旅行(秋田)

秋田の竿燈

最近では秋田新幹線の「こまち」が出来てアクセスしやすくなったが、私が行った時はまだ走っておらず山形から奥羽線の特急「こまくさ」を乗り継ぐか、あるいは盛岡から田沢湖線を経由する等しかなかった。
96年の夏、青森から特急の「たざわ」に乗っての秋田入りであった。
なぜ青森から秋田を選んだかというと、かって日本で二番めに大きな湖であった「八郎潟」を見たかったからである。

秋田そのものは山形にいた頃に国道13号線を北上して横手や湯沢といった所に行ったことは有るが、秋田市はまだだった。

横手では「かまくら」の記念館に行きたかったのだが駐車場に入るのに地下だったため断念した。
(この時、車には長めのアンテナが付いていたため地下だと当たってしまうためである)

13号線を走って行くと世界三大美人の誉れ高い「小野小町」、(おのの・こまち)「こまち」の故郷とかいう「雄勝町」
(おがちまち)が有る。

嘘か本当かは知る由もないが、さぞかし美人の多いことだろうと期待したが残念ながら女性を見かけなかった。

秋田駅で途中下車して千秋公園でも行こうかと思ったが、時間が遅くなって暗くなってきたので止め、アトリオンという所に入り地下の秋田産業会館で土産物を買ったり、二階で油絵の絵画展をやっていたので見てきた。
有名な画家の絵も結構有って久々に目の保養をしてきた。
1階の吹き抜けには秋田名物の竿灯が飾ってあり、1日遅けれ ば竿灯祭りが見られたと思うと残念であった。

駅の近くの店に入りビールと「稲庭うどん」を頼む。有名なだけあって腰があって美味い「うどん」である。

本当は「きりたんぽ」も食べてみたかったのだが、土産に買って来たものは今一つ美味くなかった...
機会が有れば再度、本場の味を味わってみたいものである。

帰りは寝台特急の「あけぼの」に乗るため時間を持て余し、駅の売店を見て回り時間をつぶしたが、電車の時間が近付き改札に行ってみると下りの列車が奥羽線の踏み切り事故の影響で遅れ、不通になっているという。

私は上りだが遅れていると聞くと前回の富良野での一件が有るだけに気が気ではなかった。北海道方面に行く人の中には飛行機に変えたり、宿を手配する等の対応に追われる人も少なくなかった。
気をもんだが幸い5分程度の 遅れで発車し、無事に帰途についた。

秋田は山形などに比べると印象が薄いのだが、秋田で買った純米酒の「太平山」・水光(たいへいざん・すいこう)
というのを山形の蔵王での忘年会の会場に置き忘れてきたのが残念でならない。
「特選街」という雑誌のコンテストでも評判が良い酒だけに一滴も飲まなかったのが残念である。

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