つつじが岡公園(館林市)

つつじが岡公園入り口

料金その他は当時のものであり、現在は変更されている可能性が有ります。予め確認の上でお出かけ下さい。

つつじが岡公園
群馬県館林市に有る。群馬県立であり、11万平方メートルという広い敷地に50種、約1万本のツツジが植えられている。「つつじが岡公園」一帯、古来から野生の山ツツジが密生し、「つつじケ崎」と呼ばれていた。慶長10年(1605)、
第七代館林城主、榊原泰政の時に「お辻」との伝説が起こった。園内には当時のヤマツツジに加え、寛永4年(1627)
新田義貞の妻「勾当の内侍」(こうとうのないし)遺愛のツツジを植え、さらに寛文年間に第十二代城主徳川綱吉(第五代将軍)が日光山より数株移植するなど歴代城主によって保護増殖されたとのこと。 
戦国時代から有るツツジの中には樹齢800年を超す物も有るとか? 5月の連休中が最盛期で、畑まで駐車場になってしまう。
植えられているのはリュウキュウツツジ、キリシマツツジ、ヤマツツジ等。高さ5mを超すツツジの巨木が見もの。
ツツジの花の下をトンネルのようにくぐり抜ける所も有り、背を屈めて通らなければならない所も多い。
しかしツツジの季節だけ入場料を取るのが一寸セコイ気もする。
(平成18年現在、500円・公園の入場料のみ)
他には1990年の花博に出品されたツツジや向井千秋さんと宇宙に行ったツツジ(正確に言うと行ったのは種)等が有る。

他には温室と水産学習館という、淡水魚の水族館(公園から出ないと入れない・別料金が必要)や城沼(じょうぬま)という沼が有り、ボート遊び等も出来る。(有料)
近くには「ハーブのお風呂」、公共の宿つつじが岡パークインが有る。

水産学習館は昭和62年4月に開館。淡水魚(イワナ・コイ・アユ・ミヤコタナゴ・トミヨ・キンギヨ・ニシキゴイ等)とイシ
ガメやスッポン等の亀類やイモリの両生類等、90種類が居る。
入場料は大人200円、大学・高校生が100円、小・中学生が50円。
身体の不自由な方と精神に障害の有る方および、65歳以上の人は無料とのこと。
20名以上は団体割引で2割引き。温室との共通券の場合は大人が400円、大学・高校生は200円、小・中学生は120円。
なお、「つつじが岡公園」の開園期間(4月15日〜5月15日)は「つつじが岡公園」・水産学習館・温室の三施設共通券観覧券が発行されるとのこと。
(平成13年現在)開館時間は9時〜17時で入館は16時半まで。
休館日は毎週月曜で、休日に当たる日は翌日と年末・年始(12月27日〜1月5日)。

場所は群馬県館林市花山町3181。交通は車だと東北自動車道館林I.Cより3Km。
電車の場合は東武鉄道伊勢崎線の館林駅から徒歩25分かバスで「つつじが岡公園」下車。またはタクシー5分とのこと。
つつじ祭りの期間中は混み合うので車よりも電車の方が良いかもしれない。問い合わせは館林市観光協会、tel.0276−72−4111。(つつじが岡公園管理事務所はtel.0276−74−5233)

なお毎年、5月下旬の花が終わった時期になると「子房摘み」といって種がなる子房(めしべの根元に有る)を手で取る行事が有り、市内の小中学生やボランティアがやっている。
子供でも出来るとのことだが品種によっては子房の付け根に新芽が出ているものが有るそうで、これも一緒に取ってしまうと翌年は花が咲かないそうで気を使う。

近くには有料の駐車場(1日500円)が有るが、少し歩く気になれば無料の駐車場も有る。

ツツジの一つ

ツツジの一つ

つつじが岡公園見取り図

水産学習館と温室の共通入場券


宇宙ツツジ(向井千秋さんと宇宙に行った種から育ったツツジ)
なお、このツツジの名称の「宇宙」、「宇宙ツツジ」、「宇宙キリシマ」は館林市が登録商標とのこと。

園内の山桜と城沼
園内の庭園
入場券売り場

 
ツツジの見本
ツツジの見本

白っぽい、つつじ

同じ木に白と赤紫の2種類の色違いの花が咲いている
(茶色のは枯れた花)

 
白っぽいツツジ
愛子様のお印の五葉つつじ(別名をシロヤシオ)

新宮様(愛子様)のお印になる「ゴヨウツツジ」(五葉つつじ)だが、枝の先に5枚の葉が付くところから五葉ツツジと言われ、花は白く横または斜め上向きに咲く。
別名を「シロヤシオ」(白八潮)と言うとのこと。八潮とは何回も染めることを指す古い言葉とのこと。

公園の中には城沼(じょうぬま)という沼が有り、ここは周囲が約6km。深さは3mとのことだが遊覧船(1周20分)大人700円。
他には向こう岸に渡るための渡し船も有る。遊覧船は二隻有り、一隻は45名乗りのガラス張り。
もう1隻はテントが付いただけでガラス等の付いていない47名乗り。
乗船券売り場で券を買い、乗船する時に係員に渡す。
乗り場は傾斜がキツメなので足元に注意が必要。

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