門司港・しものせき水族館(海峡館)

平成21年の12月、博多に行く機会が有り博多市内で観光をと思ったが、これといって見るような場所もなく検討した結果、門司港に行くこととした。

当日は雨降りのため歩いて自宅を出、駅まで約25分歩き、そこから新幹線で東京まで。
新幹線は二階建てのMAXのため下段に乗る。通勤時間帯よりは早めのため空いていたので座って東京まで。

東京駅から京浜東北線に乗り換えて浜松町に行き、そこからモノレールで羽田空港まで。
モノレールは混んでいたので一便遅らせて座って行く。

羽田からはスカイマークに乗る。スカイマークに乗るのは四国に行った時以来、久々。何といっても運賃の安いのが魅力。
JALやANAが通常料金で3万円台なのに比べて1万円台というのは大きい。
機内サービスが何も無いが、電車に乗っていると思えば苦にならない。
飲物類は機内販売で売りに来るのでお茶やコーヒーを買って飲めば済む話。
(350ccのお茶が100円と自販機で買うよりも安いし..)

羽田に着いてスカイマークのカウンターに行き予約番号を言って予約時に使用したクレジットカードを渡して発券してもらう。
席は窓際は全て埋まっているとのことで通路側になる。
元々、予約を取った時期が遅かったし乗れれば良いと考えていたので贅沢は言わない。
非常口の近くでも良いかと訊くので、構わないと言って指定してもらう。
非常口の近くの場合、非常時に非難する際には手伝い要員となるため協力出来ない人はNGとのこと。
その代わり前の席との間隔が他の席に比べ広めになっているのだ。

手荷物検査を受けた後で搭乗待合室に向かう。最近はポケット等に金属製の物を入れないようにしているので金属探知機にも引っかかることは無くスムーズに通過。

今回の飛行機は737-800という、小型ながら最新鋭のハイテク機。
それにしてもCA(客室乗務員)は全員が半袖と軽装。今の時期、他の航空会社なら長袖が普通だと思うが...
珍しく男のCAも居て、最初は知らないからツアーの添乗員か何かと思ってしまった。(^^;)

福岡空港に着き、そこからは地下鉄で博多駅まで。地下鉄で二駅と近く、交通の便は良さそう。
博多駅で食事をしようと思ったが昼時で何処も混んでいる感じ。
駅弁でも買って車内で食べることにして小倉まで新幹線の切符を買う。
どうせ一駅しか乗らないので各駅停車の「こだま」に乗る。駅のホームで駅弁とお茶を買い、こだまに乗り込む。空いていて、座って小倉まで。

博多駅で買った「どんたく弁当」

弁当を食べている暇も無いかと思ったが20分以上あって、無事に食事することが出来た。
小倉からは在来線に乗り換え。門司港は終点なのだが、途中に「門司」駅が有って、海も近いことがあって勘違いして降りてしまった。
生憎と天気が悪く、風が強く雨も降っていて寒い。九州ならもう少し暖かいと思ったのだが誤算だったようだ。
ホームで次の電車を待っていたら、やはり同じように間違えて降りてしまった人が居て何処か食事出来る所は無いかと聞いてきた。
下関の水族館に行くつもりも有ったので下関行きの電車に乗ろうかとも思ったが、水族館は連絡船の港に近いので駅からバス等の交通手段で移動するのは億劫なので止めた。


九州鉄道記念館

しばらく待って門司港行きの電車に乗る。門司港に着いたが、まだ雨は降っている。
ポータブルナビを頼りに九州鉄道記念館に行く。
鉄道記念館は期待していたよりは、こじんまりした印象。
外にはSLのC59や電気機関車、特急列車を含む車両が展示されているが、さいたま市の鉄道博物館に比べるとスケールが違う。
SLの59634号とC59の1号、電気機関車のEF1035号、ED721号、他には車内に入れるキハ0741 やクハ81(特急にちりん)、クハネ581(電車寝台特急の月光)等。  
SL(手前が59634、後ろがC59)
電車寝台特急の月光
特急にちりん

電車のシミュレーターが有って誰も居なかったので試しにやってみたが初めてだと難しい。
時間内に着かなかったりオーバーランしたりと難しい。二回だけやって終わりにした。
二階には記念切符や特急「つばめ」のヘッドマーク、昔の駅の事務室を再現した物など、じっくりと見れば、それなりに資料や展示は有るのだが...

