2005愛地球博
(一部の写真は携帯電話の画像のため見づらいです)


愛地球博の北ゲート付近

平成17年5月中旬、愛地球博(愛知万博)に行ってみた。
その日まで夜勤が3連続で、腰も痛くて、やっと休暇を取ったので静養すれば良かったのだが他の休みの予定を考えると今が一番良い時期かと思い行ってしまった。

日帰りでは行き帰りの時間と滞在時間を考えるとキツイので宿を取ろうと思ったが、意外にも名古屋近辺の宿は大抵が満室。
天気も良くないような予報だったため迷ったのだが、夜勤明けで帰って来て支度をしてから宿を調べた
らその前の日に有ったはずのカプセルホテルさえ空室が無くなっていた。
諦めきれず、インターネットであちこちを
調べたら一軒、市内で空室が見つかり慌てて予約。
22時頃だったにも関わらずその日のうちに返事が届いて予約
完了。

とりあえず朝、出掛けることにし、目が覚めたら5時前。朝食を食べて駅に行き切符を買う。
自由席で名古屋までと
言ったら熊谷から名古屋まで新幹線になっていた。
帰りも自由席かと聞くので、流石に名古屋から自由席だと座れ
ないと2時間近く立ったままなので、これは辛いから行きだけにしてもらい7時頃の上越新幹線に乗る。

2階建てのMAXのお蔭で何とか座れたが場所を確認しなかったため喫煙席。
タバコを吸わない私には苦痛だった
が腰は痛いし背に腹は変えられず。
東京まで行って東海道新幹線に乗る。あまり遠くまで行く列車だとウッカリ寝て
乗り過ごしてしまって博多や広島だったりなんていうのではシャレにならないので新大阪止まりにする。

それでも「のぞみ」だったので(最近は「のぞみ」にも自由席が有るんですね、知らなかった)2時間掛からずに名古屋に到着。
寝過ごしてはいけないとラジオでFMを聞きながら居たせいで眠らずに済んだ。

名古屋からは「エキスポシャトル」というリニモで会場まで行ける往復の切符を売っていたので、これを買う。
往復で大人は1300円。とりあえず駅のホームで名物の「きしめん」を食べるが関東の人間には少し味が薄い。

名古屋駅から万博八草という所で電車を下り、リニモに乗り換え。リニモは一本遅らせたので座れた。
乗ってみた感じは東京の「ゆりかもめ」のようなもの。
あまり大きくないし人もそれほど乗れない。ただ、本数だけは
ピストン輸送なので、あまり待たずに乗れる。
(多客期はシャトルバスも出るようだ)乗り心地はリニアモーターカー
だから良いかと期待したが、それほどの物でも無かった。
無人運転かと思っていたら運転手が居た。


画面中央を走っているのが「リニモ」

会場に着いたら11時ころ。当日券の入場券を買うにも並ばねばならない。開場前じゃないし平日だから、それほど待たないが(9時から22時まで)入口の左側の方にスピード写真を撮るコーナーが有ると思ったら全期間入場券に貼る写真を撮るためのものだった。

入場券売り場で入場券を買う。自販機ではなく手売り。大人の当日券は4600円と、ちと高い感じ。
しかも入る前に
手荷物検査や金属探知機による検査。まるで空港で飛行機に乗るのと同じ扱いだった。
ペットボトルの持ち込みも
出来ないのを知らずに没収? されていた人もいた。
入場券は自動改札のように機械に通す。

それから入場しコインロッカーに荷物を預けるが、奥の方しか空いていなかった。

手始めにガスパビリオンに行くが、行列の最後で80分待ちとのこと。列に並んで見たが、内容はマジックシヨーだが思ったほどでもなく(映像で津川雅彦等が出演)展示もロクに見ないで出てきた。その後、隣にある「夢みる山」のNGKのウォーターラボという水を主題にしたパビリオンに入ってくる。
ここは、あまり広くはないが、3Dの画像等でそ
れなりに楽しめて良かった。待ち時間にもペットボトルを2本接続して上の水を下に移す実験とか飽きさせない。
水を一瞬にして凍らせる実験や水から雲を作るとか、ダイヤモンドダストの映像とかが記憶に残った。

「夢みる山」の「めざめの方舟」という映像の整理券を配っていたので貰う。トヨタや日立館等も見ようかと思ったが待ち時間が長そうなのでパス。

NGKウォーターパビリオン

2時間近く待ち時間が有るため、何か食べようかとも思ったが意外に混んでいるようで億劫になり止める。
電力館の演し物が良さそうなので並んで見る。ここはトロッコ風の乗り物に(3人掛けの席が2列)乗ってトンネルの中を探検する感じだが、中々良かった。
万華鏡のような景色とか、途中で向きが変わったり趣向を凝らしていた。

