秩父鉄道のSL C58・パレオエクスプレス

秩父鉄道のSL・C58363「パレオエクスプレス」
平成17年4月22日・長瀞駅に停車中
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秩父鉄道のSL、C58によるパレオエクスプレス。土日、祝祭日をメインに熊谷駅〜三峰口駅間を1日1往復して
いる。
料金、システム等は当時のもののため、現在は変更になっている可能性も有りますので予め確認の上、ご利用願います。

これに乗るにはSL整理券(500円、大人も子供も区別無しで同額・自由席)が必要。最後尾のみ指定席で、こちらは指定券(700円)が必要。
SL整理券は予約が基本だが空席が有れば駅でも買える。(詳細は秩父鉄道のホームページ
SL整理券
SL乗車証明書

私は平成17年の4月22日(金)に乗ってみた。整理券は当日、駅で買った。

ホームは通常だと秩父方面になる筈だが、これは熊谷の先の車庫から電気機関車で牽引してくる関係で羽生方面行きに入線してくる。
知らない人は羽生方面から来ると思ってカメラ等を構えているが、来るときは秩父方面から来て、しかも先頭は電気機関車..

それから電気機関車を切り離してSLで出発。客車は4輌で最後尾のみ指定席。自由席でも座席の人数分しか整理券を売らないため座れないという心配は無い。

乗ってみた感じだが最初は速度も遅く気のせいか動きがギクシャクする感じ。ある程度の速度が出てくれば気にならないが、それまでは前後に揺れる感じで落ち着かない。

当然ながら煙も出るので窓を開ければ煙も入るだろうし..(^^;)
幸い、客車は冷暖房完備なので窓を開ける必要は無いが。

電車が車だとしたらSLは馬車といった感じ。遅いし乗り心地もイマイチ。でも珍しいもの好きだとか懐古趣味なら乗ってみる価値は有るかもしれない。(^^)
それに乗っていると沿道でカメラを構えている人やら小さい子が手を振ってくれたりして、何となく楽しい。

パレオエクスプレスというのは秩父方面で出土した海獣の「パレオパラドキシア」の化石から名前を取ったものとのこと。

このSLはC58363でC58型の363番めに作られたというもの。昭和19年に2月19日に川崎車両で誕生し、東
北地方で活躍した後で昭和47年に引退し以前は吹上町(北足立郡、後に鴻巣市に合併)の小学校に飾られてい たのだが
昭和62年に「さいたま博覧会」を機に復活し、平成16年に還暦(60歳)を迎えたそうだ。

平成16年には還暦を記念して赤いプレートを付けて走ったり、埼玉国体を記念してマスコットの「コバトン」のヘッドマークを付けて走ったりもしている。  
長瀞駅に停車中のSL・C58363
こちらは平成16年、埼玉国体記念及び還暦記念号
埼玉国体のマスコットのコバトンのヘッドマーク付き
熊谷駅に停車中

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