小一時間も掛からず見終わって土産物も買わずに出る。そこから港に向かう。
天気が悪いので外を散策するのは億劫なので下関の水族館に行くことにして港に行き、連絡船に乗る。
連絡船とはいっても5分くらいと乗船時間が短いので渡し船みたいなもの。乗船人数もそれほど多くはない。
ナビ(ガーミン)で見ていると速度は30kmくらいのようだった。  
門司港
連絡船

下関の唐戸港に着き、水族館に行くことにする。ここの入館料は1800円だが港の近くにあるコンビニで割引券が有るというので寄って購入。
1500円で割引券を買って行く。入り口が判らず、手前のエレベーターに乗って二階から入った。


下関の唐戸港

入館して中を見てまわる。土地柄、フグ類の展示は多い。クラゲも有った、マンボウが大きいのにはビックリ。
(大小、二匹)シーラカンスの標本が有ったのが印象に残った。他にはカブトガニやアマゾンの大魚のピラルクやスナメリ等。アシカやペンギンも居たそうだが見てこなかった。
関門海峡の潮流を再現した水槽だったか忘れたがイワシの群れが泳ぐ様は壮観だった。
それとフグが砂に潜っているのも初めて知った。
マンボウ、かなり大きい
生きている化石、シーラカンスの標本
フグ
シロナガスクジラの骨格標本

イワシの群れ

後は他の水族館も色々と見ているので、これといって印象に残るものは少なかったが、出口の辺りにはシロナガスクジラの骨格標本が飾ってありその巨大さに驚く。
世界でも数体しかなく、日本ではここにしか無い貴重な物だそうだ。
他にはマッコウクジラの顎の骨も展示されている。昨今は捕鯨も調査捕鯨になって小さなクジラしか捕れなくなってしまったが..

ここも何か買おうとは思ったが、これといって買いたい物もなくて何も買わずに帰ってきた。
港で何か買おうと思ったが荷物になるのも嫌で何も買わず。結局、帰りの便に乗って門司に戻る。
門司港から歩いて関門海峡ミュージアムという所に行く。


関門海峡ミュージアム

入場料は500円で映像も有ったが、サイレント映像(ナレーション無しで10分程度)は今一つだった。
スクリーンが円筒形というのは面白いが..
壇の浦の合戦の人形等が展示されていたが、これといって印象に残る物は無かった。
四階のリアルタイム関門海峡という所で船の操船シミュレーターというのをやってみたが、これも電車同様に難しい。
やはり慣れないと無理なようだ。見終わって一階の海峡レトロ通りという所で少しだけ土産物を買う。

それから門司港の周りを散策し「はね橋」だとかオルゴール屋とか見に行ってみるが何も買わず。
オルゴールも気に入った曲や物が無く、土産物も 気に入った物が無く荷物になりそうな物は買わず、夕方になってきたので宿に向かうことにする。
ナビを見ながら歩くが安いナビを買ったせいで周辺の目印になる建物等の情報が少なく使いづらい。
歩き回っていたら電池は切れ掛かってくるし、どうにも具合が悪い。

日が暗くなってからやっと宿に到着。駅の近くにしておけば良かったと後悔。幸い、宿の隣にコンビニが有ったのでツマミやサンドイッチ等を買う。

宿に着いてチェックイン。今回は一度、博多の宿を取った後でキャンセルしたこともあって予約時にオンラインで支払っていたので支払いは無し。
夕食は宿の中の食事処で摂ったが、どちらかというと食事よりは飲む方がメインみたいで食事のメニューは少なく、鍋と仕上げにウドンを頼み、ついでに生ビールを飲む。

食事の後でインターネットコーナーに行き少しだけネットサーフィンする。
パソコンは2台しかなかったが宿泊客が少ないのか、それともパソコン持参の客が多いのか誰も利用している人は居なかった。その後で最上階に有る風呂に行く。ここはビジネスホテルには珍しく大浴場が有るので泊まった。
ホテルの風呂は洋式で浅く、あまり入った気になれないが、かといって旅館に泊まるのも一人では億劫。
というわけで、こういう宿が有ると嬉しい。

風呂から上がって缶ビールを買って部屋に戻ってテレビを見ながら飲む。
窓の外には関門海峡が見えるが夜景を写真に撮ろうとしても上手く写らず断念。
翌朝は起きてから一風呂浴びて、その後で朝食。バイキングだったがメニューは少なめ。関東では定番の焼き海苔や生卵は無し。

食事をした後で駅までの送迎バスで門司港に向かう。
8時頃では店も開いておらず、そのまま小倉でも行こうかと思ったが何故か博多まで切符を買ってしまい、小倉で途中下車しようと思ったらダメと言われ仕方なく博多に戻ることにした。

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