小樽を訪れたのは運河が見たくてである。初めて小樽を訪れた時の宿は駅前にある所であった。
千歳から電車に乗って札幌へ、そこから更に電車に乗って行くと海が見えてきて小樽に到着である。
運河
運河を語らずして小樽を語ることは難しいくらい定番である。私も最初は場所が判らずガイドブックとニラメッコしながら歩いたものである。
(駅前を真っ直ぐ歩いて行けば突き当たる)広さはそれほどでもないが、往時を思わせる運河と、運河のそばに立ち並ぶ倉庫がいい味を出しているといえよう。
もっとも地元の人間に言わせると、あれは小樽じゃないそうであるが...
オルゴール屋
運河沿いにオルゴール屋が有ると聞き、入ってキーホルダーの付いた小型のを買った。
以来,小樽に行くと、この
オルゴール屋(オルゴールホール海鳴楼)に立ち寄ることにしている。
この他にも小樽オルゴール堂という所が有りお茶を飲みながらオルゴール(とは言っても通常のオルゴールではなく、昔の自動演奏機)の演奏が楽しめる所も有る。
ガラス細工
小樽はガラス細工でも有名な街で「北一硝子」等の店が有る。私はガラスや陶器には興味が無いので見るだけで何も買わなかったが...
他には運河沿いの「運河プラザ」等でもガラス細工を買うことが出来る。
裕次郎記念館
他には裕次郎記念館である。何故、石原裕次郎と小樽なのか来るまで判らなかったのだが、裕次郎は小樽に生まれて東京に移住したのだそうである。
そう言われれば納得である。記念館の近くにはヨットハーバーも有る。
生前愛用していた車や衣装、映画のセット等が数多く展示されておりファンにはたまらないものだろう。
中には郵便局まで有り、びっくりしたものである。観光バスが入れ代わり立ち代わり訪れる観光名所でもある。
裕次郎記念館
小樽水族館
小樽の郊外、祝津(しゅくつ)という所に鰊御殿と一緒に水族館が有り、道内でも屈指の水族館である。
ここで驚いたのはセイウチである。アザラシ類は多いのだが、その大きさは群を抜いている。
これの剥製が入り口に有るが人間よりもはるかに大きい。ラッコもおり人気者である。
「ゴマちゃん」ことゴマフアザラシやペンギンも居て餌を与えることが出来る。
アシカやイルカのショーも有り、やはり家族連れが多く見ているが、あまり前の方に居るとイルカのダイビング時に水を掛けられるので要注意である。
おたる水族館の入場券 |
おたる水族館 |
鰊御殿
水族館から少し歩いた所に鰊御殿が有る。ちょっと見には高台に有る、古ぼけた風采の上がらない建物だが、昔
は鰊で栄えた網元の家だそうで、「北海道指定有形文化財」だそうである。
民具や漁具等が展示してあり、中には一寸した土産物を売るコーナーも有る。
鰊御殿よりも小樽寄りの所には鰊で栄耀栄華を築いた青山別邸が有るが
私は行ったことがない。
市場
私としては札幌よりも小樽の方が性に有っているようで好きである。駅の近くや街中に市場が有り、新鮮な海産物を安く買うことが出来る。
私は駅の傍の「三角市場」で知り合いに頼まれたイクラやウニ、ボタンエビやタラバガニを買い求めたが、食べた依頼人は「こんな美味しいの食べたことが無い」と言って喜んでくれた。
市内観光バス
市内を観光する「小樽マリン号」というバスが有り、これを利用する場合は1日券を買った方が安いと思う。
(三回以上、乗り降りをするなら絶対に得)