1999年・山形

1999年(平成11年)5月末、約3年振りに山形を訪れた。これは以前、出張していた職場の仲間との再会&バーベキューのためである。

5月29日、金曜日の夜勤明けで帰宅後インターネットでメールを確認し、軽くネットサーフイン。無線を聞くと50MHzで東北方面が聞こえており、盛岡と三沢(在日米軍の人か?)と交信。
後ろ髪引かれる思いで11時半ころ自宅
を出て、徒歩で駅に向かう。
切符は以前に買っていたので新幹線にしようか各駅にしようか迷ったが、結局各駅で
大宮に向かう。
大宮には12時半頃着き、弁当と缶ビール他を買いホームで13時10分大宮発の「つばさ」を待って
いると外人のグループが現れる。
もしかして同じ車両かと思っていたら、そうだった。ホームに入ってきた車両を見
るとガラガラ。
乗ってみると外人さんグループが大半で、その中に我々一般客が混じっている有り様で、私の隣も
そうだった。
後で話を聞くとドイツの人だったらしい、中に1人、日本人が居て通訳も兼ねていたようである。

彼らは赤湯で乗り換え、長井に向かったようである。降り際に「サヨナラ」と言って手を振って降りて行った。
たまたま、福島で停まった際に地図を見て現在地が何処か探しているようだったので「Fukusima」を指してやると
判ったようで、そのうち女の子(10歳くらいなので、小学生くらいか?)が絵ハガキを見せて日本語で書かれた所を指して読めるかと訊く。
差し出し人か宛て先か判らないがカタカナで書かれた文字は日本語としては判別出来ない
文字が有り、読めないというと「name」と言う。
名前か?と訊き返すと、そうだというので何とか読んでやると喜んで
いた。

隣に座っていた人(1946年生まれと思われる)が旅行の案内?のをくれたので見ると、ドイツのグータッハという地方の人達と思われた。
そのワリには英語を話していたようにも思われるが...
そんな訳で新幹線の中で寝ようとした目論見は崩れてしまった。(^^;)

山形に向かって行くと雲行きが怪しくなってきた。山形に着き改札を通ると自動改札になっていたが、機械の調子が悪いようで調整中だった。
新幹線の改札を抜け、在来線の改札口を見ると以前の職場の仲間であるT氏が迎え
に来てくれていた。
聞けば有給休暇を取ってきてくれたとの事で恐縮する。

それから、駅の近くの店に入り土産物等を物色したが、東根の梅とかいうのは普通の2〜3倍は有ろうかという大きな物だった。
別の店では食感が甘エビやサシミに似た味というコンニャクを試食してきた。
T氏に何処か行きたい
かと聞かれ、文翔館という旧・山形県庁を見学。
雨は降ってくるし、夜勤の疲れが出てきて目眩がしそうだった。


山形市に有る「文翔館」(旧、山形県庁)
写真は1995年のもの

山形を後にして天童に向かい、「腰掛庵」とかいう饅頭屋?で「醸まん」(酒饅頭)と抹茶のセットを頼む。
ここはガイドブック(「昭文社」刊の「マップル山形」)によると、明治時代の民家をお店にしたとのことで、言われなければ、とてもお店とは思えない作り。
抹茶が300円、「醸まん」が150円だった。出羽桜美術館の向かいで、道路
から少し中に入っているため静かな所。
来店者の記帳を見ると、結構色々な所から来ていたようである。

饅頭と抹茶のセットはアッサリしていて美味かった。それから東村山郡役所?に寄った後で「舞鶴山」に行き、人間将棋の会場を見たり、昔の歌手の「佐藤千夜子」の生家の脇を通ったりした後でホテルにチェックイン。

村山市の碁点という所に有る寿司屋に夕飯を食べに行き、焼き魚定食(鯛)を食べた。
ご飯は美味かったが、生
ビールを頼んだらシャーベット状になっており、イマイチだった。
お通しということで「笹竹」という細い竹の、竹の子
の茹でたのが出てきて、初めてお目に掛かる物だった。

夕食の後で天童に有る「ゆぴあ」という日帰り温泉に行ったが、21時で終わりとのことで時間ギリギリに着いたためアウト。天童温泉で温泉だけ入れる所と聞いたらホテル近くの「二見館」という所でOKとのことで、入浴料500円を払って入った。温泉街とはいえ、飛び込みで温泉に入れるとは思わなかった。

ホテルに戻り明日の天気が気になるものの23時過ぎに寝て、目が覚めたら5時過ぎ。
7時ころまでウトウトしてから
起きて8時に朝食を食べに行くが、店の人が居らず出てくるまで待つこと数分。
和定食だったが美味かった。

9時半にT氏に迎えにきてもらい、天童に住むN氏宅に寄り道具を積み込み、O氏とバーベキューの会場である東根市の野川(会社の近く)に向かう。
10時前に着きセッテイング。炭で火をを起こすのだが、燃えが今一つ良くない

結局、焼き始まったのは11時頃。学校が休みでないうえに、子供の相撲大会とかで揃うのは少し遅れたものの久
々に皆さんの元気な姿を見て山形牛を食べ満足。
焼きソバやらイカやウインナー、笹竹の竹の子等で腹一杯になって
しまった。

結局16時ころまでバーベキューの会場におり、すっかり日焼けしてしまった。山形駅に着いたら17時18分の新幹線が出るところで間に合わないのと、土産も買っていないため1本後の新幹線の指定席を取り、駅ビル内の売店で「くじら餅」や「サクランボ」、「ラフランス」関係のお菓子を土産に買った。
サクランボの酒も買おうか迷ったが結局、
買わずに帰った。
サクランボの漬け物も話のタネに買った。それからT氏と別れ改札を抜け、駅弁とお茶を買って
18時4分発の「つばさ」に乗り込む。
後で気が付いたのだが、この新幹線は山形−福島−大宮−東京と最も停車
駅の少ないものだった。
指定席はガラガラで、これなら自由席でも良かったかな?と思ってしまった。
福島を過ぎた
辺りで眠くなり、寝過ごしてしまうと東京まで行ってしまうため必死に眠気をこらえた。
大宮で接続する列車を見ると、熊谷に着くのは21時過ぎになりそうだが4分後の長野新幹線に乗り換えれば20時半頃には熊谷に着くので、ダメ
で元々と乗り換えてみたら間に合ったので、これで帰った。
新幹線だと15分、840円で着くので「早い、安い」でお
得。

帰宅したら熊谷も雨。行きも帰りも夜は雨に祟られた山形旅行だった。帰宅して風呂に入ったら日焼けした腕がヒリヒリして湯に漬けられず参った。
翌日は夜勤だったが、流石に疲れが出て昼間から眠かった。(^^;)
泊まった宿の室内(天童ワシントン)
バーベキューをやった東根市の野川 サクランボの漬け物

山形駅で買った駅弁・900円

一寸、ご飯が少なめか?

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