小豆島・二十四の瞳映画村他

小豆島・二十四の瞳映画村入場券

平成3年3月、仕事の都合で珍しく5日間の連休が取れることになり、折角だから家でゴロゴロしているのも勿体ないと思って旅行に行くことにした。
暖かい時期なら迷わずに北海道や東北に行くところだが、未だ寒い弥生3月。

少しは暖かい所、行ったことがない所と考えた結果、四国に行くことにした。四国といっても四県有り、何処に行こうか迷ったのだが橋でも見ようと思い、二泊三日で行くことにした。
連休の初日は前日までの仕事の疲れ(夜勤・明
け・夜勤の3連続だったので)が残っているだろうから休養日とし、二日めから出かけることにした。

初日は瀬戸大橋、二日目は小豆島に行って、最終日は大鳴門橋とその周辺、鳴門の渦潮でも見て半日くらいしてから帰ることにして時刻表やガイドブックを見て計画を立てる。
交通機関の乗り継ぎなどを「駅すぱあと」で検討し、
たまにはブルートレインも悪くはないと思ったものの、距離的に時間が半端でイマイチ。
新幹線も長い時間乗ってい
るのは一人旅では億劫。

色々と考えた末に飛行機に乗ることにした。行きは高松、帰りは「駅すぱあと」で検索したら徳島空港になったので徳島から帰ることにした。
徳島から帰る際に徳島駅から空港まで戻るよりも鳴門から空港に行く方が近い等有って
鳴門駅からタクシーで空港に行くことに決定。

3月2日、7時から朝食で11階にあるレストランに行く。バイキングで朝食を摂った後でコーヒーを飲んで7時半頃チェックアウト。
各駅で高松まで行くが通勤・通学時間帯のせいか座れず。

高松から歩いて港まで行く。フェリーだと安いけど遅い(1時間)ので、高いけど速い高速艇に乗る。
30分間隔で出
ているので便利。乗ったのは関西急行フェリーの「しわく」という船。乗ってみたが速いものの少しエンジン音?が大きい。平日のせいか中はガラガラ。


高速艇の切符(左は帰りの小豆島高速、右は行きの関西高速フェリーの物

小豆島の土庄港に上陸し、バスの1日フリー切符を買う。1,980円でバス(定期観光バスを除く路線バス)に乗り放題というもの。
定期観光バスだと最高で3,980円、最低でも2,500円掛かるが路線バスなら安く上がるという
もの。
とりあえず孔雀園に行くことにしてバスに乗る。バス停は「平和の群像前」とのこと。二十四の瞳映画村の有
る田浦は路線バスが殆ど走ってないとの情報を地元の人のホームページで見ていたので、時刻表を確認してみたが言うとおりだった。
(時刻表だと2往復だが、冬季は1往復だけ・定期観光バスの便は有り)午後の便だと帰りの
時間が遅くなるため断念し自転車を借りて行くことにした。
(定期観光バスに乗れば行くのだが、私が予定したコー
スは全てを網羅しないので止めた)


小豆島バスの路線バス乗り放題の切符(1日券)
料金は高くなるが2日間有効の券も有る。

バスはワンマンカーだが、孔雀園で降車の合図をしたつもりがワンテンポ、ズレていたらしく次の池田港に行ってしまい、運転手さんがUターンしてくれた。
同乗していた他のお客さんゴメンナサイ!! m(_ _)m

孔雀園でフリー切符を見せて入場料を1割引きしてもらう。
行った時に丁度、孔雀の飛行が有ったがカメラを構える
暇が無いうちに終わってしまい、残念。(入場料は大人420円)
小豆島孔雀園
小豆島孔雀園の入場券

園内では孔雀の餌(棒状のビスケットみたいなもの)を1袋50円で売っており、それを投げてやると条件反射?で餌を貰いに孔雀が寄ってくる。
目の前に出してやると上手に取って行く。人に慣れており、脅かさなければ逃げな
い。
ここには普通の孔雀が放し飼いになっており、見学コースまで出て来て餌をもらいに来る事も有る。白い孔雀
も居る。
他にはフラミンゴやホロホロ鳥?、大型のインコ等も孔雀に比べれば数は少ないものの檻の中に入って見
ることが出来る。
孔雀鳩には餌もやれる。孔雀鳩に餌をやり終わって歩いて行ったら、何故か白と茶のツートンカラ
ーのウサギ君が一羽居ました。
孔雀鳩の餌は穀類なのだが、これも1袋50円で、これをやっていたら孔雀も来て
一緒に食べていた。
なお白い孔雀も飼われている。


孔雀園の孔雀(左奥に見えるのは孔雀鳩)

バスの時間が30分間隔なので、早々に切り上げオリーブ園に向かう。オリーブが丘という所で下車。
オリーブのなる時期でも無いので、(12月頃とのこと)これといって見るものも無し。
入場は無料だから仕方ないけ
ど..

