は自らその剣で命を絶った…王じゃない!!
      )
 タムドクくん、
 大神官(絵莉千晶)から「とりあえず王をやれ」と言われて、
 最初に考えたのが「どうしてキハが父を刺したのか」…って、
 そんな個人的感情が最初なのか!?(爆)
 父王が、時が来るときまで愚かに見せていろと言っていたが、
 そんなことなかなかできないよ、ホントに愚かになっちゃったんじゃ、と思ったでしょ皆様。
 ついでに言うと、タムドクは「親友」であるはずのヨン・ホゲにさえ
 自分が愚かであるかのように振る舞って、騙していたわけだよね。
 あらま、いっそそちらのほうがずいぶんヒドイ話じゃない?
 なおかつあんまり王様にはなりたくなさそうな優柔不断ぶり。もっと賢く振る舞って、ヨン・ホゲを王にするべく父王を説得するとか、
 キハのことももっと信じるとか、できればよかった、
 あらあらまああまあ、なお人柄(爆)。
 でも、エクスカリバーが抜ける(=チュシンの星の下に生まれた)ことがこのストーリーの中で最も大切なところなのです。
 ヒーローたるもの、そのくらい傍若無人でなければ!
 それでなければ、ヨン・ホゲが救われない…(*>_<*)。
 あ、こんなにこてんぱんにしてますが、まとぶさんはとても立派なトップさんでしたよ(*^ ^*)。
 歌も聴かせるし、たたずまいが優しいし、いいねえ。
 ■ヨン・ホゲ(大空祐飛) とりあえず、姓が「ヨン」だと思われるのですが、生まれてすぐにお父様が「ヨン・ホゲと名付けよう!」と
 自分も「ヨン」であるにも関わらず姓名をできる限りくっつけて呼ばせようとするのは、
 やっぱり「ホゲ」という言葉の響きが
 日本人的に微妙だからでしょうか。
 だって、私の中で「ホゲ」といったら、
 ジャイアンの歌声ですよ(cf.類語「♪ボヘ〜〜〜〜〜〜〜〜」)。
 ともあれそんな名前の響きにも負けず、ヨン・ホゲ様はとっても格好良かったでございます(*^ ^*)。
 祐飛ちゃんの長髪ストレートはまったくもって素敵だし、
 かいま見せる笑顔、
 エクスカリバーを抜けない人の哀しみ、
 破滅へと向かっていかざるを得ない切なさ、
 二番手好きの血が騒ぐじゃないですか。ねえ。
 そうなのよ。ヨン・ホゲは決して何も悪くない。
 ただ、エクスカリバーが抜けないだけじゃない。
 チュシンの星の下に、ちゃんと生まれてるのに。せんせー、贔屓贔屓ー。
 しかもその死に方まで哀れすぎる。あの矢はどこから来てるんでしょう?
 私の目には2回目、3回目探したけれど微妙に分からなかった(>_<)。
 ずっと刀の鞘を持っていたからそのあたり?(爆)
 プルキルの言う「運の悪いヤツ」…ええ、それで片付けられちゃうの!?
 ■カジン/キハ(桜乃彩音) …スミマセン。ナチュラルに、トップ娘役さんと2番手男役さんの名前を書く順序を間違えました。
 やもめな月組ファンということで許されて。
 閑話休題。彩音ちゃん、こういった役、すごく似合うね(*^ ^*)。
 毅然とした、強い女の役。
 「おにいちゃん」とか言わせるより断然いいよ。
 もちろん「かーとんさーん」よりも(まだ引きずる?)
 カジンとしてスジニやクマ族と戦っているときの足幅がなんとも格好良かったのですが、キハ(どうでもいいけど、日本人的には汽車を思い起こさせる名前だよね)に
 なってからもいろいろ格好いい。
 うん、代表作ができたね(*^ ^*)。
 ■プルキル(壮一帆) もっそい楽しそう!(爆)ていうか、本当にワルモノらしくて最高ッスね!
 あの、一瞬にして爺さんになってしまうお化粧というか仮面というか、
 3番手さんとは思えない思いっきりの良さで、正直見直しました(*>_<*)。
 役者です。
 頭の櫛でサリャンを殺すシーンとか、その後人が来たのでマントで隠すあたりとか、なにげに目が離せません。
 ■セオ/スジニ(愛音羽麗) 正直最初は、また女役か…としょんぼりしました。だって素敵なトヨタロさんだったのにさ。
 でも、いろいろ可愛いシーン満載だったので許す(←何サマ)。以下、私の「可愛いシーン」。
 ・上にも書いた、カジンとの取っ組み合いゲンカのへなちょこさ。
 ・子供が生まれた…と思ったら、クマかよ!(とホントにびっくりした。包んでたのね)
 ・一瞬男役が見える「こんなもの…!」(紅玉を捨てる直前。黒朱雀にならんとするあたり)
 ・自ら「ここでは男の子になるよ!」と言う潔さ。
 ・そのシーンでの歌いながらのウィンク。きっと無意識。
 ・なんちゃらの巫女とすれ違って「会ったことがあるような…」覚えてるもんかい!