最後の方では乗っている自分の写真が映し出される。注意書きで閉所恐怖症、高所恐怖症等のある人は避けてくれとあった。
 
ワンダーサーカス電力館
こういう乗り物に乗って見る
中で見られる展示(これは竿燈と「ねぶた」)
こちらは「ねぶた」

こういった物が次々と現れてくる。

そこを見終わった後で時間の掛からない外国館を見ることにする。オーストラリア館は並んでいたのでパス。

ラオス、マレーシア、ベトナム、ブルネイ、南太平洋共同館(ここはシャコ貝の水槽が水温の関係で未だ入っていなかったのが興味深かった。
それとトンガのカヌーの展示等が興味深かった)、タイ、カンボジア(アンコールワット関
係とシルクの機織りや石像の彫刻の実演)、ニュージーランド、シンガポール館を見てから「夢みる山」のテーマシアターを見に行く。
ここは四方を囲む139体ものの六将の巨大擬人像が有るというので、どんな映像が見られるのか
と期待したのだが天井と床にも映像が表示されるが何の変哲も無い映像にはガッカリ。

中央に下がった「汎」(ぱん)との関係も何も説明が無いし、意味不明。見る場所も周りを取り囲むようなスロープを上がって行って見るだけで席も無し。
ハッキリいって奇をてらっただけで期待外れだった。


めざめの方舟

ここを見た後でキッコロゴンドラ(大人600円、エキスポシャトルの切符を見せると400円になる)に乗り北ゲートと対極にあるグローバルコモン4(ヨーロッパ)に行く。
キッコロゴンドラは6人乗り。結構、高さが有り見晴らしは良い。

私の隣と向かいに座ったカップルは中国の人みたいだった。(会話が中国語みたいだった)


キッコロゴンドラの乗車券

何か食べようかと思いながら結局、何も食べず。香りの売店もあったが何も買わず。
オランダ館の前でミッフィーの着ぐるみが居たので誘われて入ってしまった。中はシッカリと自国の観光をPRしていたが悪くは無かった。
ここは椅子はあまり無く、床に映る映像を見る。次にポルトガル、ルーマニア。アイルランドは
修道院等、キリスト教関係の展示が多かった。


オランダ館のミッフィーは人気者

ポーランドは、町の紹介映像を見せたりしていたが女性ガイドが英語で話すだけなので今一つ。
その割には混んでくると日本語で「スミマセン」とか言って誘導していたが、なんだかなぁ?日本語で案内してよ..
(^^;)

ロシアは宇宙船の実物大の模型とか鉱物等の展示が目についたが、あまり詳しくは見ないで出てきてしまった。
マンモスの発掘のビデオか何かの上映も有ったようだが..

イギリス(UKパビリオン)はイングリッシュガーデン等、ここもあまりよく見なかった。ヤモリ等の動きを解析して、それを機械的に表した模型?とか有ったが..
スイスは少し待ったが展示は今ひとつ。昔、軍隊で使っていた懐中電
灯を改造したという翻訳機を渡され、それを光センサーに向けてライトを照らすと音声案内が流れるが、いま一つ興味の無いものばかりだった。
最後のアルプスの山の景色をバックに写真を撮れるコーナーは良かったが..ベル
ギー、北欧共同館もあまり印象に残らず。

ロシアを見た後で戻り、アマチュア無線の有る「ワンぱく宝島」の有る「遊びと参加ゾーン」に行くが、こちらはあまり人も居ない。探し出して行ったら無線コーナーは隅の方で人もスタッフ以外に見物客も殆ど居らず。
 
スイス館はスイスの山のセットをバックに記念撮影可
アマチュア無線の特別記念局、8J2AIのコーナー

とりあえず運用させてもらうことにして無線従事者免許証とJARLの会員証を見せて、7MHzのSSBを運用。
夕方の6時過ぎのせいかCQを出してもあまり呼ばれず。
30分で10数局しか出来ず肩すかし。百万円もする無線
機(ICOMのIC-7800)を使わせてもらったがツマミやスイッチが一杯有って使い方が判らず。


8J2AIの運用証(これは運用した人が記念に貰える物で「交信証」ではない)

その後、三菱未来館に寄ってくる。ここも映像が迫力が有って良かった。ロボットのWAKAMARU君も愛嬌が有って良かった。
最後にJR東海の超電導リニア館を見て終わりにする。夜は少し肌寒かった。
愛知万博会場の夕景
JR東海の超電導リニア館のリニアモーターカー(実物)

宿に20時頃にチェックインとの予定で連絡していたので遅れる旨の連絡を入れてから記念にモリゾーのマスコットやストラップ、お菓子等を買うが混雑していてジックリと選んでいられなかった。


三菱未来館のロボット「WAKAMARU」君

その後、リニモに乗って万博八草から名古屋駅までエキスポシャトルで戻り、名古屋駅から宿の有る丸の内まで戻ったが行き先を間違えたようで違う路線に乗ってしまい(本来なら乗り換えなしで2駅)が乗り換えるハメになってしまい、食事処も閉まって満足な食事も出来ず。
宿の近くの牛丼屋で牛丼を食べて終わり。ちと悲しかった。

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