鈴置洋孝プロデュース

煙が目にしみる

報告の頁

 る1998年11月15日、新宿御苑の近くにある小劇場「シアターサンモール」にて行われた、鈴置洋孝氏製作の舞台劇「煙が目にしみる」を拝見しにはるばる東京まで行きました。
シアターサンモール  アターサンモールは、私の予想では「クリーム色」でしたが、実際はこげ茶色でした(^_^ゞ。

 私と、文通仲間のなつみさんは開場5分前の14:25に到着。既に何人かが開場を待っている状態でした。
 の時見たお客さんは、お年寄り、家族連れ、いかにも舞台通そうなおばさま方。そして、私は思いました。

 若い人たちの客層がコミケとかぶってる……

と(爆)。
 かも見たところ、花束を持っていたのは私達二人だけでしたので、なんか…、はずかしいなあ。と、おもいました。<てれ屋(苦笑)
 場。そして入口でチラシやパンフレットを頂き、私となつみさんは開演を心待ちにしました。劇場はほぼ満席です(^^)。


【煙が目にしみる】

- あらすじ -

 桜咲く季節、とある田舎の斎場。その待合室で白装束を着た二人の男(鈴置洋孝、内海賢二)が、煙草を吸っていた。
 彼らは、これから火葬にされる幽霊達だが、未練があるらしく、あの世へ行くことをためらっていた。

 しかしただ一人、ボケ始めてきたおばあちゃん(麻生美代子)には、どういうわけか死んだ二人の姿や声がわかるらしい(笑)。
 彼らはおばあちゃんを通して、遺した人々に、何かを伝えようとする…。

いつか、あなたが死んじゃったときのためのおとぎ話…


序幕

 ずは、鈴置さんと内海さんが登場。
 第一声は、斎藤一(『るろうに剣心』)とラオウ(『北斗の拳』)かっ!と思わせるカッコイイ声なのに、突然ただのおやじになってしまうオフタリサンに、劇場は爆笑の渦(笑)。かっこいい演技は、当分お預けです。

 ばあちゃん(鈴置さんの役のお母さん)役の麻生美代子さんは、サザエさんのおフネさんでおなじみですが、今回はそれを裏に返したようなお茶目なばーちゃん役。サザエさんでは絶対聞けない下ネタも披露しておりました(笑)。
 ァン一同様から花輪を頂いた、レンタルビデオ屋店主・牧さん役の矢尾一樹さんですが、幸恵(内海さんの役の娘役)さんが飲み残したお茶に口を付け、パイTを全開にしてくつろいでいるシーンは、度胆を抜かされました(笑)。 牧さんのやらしい一面
山場
浩介(鈴置)さんの背中  ライマックス。浩介さん(鈴置さん)が奥さんの礼子さんに最後の言葉を伝えるシーン。
 ただただ野球一筋(地元高の3流監督)の浩介さんを、自分は理解していつまでも支え続けていられると思っていたのに、突然死(クモ膜下出血)によって裏切られてしまった礼子さんは「バカヤロウ!!」と浩介さんに向かって罵声を浴びせます。子供たちも一緒になって。  
 浩介さんは息子さんと娘さんに想いを伝えたあと、礼子さんに向かって一言

「ありがとう…。」

と言いました。鈴置さんの「ありがとう」は吹替で聴く度、素敵で私は大好きなんですが、それしか言えないのはねえ…(^^;)。

「愛している」なんて恥ずかしくて代弁できないおばあちゃん

 ちろん、最後は「愛している」でシメました。すすり泣く声が劇場内のあちこちで聞こえました☆彡

ハッピーエンド

 ストは、もどかしい関係だった人たちも、ギスギスしていた人たちも、全く知り合いでなかった人たちも、死んだ人たちも(!?)一緒になって、写真家を志す亮太(浩介の息子)さんのカメラで記念撮影。

 泣いていたお客さんもすっかり笑顔を取り戻して、劇場は拍手で満たされたのです(^-^)。


そして……

どさんこ娘が舞台乱入!?
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