子午線の街・明石

明石市立天文科学館と日本標準時の大時計
(直径6.2mの大時計は3代目)

兵庫県明石市、日本標準時の子午線(東経135度)の街。

平成15年3月、姫路の帰りに寄ってみた。明石といえば「鯛」とか「蛸」、それに「明石焼き」と言われる蛸の入った玉子焼きが有名。
それと淡路島を結ぶ世界最長の吊り橋の「明石海峡大橋」。

今回は明石海峡大橋と明石科学天文館(日本標準時を表示する大時計が有る)を見に行った。

姫路を11時過ぎに出て各駅停車の電車に乗って明石海峡大橋の傍に有る舞子駅に行く。
自動改札に切符を入れたら通せんぼをされてしまった。
姫路から熊谷まで通しの切符のため、自動改札では途中
下車の処理が出来ないらしい。
仕方なく改札に周り下車印を押してもらって出る。
 
舞子駅から見る明石海峡大橋付近
左側の橋脚の下から舞子海上プロムナードに入る
舞子海上プロムナードの入口は橋脚の下

舞子駅の階段を降りて下に行ってみたが、橋に行くには改札口から真っ直ぐ通路を進んで行けば良かった。
通路を歩いて行くと右側に「本州四国道路公団」の建物が見える。その奥が「橋の科学館」左前方には橋脚が見えるが、そこが「舞子海上プロムナード」の入口になる。

まずは海上プロムナードを見に行くことにして券売機で入場券を買う。500円だが、「橋の科学館」と「孫文」の記念館か何かの3カ所に入れる共通券も有る。
3カ所行くなら、共通券がお得だが私の場合は海上プロムナードと橋の
科学館なので700円で済むため、共通券は買わなかった。

中に入りエレベーターで上に上がる。しかし、これといって見るような物は無い。
橋の上を歩けるが距離は短く、大
鳴門橋のように「渦潮」が見られる訳でもなく張り合いが無い。
夕日とか見るには良いかもしれないが..

4月からは工事中の場所にガラス張りの所に1本橋のような通路が出来るとのこと。

橋の上に喫茶コーナーが有るが、それ以外に見るような物は無く、サッサと降りてきてしまった。
途中にはガラス張
りで海面を見れる所が2カ所有るが、見ても面白くもなんともない。
(苦笑)鳴門のうず潮なら見甲斐が有るが、何の
変哲も無い明石海峡を見ても..
橋の上は吹き抜け?になっているので天気の悪い日は止めておいた方が無難か
もしれない。
それと車が走るたびに揺れるのも気持ちの良いものではない。


橋の下が覗けるガラス張りの床

橋の上を歩くなら大鳴門橋をお勧めしておく。距離は長いが「鳴門のうず潮」が見られる。
個人的な感想としては明石海峡大橋は世界最長の吊り橋という以外に、価値は見いだせなかった。
見る分には良いが、上ってまで見る橋でもない。

それから「橋の科学館」に行く。ここも、前回に鳴門で大鳴門橋の記念館を見ているだけに目新しい物は無く、少し見ただけで出てきてしまった。
ここにはギネスブックの認定証が飾られている。売店も有ったが何も買わず。

風洞実験に使った40分の1とかいう模型が有るのだが、何処に有るか気がつかず見て来なかったが、後でパンフレットを見たら頭の上の方に有ったらしい。
そんな上の方なんか見てなかったよ。(苦笑)
橋の科学館は本州四国道路公団の裏側
橋の科学館の入場券

舞子から明石に戻り、「天文科学館」を目指して歩く。目印は日本標準時の大時計。
SEIKO製で現在の物は3代目とか? 

線路に沿って歩き、正面に大時計が見える所から入ろうと思ったら、お寺の境内に出てしまい、??
地図で確かめたら、突き当たりの道を左折して建物の右側から入って行く感じ。

ここの入館料は700円。とりあえず目当てのプラネタリウムを見に行く。プラネタリウムは2階に有る。
プラネタリウムなんて小学校の5年か6年頃に帯広市の児童会館で見たきりなので、30数年振り。1時間ほど見ていたら眠くなってきてしまった。
ここは350名が入れる。ドームは天井までの高さが13mとか?でも、平日という
ことも有って見ていたのは10数人。
後日、貰ったパンフレットを見ていたら、このプラネタリウムはレンズで有名な
旧・東ドイツのカール・ツァイス社の物とのこと。
昭和35年に開館以来、使い続けているそうだ。国内に有るカール
・ツァイス社製のプラネタリウムの中では唯一の東ドイツ製とのこと。

明石市立天文科学館のプラネタリウム
(昭和35年から使われている旧・東ドイツのカール・ツァイス社製)

それからエレベーターで13階の展望台に上り、明石海峡大橋等を眺める。14階は360度のパノラマが見られる。
この上は天体望遠鏡が有るそうだが昼間は入れず。
日本標準時の大時計を制御している装置も見られるようにな
っているが、これは「電波時計」ではなく総務省の通信総合研究所(CRL)から電話回線で送られてくるJJYの時報信号で制御されているとのこと。
大きさは直径が6.2mとのこと。
これが大時計の制御部
明石市立天文科学館から見る明石海峡大橋

駅の近くの明石公園に行くことも考えたが、これといって目ぼしい物も無さそうなので寄らず駅の近くで昼食を摂る。
鰻重とチキンカツの定食を食べたが千円と安かった。ウナギもパリパリと美味かった。
食事の後で土産に赤穂の「志ほ万」という饅頭を買う。他にもお菓子は有ったのだが、どれが明石の名物か判らず買わなかった。
どうせ西明石の駅に行くから、最終的にそこで何か買えば良いと思っていたのだが..


明石駅の近くで食べた定食

明石から各駅で西明石に着き、下車。新幹線の切符を買おうと思ったら降りた所が新幹線とは反対側の改札口で離れており、歩くはめになってしまった。
新幹線の西明石駅の近くは通路の両側に自転車が置かれていて歩き
づらい。
新幹線の時間の1時間近くも前に着いてしまい、やることも無い。

新幹線の特急券を買うのに自由席にしようか指定席にしようか迷ったが、座れなくても嫌だと思い指定席を取る。
幸い、禁煙席で2人掛けの窓側は無いものの、3人掛けなら空席が有ると言われ無事に取れた。
売店で明石の最中と羊羹の詰め合わせを買う。穴子の蒲焼?が有ったが思ったよりも高い。改札を通ってホームに行ったら売店はおろかジュース類の自販機も無い雰囲気。
ガーン! 下で何か買っておけば良かった。失敗した
なぁ...

結局、土産に買ったのは「志ほ万」と羊羹と最中の詰め合わせだけ。他には何も買わなかった。(;_;)
新幹線に乗ったら最初は空いていたものの新大阪を過ぎた辺りから混んできて満席に近い状態。
やはり指定席を取っておいて正解だったか? でも窓際だと車内販売とか買いづらいんだよね。
ゆっくり寝ていられるというメリットは有るのだけど..
新幹線の中で寝ていようと思ったのだが寝つかれず、眠れなかった。

東京に19時半頃に着き、各駅で帰るのも億劫で新幹線で帰宅。
当初の予定では21時頃かと思っていたが、20時
過ぎには着いてしまった。

時間を掛けて行った割りには、あまり収穫(感動とか満足感)の無い旅だった。
やはり疲れて余裕の無い時は行かない方が無難ですね。
何も見ても感性が鈍くなってしまって無関心になってしま
い面白く有りません。

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