国宝・姫路城の街、姫路

姫路城

平成15年の3月、少し暖かくなってきたところから出掛けることにし、房総でもと思ったが、これといって行きたいと思う所が見つからず予定を変更。
関西で行ってない所と考え、有馬温泉(兵庫)でも行こうかと思ったが温泉だけと
いうのも味気ない。
それに神戸から片道45分と聞くと、往復で1時間半。温泉に入っている時間も考えると半日が
終わってしまう。
神戸に行くには前回行っているし、気乗りがせず..
結局、姫路に姫路城を見に行くことにした。

初日は夜勤明けで帰り、メール等を見た後で12時過ぎの新幹線に乗ることにして家を出る。
駅について切符を買おうとしたら窓口が意外と手間取っている。2つしかない窓口で、片方は駅員が時刻表を見て調べものをしているから時間が掛かりそう。
前の人間は定期を持っているから乗り越しで清算してもらえば良い
と同行の人間が言っているのにも関わらず、モタモタと切符を買うか迷っている。
こちらは12時6分発の新幹線に
乗るのに12時近くなってくると、間に合うとは思うものの気が気ではなかった。

姫路まで乗車券と行きの新幹線の自由席特急券を通しで買う。
新幹線は2階建てのMAX。何も考えずに乗ったら喫煙席。タバコの嫌いな私は煙が自分の方に流れて来るのは嫌なのだが、乗ってしまってから他の禁煙車両に移って空席を探すのも億劫でガマンして座っていた。

東京で東海道新幹線に乗り換え。出来れば姫路まで乗り換え無しで行けるのが良かったが時間的に無く、弁当を買ってから新神戸で止まる岡山行きの「ひかり」に乗る。

これも既にホームに着いており、知らずに乗ったら喫煙席。禁煙席に乗り換えようかと思ったが億劫で、そのまま乗っていたが紫煙が流れてくると嫌なもの。
吸う人には紫煙は、至福だろうがこちらは吸っている人間に私怨。
(苦笑)

新大阪で新大阪始発の「こだま」に乗り換えようかとも思ったが、乗換時間が10分くらいなのと座れなかった場合を考えると新大阪から姫路までは約50分。
新神戸からは約30分なので新神戸で乗り換えた。それにしても新神
戸駅の両側はトンネルなんて初めて知った。
(前回の神戸の時は新大阪で各駅に乗り換えたので新神戸は通らず)

新神戸駅で「こだま」に乗り換え、姫路駅で降りホテルを探すと比較的簡単に見つかった。20時の予定で予約しておいたのに17時ころ着いてしまい、とりあえず食事をしようと駅の周りを探すが気に入った店が見つからず。
 
駅ビルの中の本屋で神戸周辺のポケットサイズの地図とパソコン雑誌を買った後で中華料理の店に入ってラーメンライスと餃子のセットを食べたが、あまり美味くなかった。
麺のコシが無いというか食感が好みに合わず、オマケ
に餃子に醤油と誤ってソースを掛けてしまいマズイこと。(x__x)

食事をした後でホテルにチェックイン。「旅の窓口」で予約した宿。JR西日本系のホテルだが駅に近く、新しい。
宿に着いてやることも無いので、着替えた後で宿の中に有るコインランドリーで洗濯をしながらテレビを見てビールを飲み洗濯が終わるのを待つ。
30分とか45分というのは、そこで待つには長いし中途半端な時間。

22時半ころに寝たのだが風の音か何かが気になり(大きくは無いのだが、何処から聞こえるのか判らず窓を開けると聞こえなくなる)熟睡出来なかった。

今回の宿「ヴィアイン姫路」

翌日は誕生日。四捨五入すれば既に50になっているから嬉しくも無いのだが..
7時に起き、朝食が7時からとのことで開始時間では混んでいるだろうと思って7時半ころに行ったら空いていた。
ここはパンとコーヒー、サラダが無料。予約無しで食べられる。朝食を摂った後、9時近くになってチェックアウトし出発。
姫路駅に行きコインロッカーに荷物を置こうとしたら100円足りない。仕方ないので売店でボールペンを買
って小銭を作り、それから姫路城に向かって出発。
地図を見ると真っ直ぐ歩いて行けば着くらしい。

しばらく行くと右手に「姫路武蔵記念館」というのが見えてきて、入館無料と書いてあるので入ってみた。
中は宮本武蔵に関する資料やNHKの大河ドラマ「武蔵」の資料や主役の武蔵や、お通のサインが飾って有った。


姫路武蔵記念館
道路脇に有り、入館は無料だった

そこを出て、少し歩くと姫路城と堀が見えてきた。信号を渡って右側から入る。
大手門を通って広場を歩いて行くと右側には動物園が有る。入場料は200円と安いが、ここまで来て動物園を見ても仕方が無いだろうと思って入らず。
左手には「千姫ぼたん園」が有るが、時季外れで見るものも無いと思い、寄
らずにきた。
外に展示してある姫路城の旧、西大柱の展示してある物を見てから入場券を券売機で買い、中に入
る。
この大柱は天守閣まで延びている2本の大柱の内の1本を昭和の改修工事で交換した際の物だそうだ。

(実際は1本物ではなく修理の関係で2本を継いでいるとのこと)
姫路城の旧、西大柱
姫路城の入場券

順路に沿って西の丸から見て歩く。
スリッパに履き替え靴は備え付けのビニール袋に入れて歩くが階段が有ったり
所々、建屋毎の段差が有ったりして注意が必要。
建物自体は、思ったより見るものは無かった気がする。

天守も入ってみたが、他の城と違って資料展示も少なく個人的な感想を言えば城その物を見せる感じで資料等はあまり無い。
城の内部といっても豪華な内装や装飾が施されている訳では無いので過度の期待をして行くとガッカ
リすると思う。
姫路城は見た目は美しいが中は床が水平にはなっていないし、建築的には無理が有るとも聞いた記
憶が有るが、それが蘇ってきた。
姫路城は外から見るには名城だが、中はさほどの物でもないというか素人には良
さが判らなかった。
「播町皿屋敷」で有名な「お菊」の井戸も見て来ようかと思ったが探すのも億劫で行かず。


天守に有る特別公開の「開かずの間」
宮本武蔵が3年間幽閉されていた部屋とのこと

小一時間見学した後で売店で何か買おうかとも思ったが、旅が始まったばかりで荷物を増やしたく無かったため何も買わず。

次に、近くにある「好古園」という庭園を見に行く。入場料は300円と安いが、個人的にはこちらの方が好みに合っていた。広さは1万坪も有る日本庭園なのだが「活水軒」という食事処が有り、そこから眺める池などの景色も中々のもの。
「御屋敷の庭」とか「潮音斎」から見る回遊式の庭園も見もの。池には錦鯉が泳いでいる。そこで行き止ま
りかと思ったら、まだ先が有った。(通り抜け出来る)


好古園の入口には梅が咲いていた


好古園の庭
好古園の庭(左後ろは姫路城)
食事処から見る好古園の庭

庭園の中には梅も咲いており、季節に寄ってはキレイな花壇(苗の庭)も見られそう。
ネコヤナギを見て懐かしくな
ってしまい、思わず写真を撮ってしまった。

ネコヤナギ

他にも「竹の庭」、「松の庭」、「花の庭」、「夏木の庭」、「茶の庭」、「双樹庵」(茶室)、「流れの平庭」、「築山池泉
の庭」等、テーマ別の庭が有って季節に応じて楽しめそう。

好古園を出た後で駅に戻り明石(舞子)に向かう。

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