まさか、(彩乃)かなみちゃんが先に辞めてしまうなんてね。
『Ernest in Love』で瀬奈(じゅん)さんと一緒に
トップコンビとしてお披露目をしてからずっと
一緒に辞めるんだろう、と思っていたので、
かなみちゃん退団のお知らせを聞いたときには
正直頭がからっぽになりました。
なんとか心を落ち着かせ、『ME AND MY GIRL』を観に行ったときには、
まずは『ミーマイ』の世界に没頭するので精一杯楽しくて、
ときどき寄り添う二人を観たときに
「そういえば、もうこの並びが観られないんだ…」と思い出して淋しくなる、
という程度でおさまっていたのですが、
サヨナラショーの映像をCSで観たときには、
テレビの前で一人滂沱の涙、でした。
だって、『マノン』のあの主題歌、「マドリードへ」を、
あの頃と同じようなポーズで二人デュエットしてるんですよ。
あの頃のあさこちゃんも、かなみちゃんはもっと
若さにぱっつんぱっつんだった写真を、
そういえば私は会社のデスクマットの下に敷いて
ダイエット写真としていたんですよ…かなみちゃん、一緒に頑張ろう、という意味で。
気がついたら一人置いて行かれてましたが(爆)。
あの曲が、あの作品が、あの二人がなければ、
今、こうやってこのページを書いている私はいなかった。
このサイトを開いてかなり最初のうちに『マノン』を観、
あさこちゃんが私の王子様になったのには、
絶対かなみちゃんの功績が大きいのだと思うのです。
そういえばマミ(真琴つばさ)ファンになったのだって、
檀ちゃんが相手役になって、というのもあったし。
そんなわけで、このミュージックサロンに対して
どんなスタンスで観劇するんだろう、私、と自問自答しながら
パレスホテルに向かいました。
そしてそんな人は多かったのか、
実はうちのFCの方々にも2ケタの単位でお会いしたりして(>_<)。
みんな、あさかなファンだものね☆
そんなこんなで始まります。
以下、メドレーごとに。
最初の<Jassin' Lagy>のメドレー、
曲名は知らないけれど聞いたこともある曲が。
ていうか、かなみちゃんのなにげに太い地声の出し方は
ジャズ的でかっこいいよのよね。
地声で歌えない自分としては、うらやましい…(*^ ^*)。
<Rockin' Lady>
ジーンズを穿いてきた若手男役3名(桐生園加、宇月颯、貴千碧)の「Fire」という歌、
というか、園加ちゃんの「ふぁいや!」にドキドキ(爆)。
<Broadway Lady>
…。…。…!
なんだかやけにデカイ女装のシルエットが三つ表れたときの、私のココロ、です(笑)。
Dream Girls。
2回目だったこの回、
かなみちゃんによると「思ったよりざわめきが少なかった」そうですが、
ていうか、あれが誰かを考えるのを脳が拒否していた(爆)。
あとでかなみちゃんから
「皆さまに(自分のほうがいいと)夢と希望を与える…」と紹介されていたですよ(笑)。
そうそう、このへんでMCがあったんですよね。
なんか、かなみちゃんがみんなに対して
お姉さんな会話をしているのがいい感じだったり☆
私はこういうかなみちゃんのほうが好きだなあ。
その後、Think of Me。
正直、ちょっと喉がお疲れかしら、と思ったりもしてしまったけど(^ ^;;、
でもやっぱり素敵な歌声。
カデンツァも入って。
でもなにげに今回好きだったのは、
まるできりやんのパンドラ((c)TAKARAZUKA舞夢)を彷彿とさせるような
赤いボブの鬘を被って歌う「女神よ今夜だけ」。
パンフレットには「Luck Be A Lady」とある、これのことかな。
ソフト帽を目深に被って歌う姿がかっこいかったっす(*>_<*)。
<Singin' Lady K!>
…よおくこのプログラムを見ると、ここだけ「Lady K!」となっているんですね!
サヨナラ仕様のオリジナル曲や、アマポーラ、
そして、
かなみちゃんが退団を決めた後にこのような心境だった、という「ENDLESS STORY」。
かなみちゃんは退団後、どのような道に進もうと思っているのかしら、と
ぼんやり耽りながら聴いておりました(*T_T*)。
そうして、アンコール。
かなみちゃんの、ある意味一番の代表作とも言うべき「千の風になって」。
自称テノール歌手の彼より何百倍も素敵な(^ ^;;、風を感じられる歌声。
しかも、サヨナラショーでもあさこちゃんと「マドリードへ」を歌うときに着ていた、
とても素敵な、あさこちゃんのDSでつくったシャンパンゴールドのスパニッシュ衣装と
対をなす、本当に素敵なドレス。
ノンノンさんと、あれは結婚式で着れる、かなみちゃんが持っていったらいい、と
なんだか分からない寸評をしておりました(^ ^;;。
ふだん、こういう場であまりご挨拶をすることもないためか、
微妙に緊張していてご挨拶などが早口だったりするのも愛らしかったのですが、
なにより多種多彩な歌声に魅了されてまいりました。
本当にありがとう(*^ ^*)。
…なんてことをぼんやり書いていたら、
月組はしばらく主演娘役を置かないようですね。…。
私なんかが軽口として
「かなみちゃんがいなくなってしまったら、
あとは余生だから相手役は誰でも構わない、誰でもいい」なんて言っていたら、
誰でもなくなっちゃいました…(>_<)。そんなつもりじゃなかったのに…。
こ、ことだまでしょうか、日々…。
fin
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