名古屋城博(金の鯱)

名古屋城の天守閣

平成17年の5月中旬、愛知万博を見に行ったついでに寄ってみた。ここは3月から5月までの期間限定。
前日、名古屋市内の丸の内という所の宿に泊まった関係で、地下鉄に乗って一回乗り換え、名城線の市役所で下りる。
そこから歩いて行くと「名古屋城博」というノボリが有るので、それを目印に歩いて行くと東門が見えてきた。
(正門と東門の2ヶ所の入口が有る)
名古屋城の東門入口
入場券

着いたのは9時20分頃、9時ころから開いていると思っていたら9時半開場とのこと。既に待つ人の列が出来ていた。
列の後ろに並んだら『入場券を持っていない人は右の入場券売り場で買って下さい』とのことで買いに行く。
入場料は大人千円だった。(65歳以上はシニア割引で700円と安くなる。小中学生は300円)

待っていたら行列が伸びたせいか時間を早めて9時25分から入場になった。
入口に有ったパンフレットを貰って、その地図を頼りに金の鯱のあるドームに向かう。その前に不要な手荷物をコインロッカーに預ける。
入口付近には色々と食べ物や土産を売る店(露店)が出ている。
入口の近くには大きな和太鼓の「ん太鼓」(直径2.5m、重さが3トン)が協力金、千円で1回叩けるとのことだった。
記念に叩いても良かったのだが千円はちと...半額なら考えても良かったのだが?


これが「ん太鼓」


露店の売店
奥には郵便局の出張所?も有る
お土産屋
こちらは加藤清正公の像
中央に鎮座するのは金鯱の模型
西門の方に有る、お土産売り場

鯱のあるドーム内は撮影禁止。記念に撮影しようと思っただけに残念...
中は色々とパネルや紹介のVTR等の展示。そして正面に雌雄の金の鯱が金ピカに光っている。
これが国宝の金の鯱かと、記念に両方とも撫でてきた。


これが金の鯱の置いてある金シャチドーム

それにしても、この金鯱は数回ウロコを盗まれたり空襲で溶けたりと色々と災難に遇っているらしい。
「柿木金助」(かきのき・きんすけ)という凧に乗って金の鯱のウロコを盗んだという人間の話は聞いて知っていたが
(江戸時代の盗賊、捕まった後で市中引き回しの上で磔にされたそうだ)それ以外にも数回、ウロコを盗まれているとは知らなかった。
参考までに明治時代に鱗3枚を盗んだ陸軍の番兵は逮捕された後、銃殺刑になったそうだ。
(それ以外の犯人は総て懲役10年)最高で58枚も盗んだのもいるとか...
金にして売ったまでは良かったが代金を受け取りに来たところで御用となったそうだ。

そんな金鯱も終戦間際の空襲で初代の鯱が消失してしまったとのこと。つまり現在のは2代め。
空襲で溶けてしまった残りの金で茶釜が作られたとかで展示されている。昔の金鯱は純度80%? 約22金だったそうだが、現在のは18金だそうな。
それも総てが金ではなく銅の上に金貼りとのこと。金箔では無いが...
ウロコは一枚ずつネジ留めとのこと。大阪の造幣局で作ったそうだ。大きさは約2.5m、鱗は最高で126枚も有るそうだ。(雄と雌で数が違うらしい)

鯱を見た後で売店でW(ダブルユー、元「モーニング娘。」の加護亜依(かご・あい)と辻希美(つじ・のぞみ)のコンビ
)の名古屋城博のグッズを売っていたため、私も団扇と紙ホルダーを買った。少し蒸し暑かったので..


これがWの金シャチグッズを売る店

それから土産物を買い、西の丸展示館(尾張の伝統職人工房)に入って職人の仕事や作品を見た後で、天守閣を見に行く。
小天守閣から入り見て行くが階段から上って行くと意外と疲れる。5階まではエレベーターが有るので天守閣に直接行く人はエレベーターで5階まで上がった後、階段で天守閣まで上がるのが近道。
もちろん、各階には美術品や資料の展示物が有るが..天守閣には土産物屋と展望台が有り望遠鏡で景色を楽しむことも可能。中は撮影禁止だが金の鯱の模型に乗れる所だけ撮影可。


これは名古屋城の天守閣の中にある乗れる鯱の模型
(ここのみ写真撮影可)

本丸壁画特別展ということで本丸御殿3Dシアターという映像を見てきました。
立体メガネを掛けて見るのですが、 昨日の万博の余韻が残っているせいか万博の会場にいるような錯覚に陥ってしまった。
天守閣の入口の広場では大道芸人がパフォーマンスをやっていて、私はソフトクリームを食べながら見ていた。

中の露店の食べ物屋で「天むす」と「きしめん」のセット850円を食べてから「東南隅櫓」(重要文化財だそう)を見てから帰路に着いた。ここは特にいって無し。
建物の中を見学するだけで資料も何も無し。こういう建物に興味の無い人間には見る物も無しか?


これが名古屋名物の一つ、「天むす」と「きしめん」

味噌カツや「ひつまぶし」等も食べてみたかったのだが、またの機会にしよう。

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