 ・なのに「少年」と呼ばれて「少女だよ!」と、自ら「少女」呼ばわりする天然さ。
 ・青龍の神器を持って帰ってきた後の、突然の女の子ぶりっこ。声まで高くなって。愛らしい。
 ・とくに「最初は親友だと思ってた」3
        0年前からのお約束ラブ。
 ・ラストシーンで子供を預かった後のあやしっぷり。
 ・そしてまっつ様とそのまま去る。(両親、それでいいのか? 朗々と愛を歌ってるが)
 ・ここぞとばかりに男役らしくキザるフィナーレ。
 以上。でももっとあるかも。 ■ヒョンゴ(未涼亜希) 村長はスジニといくつ離れてるんだい?スジニが黒朱雀にならないようにと言うなら、
 タムドク様の近くに寄せちゃいけないんじゃないの?
 ていうか黒朱雀になったのはキハ…スジニは結局なんだったの?(爆)
 でもとにかくまっつ様の滑舌が良かったことがこの作品の成功のけっこう大きなウェイトを占めていると
 正直思います。
 だって最初の神話3分クッキングなんて、
 語り部が何言ってるか分からなかったら
 その後の話がさっぱり…なことになっちゃうものね。
 ブラボーですよ。
 ■パソン(桜一花) あ、これだとみわっちちゃんの次に大きい扱いの娘役、なのね。そうなのね。
 一花ちゃんは子役から格好いいオンナまで演じられて
 素晴らしいなあ(*^ ^*)。
 ■サリャン(華形ひかる) みつるくんも、ホントに上手くなった。あんなに元気ッ子だったはずなのに、
 クールで妖しげなヒトを演じられるようになったなんて(*T_T*)。
 ■チョロ(真野すがた) 「案外いい男じゃん」にいつも客席が笑うのがほのぼのしていいね。1幕ではあんまり出てこなくて心配したけど、
 あの水煙草みたいなのは、とても似合いますなあ。
 ■セーム(花野じゅりあ) ヨン・ホゲのお母様。いやあ、やっぱり悪あがきするのはオンナなのね(^ ^;;。
 「私が男だったら…!」とは可哀想なことです。
 でも毒殺は良くないよ☆
 ついでに自分の野望を息子に押しつけるのも良くないよ☆
 (ホゲはお母さんのために、王になりたかったんだものね…)
 ■チョク・ファン(祐澄しゅん) しゅん様、ずいぶん偉くなったものだ(感涙)。ヨン・ホゲ様に対して諫言できるようになったとわ…。
 ■少年たち(タムドク:野々すみ花/ヨン・ホゲ:白華れみ) れみちゃんのほうが気が強そうでヨン・ホゲ様らしさがかいま見えて可愛い。あ、すみ花ちゃんも可愛いよ。気が弱そうで。
 でも「♪友達になる!」が本心なのかどうなのか悩み始めると、うえーん。
 ■スンノ部族長息子(瀬戸かずや) 前回の全国ツアーのレポで「瀬奈サンにダンスの似ている、大きな男役さんがいた」と書いたところ、
 そのレポを読んでくださったEさんより
 「あれは瀬戸かずやくんですよ〜」とメールを頂きました(*^ ^*)。
 ありがとうございました!
 そんなわけで、今回の公演では「瀬戸かずやくんを探そう!」というのを私の中での命題の一つにしていたのですが、
 正直、1回目・2回目は目が足りず、なかなかそこまで観られませんでした。
 だって、まとぶさんも、ゆうひさんも、みわっちちゃんも、そのほかの皆様も、
 ほら素敵なんですもの。
 でも、3回目、「今度こそ!」と思って、それでもスンノ部族が何色かすらちゃんと調べないまま劇場に行き、
 天下一武道会、もとい高句麗一武道会のシーンになって、
 オペラで片っ端から観て探していたワタクシ。
 …あ! あの子だ!
 まるでこないだの瀬奈サンみつばちちゃんがお立ち台の上から降りる直前のポーズのような右腕の上げ方をしたあの子!
 黄色い部族の王子様。
 その後、殺されて張り付けられている死に顔をもう一度チェックして(爆)、でも微妙にお顔を覚えきれるかな〜と思いながら、
 いよいよフィナーレ、玄武ファイターズ突入!
 祐飛ちゃんだとかみわっちちゃんだとかにぽろぽろと目を奪われながら探し続けていたワタクシ。
 センターに皆さん集合して、
 どセンターにいる祐飛ちゃんに目を奪われそうになったその瞬間!
 4列目の奥から、ものすごい強烈な目線が飛んできた!私は思わずオペラを持ったままのけぞり、
 1階20列目だったがゆえ後ろの手すりに頭をぶつけたっスよ!(ばか)
 いやスゴイね。ダンスだけでなく、表情の作り方まで瀬奈サンそっくりでございました(*>_<*)。
 Eさんによると、ご本人、あさこサンの大ファンなのだそうで、
 研究、してるんだろうね〜。
 昔あさこちゃんがマミさんを真似したみたいに。
 ともかく、今後の楽しみが増えた次第です。あ、次って「オグリ」側だったねえ。観に行く…?
 …気づいたら、瀬戸かずやくんに対するコメントが一番長い(^ ^;;。まあ、それだけ衝撃だったということで。
 ともあれ大スペクタクルな太王四神記、とても楽しませていただきました。次回、星組公演もこうなると気になるなあ。
 …でもその前に星組と言えば、とうこちゃんのお見送りがありましたね。
 世の移り変わりを感じます。
 微妙に変わらない部分もあるけれど…(ダメ! 言っちゃ!)
 
  fin
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