孔雀園でボールペンを落としてしまったらしく、メモするのに不便なのでボールペン(オリーブのキャラクター付き)を買うがインクが出たり出なかったりして具合が悪かった。
試し書きした時は平気だったんだけどなぁ..トホホ。

オリーブの油(食用や化粧用)や香水、オリーブの苗木等も売っていたが、あまり買う気も起きず他には何も買わなかった。
オリーブ園を出てからマルキン醤油という、ガイドブックに載っていた所に寄ってみる。
醤油を作っている会社なの
だが記念館が有って醤油が出来るまでの工程等を紹介した内容を見学出来る。
ここもフリー切符を見せて割引を
してもらう。記念?に醤油の小瓶を貰った。中の売店では醤油関係等、外の売店では漬け物、佃煮等の食品を売っていたが買わず。入場料は210円。


マルキン醤油の記念館

それから終点?の坂手港に向かう。坂手港で自転車が借りられるというので探して行き、内海町サイクリングターミナルという所で自転車を借りる。
平日のせいか私以外に客も居ない様子だった。

(4時間で500円+消費税)用紙に住所・氏名・電話番号・職業(会社名)と自転車の番号を記入し、料金を払って出発。
内装3段の変速機が付いているものの、ママチャリ。おまけにカギも付いてなかった..


借りた自転車

簡単な地図を貰って出かけたが風が強くて思うように進まず、歩いた方が速い。
海岸沿いを走るコースで片道6km
のため普通なら30分も有れば行けるのだが、アップダウンの坂のうえ向かい風が吹いたりして疲れた。

田浦に着き岬の分教場を見学。ここは昭和46年まで実際に使われていた小学校の校舎で、入場料は200円。
入場料は二十四の瞳映画村との共通券も売っている。(何故か自動券売機が有る)土足禁止で備え付けのスリッパに履き替えて上がる。
1年生の教室は机が小さく、小学校の時って、こんなに小さかったかなぁ? と考えてしま
った。
中には当時の子供達の習字や絵画が貼られ、当時のまま保存されている。見ているうちに小学校時代の記
憶が甦ってきて懐かしくなった。


岬の分教場(昭和46年3月に閉校)入館は200円。

そこから更に600m程度先に有る二十四の瞳映画村(昭和62年に田中裕子主演で制作された映画のオープンセット)に行く。
入場料は大人が630円だが、ここでもフリー切符で1割引いてもらう。

中は岬の分教場の複製をはじめとする、オープンセットで分教場の中には映画のパネル等が展示してある。
他には店になっている建物も多い。パンフレットをよく見なかったが、後で見たら二十四の瞳の映画を上映している場所も有ったようで見逃してしまい失敗した。
奥の方には作者の坪井栄の文学館が有り、自筆の原稿や遺品が展
示されている。

ここで紹介ビデオ(13分)を上映していたので見てくるが、何も知らずに座った椅子は坪井家で愛用していた応接セットだったとのこと。
映画村の中に有る水路には海の魚が泳いでおり、餌(オキアミ)も100円で売っている。

竹細工の店や駄菓子・土産物屋、佃煮屋、ウドンやソーメン・コーヒー等が飲める店も有る。
 
お昼過ぎにここを出て、また自転車を漕いで坂手に戻る。
坂手からは何処にも寄らず土庄に戻るが「土庄港」行きと
なっていたので安心して終点まで乗っていたら少し離れた大木戸という所が終点で、ここから港まで歩くハメになってしまった。
せめて『平和の群像前、高速艇にお乗りの方はこちらでお降り下さい』とアナウンスしてくれれば迷わ
ず降りるのに、地理不案内な観光客に対して不親切。
土庄で土産を買いウドンを食べる。本当は他の物が食べた
かったのだが、他に無かったので..
ソーメンが特産品というのでソーメンも食べたかったのだが食べ損なった。


小豆島・土庄港に有る「平和の群像」像

15時の高速艇(小豆島高速の「スーパーマリン1」という船に乗って高松に戻り、そこから鳴門へ向け出発。


小豆島高速(株)の高速艇のスーパーマリン
(高松-小豆島の土庄港間を30分で結ぶ)

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