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神岡の高校でありながら、通学にはほとんど利用されなかった神岡鉄道。だが廃止されると一抹の寂しさを感じる。そこで、2年A組ではこの愛すべき鉄道を永く記憶に残すために模型を製作することにした。
題して「甦(よみがえ)れ!神岡鉄道」 |
白樺祭(文化祭)での展示風景。総合学科棟2階のランチルームにて。2つのテーブル間にまたがって線路が敷かれている。列車は自動的に運転され、駅に停車し、終点で折り返します。 |
神岡鉄道は、もともと鉱山の貨物輸送のために敷設された鉄道なので、旅客の利用はほとんど期待できなかった。しかし、第三セクターで20年以上続いたのは奇跡といえる |
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車両はプラレール用を改造。レールはプラスチック製のモールで安上がり。写真は奥飛騨温泉口駅 |
奥飛騨温泉口を出発するとすぐに神岡大橋駅に停車。駅前には名物「きのこトイレ」がある。鉄道廃止後もこのトイレは健在。 |
本当は、ホーム上にはトイレではなく待合小屋があるのだが、細かいことは気にしない。駅名板は現役時代の写真を貼って作った。 |
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トンネルを出て、高架橋の上にある飛騨神岡駅に進入する1両編成の列車。(実際の高架橋はもっと長いし、ホーム上屋は手前にある) |
飛騨神岡駅に停車中。途中駅の停車はレールに小さな銀テープを貼って車体底の反射型光センサで検出した。 |
上から俯瞰した飛騨神岡駅。国鉄時代は飛騨船津駅と呼んでいました。(駅の向きが本物とは逆です) |
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とりあえずの終点、神岡鉱山前駅に停車。線路は2つに別れているが手前には進めない。(この先はトンネルばかり続くのでこれでおしまい。) |
市販の神鉄の模型というものがなかったので雑誌などの写真をもとにスチロール板を組み合わせて手作りした。窓の配置や帯の色はサインペンで塗り分けた。 |
トミープラレールのキハ40系車両をベースに前後をアルミ板で延長しそこに制御回路と単2電池およびCR2リチウム電池を収めた。 |
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車両正面の顔もカラーサインペンで苦心の手書き。「ワンマン」の表示やワイパー、サイドミラーなども書かれています。窓ガラスはどうしようもないので黒のベタ塗りですが。ライトは書いたものなので点灯しません。 |
車両の足周りを下から見たところ。もともと短いプラレールの車体にアルミを継ぎ足して電子回路のスペースを確保。前後には往復運転用のマイクロスイッチ、中央右よりには途中駅で停車させるための反射型センサ。 |
車両前部に無理やり押し込んだ制御回路。ギヤーの前の狭いスペースに約30mm×40mmの基板2枚をスポンジをはさんで背中合わせに貼り合わせ。後ろ側には制御電源のリチウム電池CR2用ボックスを配置した。 |
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運転制御はすべて車両に内蔵した電子回路で行います。2枚の基板のうち1枚。中央の黒いのはラッチングリレー、2つコイルがあるのでドライブTrが2個。VRはセンサ感度調整用 |
マイコンは用いず、停車時間はワンショットマルチで調整。プラレールのままでは走りが速すぎて神岡鉄道らしくないので速度を落とすため、タイマIC7555とパワーMOS-FET、2SK2231でPWM制御。VRは速度調整用。 |
旧、神岡鉄道から借用したペナントも飾りました。山にKのマークは筆頭株主である神岡鉱業鰍フしるしと思われます。 |